第2話
あれから数日後、ロクタはいつもと同じように、坑道に入り浸り鉱石を採掘していた。自前の採掘ドリルを用いて周りの岩石を削った後、小型ピッケルを使い丁重に鉱石を取り出す。
「ふぅ」
採取した鉱石をトロッコに乗せ、一息する。
「ほいよ、水」
「助かる」
並んで採掘していたスコラットが水の入ったポッドをロクタに差し出す。
「うわああああああああ」
彼が水を喉に流し込もうとしたその時、坑道内にこだまする悲鳴。ロクタは飲むのを止め、ポッドを地面置くと、悲鳴のした方向に向かって走り出した。
「た、助けてくれぇ」
案の定、一人の採掘士が一体の地底生物に襲われている。ロクタが即座に腕の蒸気圧砲を構えると、スコラットが背後から呼び止めた。
「ロクタ、そいつは……」
「まぁ、見てなって」
ニっと微笑むと、ロクタは引き金を引いた。すると、バスンという軽い音を立てて弾丸が発射された。弾丸は一直線に飛ぶと、でかいバッタモドキの頭に命中する。バッタモドキはキュウと弱弱しく鳴くと、パタリと倒れた。「おお」と、他の採掘士から歓声が湧く。
◆
外に出た二人は風を浴びながら、鉱山の展望台で話し込む。
「弾を変えた?」
「ああ、この前撃ち出した一発は、蒸気圧を最大まで上げた上、貫通力の高い弾を使っていた。あれだと、威力は申し分ないが、とても坑道内では使えない。そこで、一歩改良を試みたのがあれってわけ。あれなら、的を貫いて天上にぶち当たることもないしな」
「へぇ。お前も研究熱心だな。まぁ、そのおかげであの作業員は助かったわけだし」
スコラットは天を仰ぎながら、柵にもたれた。
「それはそうとスコラット。今晩、ちょっとお願いがあるんだけど……」
「お願い?」
「今夜の晩飯、奢ってくれないか?」
「え?」
「頼む!」
「頼むったってロクタ。お前、この間上からたんまり貰ったばかりじゃないか」
そう。ロクタはロック・ギラーの飛空艇を撃ち落としたことで、都市の上層部からその多大な功績を評価され、相当な額の報奨金を受け取っていた。
「なんでまた」
それを知っている以上、彼にしてみれば当然の疑問である。無論、ロクタがこうして頼み込んでくる時は、金欠の時以外他にない。
スコラットに突っ込まれると、ロクタはもじもじしながら答えた。
「いやぁ、それがですね……蒸気圧砲の改良にいろいろと費用を投じまして、もうすっからかんなのですよ」
「す、すっからかんて!あれ全部か!? 」
「は、はい……」
と、ロクタは目を逸らし、申し訳なさそうに頷く。呆れたと言わんばかりにスコラットはため息を漏らすも、景気良く声を上げた。
「よし! じゃあ今晩、久しぶりにガジーさんの店に行ってみるか。ここんとこ忙しくてあまり行けてなかったしな」
「おお、じゃあ」
ロクタは期待に満ちた目を爛爛と輝かせる。
「しゃーない、奢ってやるよ」
「おお、恩に着るぜ」
二人は胸を躍らせつつ、夜を待った。
◆
その夜、二人は街の中央にある老舗の料理屋、『蒸気と酩酊』にやってきた。ここは旬の食材を使ったオーソドックスな料理から一風変わったものまで楽しめる。蒸し料理が名物な事でも有名だ。
ーーチリン。
扉を開けると、入店を知らせる鈴が心地良い音色を奏でる。
「お、誰かと思えばお前たちか」
「ガジーさん。お久しぶりっす」
「腹……減った」
二人はカウンターの席に着く。迎えてくれたのはスキンヘッドにカイゼル髭が良く似合う屈強な体躯のこの男。店のマスター、カジーである。
「本当に久しいな。何日ぶりだ?……って、んなこたぁどうでもいいか。せっかく来たんだ。今日はたらふく食っていけ」
「それじゃあ、とりあえずおまかせで」
「あいよ!」
威勢の良い掛け声と同時に調理を始めるカジー。食材を炒める音、スパイシーな香り、立ち上る湯気。そのすべてが食欲を刺激する。
しばらくして、おまかせした料理が次々と出来上がる。山猪の煮込み、川海老グラタン、峰菜の香辛料炒め、蒸した地下芋。すべてここでしか食べられない品ばかりだ。
「いやぁ、こいつは美味そうだ。なぁ、ロクタ」
「うん。うまいうまい」
スコラットが目で堪能する間、既にロクタは料理を口いっぱいに頬張り、モグモグしている。彼らしいと言えば彼らしい。それを見ていたカジーは大笑いする。
「ガッハッハ! どうだうめぇだろ? ちょいと塩を変えてみたんだ」
