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16話 実家からの手紙

今日は7月1日、清々しいいい天気です!


私、シオン・パルスはもうすぐ7歳になります。


私は7月7日生まれなので、7が3つ集まる今回の誕生日は何かをいいことがあるような気がします…勝手な想像ですけどね。


今日の午前中は貴族紳士のたしなみを勉強をしました。


昼食を取り、午後はダン兄と勇者ごっこをしようとして屋敷を出ようとしたとき、父上と一緒に王都にいるはずの騎士がやってきました。


父上は大事な手紙や品物を運ぶときは、民間の運び屋さんではなく配下の騎士を使います。


王都にいる父上から母上への伝言役のようです。


なにかな?っと気になったダン兄と私は遊びに出かけずに玄関の近くから母上の様子を見ていました。


「…子爵様のところに…ご実家から…手紙…」


ちょっと離れていたので詳細は聞き取れませんでしたが…。


あの騎士は父上が信用している騎士さんで、ただの伝令のために馬を走らせるような方ではありません。


つまり、父上からの伝言の内容と母上が受け取った手紙の内容は、きっと重要なことなのでしょう。


受け取った手紙を読み進めるうちに…母上の顔色が悪くなっていくのが見て取れました。


「…確かに受け取りました。

主人に伝言を頼めるかしら…コルネリアがしっかり用意をしておきますと。」


手紙を運んできた騎士は母上に一礼をすると屋敷を出ました。


屋敷を出るときに…玄関にいた私の横を通り過ぎるときに一瞬、私と目が合いましたが、すぐそらされてしまいました。


そう…騎士さんは間違いなく私を見ましたよ。


窓から外を見ていると、騎士は厩の方に行きました。


その騎士は乗って来た馬を変えて別の馬を手配し、直ぐに出発する準備にとりかかりました。


休みも取らないで戻るなど、ただ事ではありません。


いったい…。


父上からの伝令を受けた母上は、私たちを自室に呼びました。


二人ともお座りなさい…と母上は少し元気のない声で私とダン兄をソファに座らせました。


母上付きのメイドにお茶の用意を指示してから、母上もソファに…私とダン兄の間に座りました。


「父上が帰ってくるわ、アーサーも…。」


「シオンの誕生日のために?」


「そうよ…あのね……ふぅ。

私の母親のアイロネ様…貴方たちのお祖母様が…シオンを引き取りたいって言ってきたわ。」




私は息を呑みました…引き取る…つまり…。




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