表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/61

21話 水馬ケルピー

再開しました。


たくさんの感想、お気に入り、評価、そしてアクセスありがとうございます!


感謝です(^-^)/

昨日、私はアイロネの塔に着いて初めてお祖母様と会いました。

お祖母様はとってもいい人でした。


そしてパルス家とアイロネの魔法使いとの和解のためにお祖母様の養子になったことで、私はシオン・ブロッサムとなりました。


パルス家の家名を名乗れなくなったのは、ちょっと寂しいです。

もう少ししたら、もっと寂しくなるでしょうか?

うん、それはそのときに考えましょう。


今朝はいつも通りの時間に起きました、早起きの習慣が身に付いているのです。

そしていつも通りに呼吸法をしてからアイロネの魔法使いのローブに着替えます。


今日は気分的に白にしましょう、銀髪碧眼の私にはそれなりに似合うはずです。

本当は私に合う色は濃いめの色ではないかと考えています。

同じ銀髪の母上は黒い服が似合っていましたので、私も一番似合うのは黒だと思っています。


コンコン。


「どうぞ。」

「おはようございます、シオン様。」

「おはよう、セバス。」

「シオン様、朝食の前に見せたいものがございます。一緒に外へお越しください。」

「はーい。」


なんでしょうか?

リビングに入るとお祖母様がすでに着替えを済ませて待っていました。


「おはようございます。」

「おはよう、シオン。ん〜白もいいわね。

今日のお披露目にぴったりの色だわ。」


お祖母様にも褒めてもらいました。

お披露目とは、今日開催される長老会という会議でパルス家から養子としてここに来た私を偉い人たちにお知らせすることを指すのでしょう。昨日聞きました。


セバスとお祖母様と三人で塔の最上階の部屋を出ました。

聞いたところによると、塔に住んでいる魔法使いは少ないそうです。

でも、研究のため教室に寝泊まりしていく人は多いそうです。


最上階から円盤エレベータを使って一階まで降りて外に出ました。

しばらく歩いてからセバスが振り返り、塔を見上げるように言われました。


特に何も……


ゴゴゴゴゴッ。


おお!


塔の周りに螺旋の階段が出来ました!

しかも二重?


パカポコ!パカポコ!


その坂を馬?が上に向かって登って行きます、何頭も何頭もです。

あれはたしか、以前図鑑で見たような気がするのですが。


「水馬ケルピーよ。最上階の上のタンクに今日塔の中で使う水を運んでくれているわ。」


あれがケルピーか。へー!すごい面白い!

ケルピー達は列をなして螺旋階段を登り降りしています。

登りのケルピー達は何と言うか、ブタみたい(笑)

でも降りるケルピー達は仔犬みたいです。

想像するに上でタンクに水を吐き出してくるのでしょう。


「あのケルピーは飼いならしているの?……のですか?アイロネ様。」


お祖母様のちょっと非難するような視線で気が付いて言い直しました。

そうでした、外では馴れ馴れしくできないのでしたね。


「違うわ、ケルピーは精霊の一種。契約により対価を払って働いてもらっているの。」

「対価ですか。」


うーん、色々聞きたいけど外だと話しをしにくいな。部屋に戻ってから詳しく聞くことにしよう。


それから私はもう一度ケルピーを見ようとして塔の方を向き…こちらに向かって近寄ってくる人物に気が付きました。


「おはようございます、アイロネ様。」

「これはこれは。おはよう、テレサ長老。」


お祖母様にテレサ長老と呼ばれた人は、金髪緑眼の非常に美しい女性でした。

長老という言葉が似合わない若々しい人です。


「そちらが、パルス家から来た子ですね。」


「ええ、この子のことはシオンと読んでくださいな。それより、何か御用かしら。」


お祖母様は怪訝な顔をしています。

恐らくこんな朝早くこんな場所で会うような人ではないのでしょう。

テレサ長老はお祖母様の耳に顔を寄せて、ごにょごにょ何かを伝えました。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