「塩?」
「最近、上で新しく見つかった岩塩を使ってみたんだ。前のやつより甘味があって、食材の風味をより際立たせてくれる」
「へぇ、そんな違いが……確かに、以前と比べて味に深みがある」
「まぁ、採掘量に限りがあるってんで、そんなに安価なもんじゃねぇが、ウチではこれからも使っていくつもりだ」
「なるほど、じゃあ自分らもよく味わっていただかないとだねぇ」
貴重な資源のありがたみをしみじみ感じていると、ロクタが横から小皿を突き出した。
「マスター! おかわり!」
「お前、話聞いてた?」
カジーはまた、大声で笑い出した。
食事を終え、マスターとのんびり世間話に花を咲かせていたのも束の間。突如、街に警報が流れた。
「け、警報!?」
「まさか、ロック・ギラーの残党か!?」
「いや、違う。この音。採掘士への緊急招集命令を知らせるものだ」
「でもそれって、相当ヤバい状況じゃないと鳴らないやつなんじゃ……あっ」
「そう言うことだ。ともかく行ってみよう。マスター、来たばかりで悪いけど。今日はこれで」
「気をつけてな」
二人は店を飛び出した。
その後、一度自宅まで戻ったロクタはスコラットと共にギアっちに乗り込む。
「まったく人騒がせ奴らだぜ」
ロクタはやれやれといった表情で三輪トライクを走らせる。
採石場に到着すると、すぐに警備隊の一人がこちらに駆け寄ってきた。
「お前たち、よく来てくれた」
「何かあったんすか?」
スコラットが尋ねる。
「ああ。新鉱調査地に、侵入者が現れた」
「侵入者?」
「見張りは万全のはずだったが、一体どこから入り込んだのか。面目ない。けど、早々に取り囲めば、まだ確保できる段階のはずだ。協力頼む」
警備隊に言われるまま、二人は犯人を確保するべく、新鉱調査地に入る。
新鉱調査地……それ即ち、あの未知のエネルギー資源を採掘している場所だ。入って早々に驚く。出迎えてくれたのは、巨大な掘削機。そして、その周囲に張り巡らされた人が行き来するための梯子。まるで一つの要塞のようだ。
「おーい」
「お?」
迫力ある掘削機に感動していると、遠くの方で別の警備隊の一人がライトを持ってこちらに手を振ってる。
二人は警備隊の元まで走る。
「やあやあ、来てくれたんだね」
警備隊の男は上機嫌に二人を迎える。
「状況の方は?」
「例の侵入者の行方なんだけど、どうやら坑道内に入り込んだみたいなんだ。今、無線で他の採掘士にも通達したけど、到着までにもう少し時間がかかる。坑道内じゃ、うかつに銃は使えないし……何より専門外だからね。お願いしていいだろうか?」
「任せてください。よし、じゃあ行くか」
スコラットに呼びかけると、警備員が口を挟んだ。
「ああ、一人は入口で待機してもらえるかな? もし行き違いで外に逃げ出したとき、一人いてくれるとこっちも心強いからさ」
確かに、彼の言い分にも一理ある。二人同時に入って、万が一外に逃げられたら警備隊の戦力で抑え込めるか分からない。他の採掘士は現在、広範囲に散っているため坑道入り口前は手薄になっている。
「行って来いよ、ロクタ」
「いいのか?」
「何言ってんだ! 今こそソイツの真価を見せつける時じゃないか。いいから、こっちは任せとけって」
ロクタは左腕の相棒を見つめると、小さく頷いた。
「……分かった。行ってくる」
ヘッドライトをつけ、ロクタは坑道内へと進んだ。
◆
それにしても、随分と広々とした坑道だ。道内の直径は通常の坑道と比較しておよそ二……いや、少なく見積もっても三倍はある。坑道内はまだ開拓途中で、上盤を支える柱以外、何も設置されていない。見たところ、ここに未知のエネルギー資源が眠っているとも思えないが、ここの開拓に全神経を注いでいる。おそらく何らかの当てがあってのことだろう。でなければ、こんな大胆な策には踏み込めない。ただ予算を無為に費やすだけだ。
とはいえ、本来であれば立ち入り禁止区域のところ、こうしてじっくり見て回れるのはある意味特である。こんな機会めったにないんだ。せっかくだし、侵入者を見つけるまでの間、のんびり見学しようじゃないか。
それからしばらく。周囲の殺風景な景色にも飽いた頃。この坑道の不明瞭さが浮き彫りとなる。ヘッドライト一本を頼りに、どうにかここまで歩いてきたが、まだ侵入者とおぼしき人物は見つからない。本当にここに入り込んだのか?
