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2話 あかるいかぞく

ありがとうございます!!


早速、たくさんの方に読んでいただいて感激です。


お気に入りをしていただいた方、三歩はお気持ちを無駄にしないよう頑張りますね!


みなさま。感謝・感謝・感謝です。



”薄れゆく意識の中、私は誰かに優しく抱きしめられたような気がした…”。


それが私が覚えている前世の記憶の最後…。


コンコン。


「シオン様、失礼いたします。」


今の私…シオン・パルスという名の5歳の男の子は、ベットの上で瞑想するかのように座禅を組んでいました。


今の私、と言ったのは前世の記憶があるからです…どうやら転生というもののようです。


正直ビックリしました。


「おはようございますシオン様。」


「おはよう、セバス。」


私を起こしにきてくれたセバスは、我が家に仕える執事です。


白い髭を生やした初老の紳士で、終始にこやかな笑顔をしていています。


そんなセバスを私は大好きで、身の回りのお世話は全てセバスにお願いしています。


私は既に1時間ほど前には起きていて、毎朝の日課となっている”呼吸法”をしていました。


前世でいうと、ヨガとか気功法に似ているのかな?やったことなかったからよくわからないです。


母上が”美容と健康に効果があるから毎日やりなさい”と言うので、3歳の頃から続けています。


男の子に美容もなにもないもんだと思わなくもないのですが…。


正直効果もよくわからないです。


それでも母上が喜ぶので…コホン!


「朝食のご用意が出来ました。」


「はあい。」


私は呼吸法を切り上げて、身支度を調えてから食堂に向かいました。


「おはようございます!」


「おはようございます、シオンちゃん。」


「おはようシオン‼」


私の名に”ちゃん付け”したのが母上で、呼び捨てたのがダン兄です。


ダン兄は、年が一つ上の兄貴で私と非常に仲がいいのです。


食堂には専属の調理人が用意した食事が並べられており、私は豊穣の女神に感謝の祈りを捧げてから食べ始めました。


調理人や執事、メイドなど人を雇える…そこからわかるように我が家は裕福な家庭です。


父上はフリード・パルス子爵、つまり貴族さんです。


母上の名はコルネリアといいます。


この二人の間に生まれた子供は、私を含めて男子が3人です。


長男のアーサー兄、次男のダン兄、そして三男の私、シオン。


兄二人は父親と同じ茶色の髪に緑の目をしています。


私は母親に似ていて銀髪碧眼です。


ちなみに、ここはパルス子爵領にある本宅で母上とダン兄、そして私の3人が住んでいます…ああ、使用人達の数は含んで無いですよ。


父上と10歳になるアーサー兄はこの国の王都で暮らしています。


父上は仕事のため1年の半分は王都で生活しています。


アーサー兄は王都にある学校の寄宿舎にいます…貴族の子供は10歳になると王都の学校にいかなくてはいけないそうです。


ダン兄も私も10歳になったら行くのだと聞かされています。


「シオン!たべおわったら勇者ごっこしようぜ!オレ勇者〜!」


「え〜!またぼくがまおうするの?」


「だってしかたがないだろ!シオンが弱っちくって負けるんだから!勇者が負けちゃダメじゃん!だからオレが勇者~!」


確かにしそうだけど…根本的なところで間違ってないですか?勇者サマ(笑)



読んでいただいてありがとうございます。


序盤はどうしても設定を多く書いてしまいますね。


読みにくくなかったですか?

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