警備隊の見間違えの可能性も頭に過りつつ、無心で足を進めた。
さらに歩き進めるも、やはり肝心の侵入者は見当たらない。やはり警備隊の見間違いだったのだろう……諦めて引き返そうとしたその時……ライトに人影らしきものが映った。
「だっ、誰だ!」
慌てて蒸気圧砲を構えるロクタ。風を切るように何かが動く。直後、背後に人の気配を感じた。ロクタは瞬時に振り返り、再度蒸気圧砲を構えようとする……が、時既に遅し。
「ぐほっ」
体にほと走る衝撃。ロクタは地面に倒れ込む。何かが上にのしかかる。頭につけたライトがその正体不明の存在を明かす。
「え?」
そこに映し出されたのは、一人の少女だった。白地のインナーにコルセット。腕にはギアのついた重厚感のある手甲。数秒目にしただけでも、ただ者でないことは予想できる。
「女の……子?」
少女は邪気のない涼しい面持ちでこちらを覗き込むと、赤みを帯びたショートヘアを搔き分け、一言言葉を発した。
「あれ? 君、あの怖いおじさん達じゃないね?」
「な、何を言って……」
「う~ん……やっぱり。君は悪い人じゃなさそう」
そう言いながら、少女は倒れたままのロクタにギリギリまで顔を近づける。頬に触れる吐息と、その鉱石の如く金色に輝く瞳を見ている内に、ロクタは段々と顔を赤らめ、彼女のを振り払うように跳ね起きた。
彼の動きを感じると、少女は華麗な身のこなしで彼の体から離れる。
「もー、いきなり何すんのさ」
ロクタは息を荒立て、蒸気圧砲を構えた。
「お、お前。例の侵入者だな!? 大人しく投降しろ! さもないと撃つぞ!」
「無理だよ」
「な、何?」
「君には撃てない」
砲口を向けられながらも、少女は半目で彼を見つめ、平然とした様子で意味ありげな言葉を言ってのけた。深い意味は分からないが、その言葉は少なくとも彼の気を荒立てた。
「う、撃てないって……どういう意味だそれ?」
「そのままの意味だよ。君には、私を撃つことはできない」
少女は無表情のまま、ロクタに近寄る。その歩みに、ロクタは彼女から底知れない威圧感を感じ取った。
「と、止まれ!」
普段は冷静沈着な彼も、この時ばかりは何故か焦りが見える。
だが、少女は止まらない。一歩一歩、ゆっくりと彼に近づいていく。
「や、やめろ……」
声が弱弱しく震える。それでもなお、ロクタは引き金にかけた指を引くことはできなかった。
その時。少女の足がピタリと止まる。ついに諦めてくれたのか? と思ったが、彼女が足を止めた理由は、どうやら別にあるようだ。
「はぁ。また、あなた達ね」
少女がそう言うと、背後から大声が響いた。
「見つけたぞ!」
見れば総勢数十人ばかりの応援が駆け付けてくれた。どうやらギリギリ間に合ったようだ。集団の中にはスコラットの姿もある。
「ロクタ!加勢に来たぜ!」
「スコラット……」
「坑道内が騒がしいからもしやと思ってな。どうやら、間違いなかったようだな」
「あ、ありがてぇ……」
これだけの人数がいれば、もう安心だ。先頭にいる強面の警備隊長が一歩前に出ると、重々しい声色で侵入者に通告する。
「さぁ、もう観念しろ」
少女は険しい表情で警備隊長を睨み返す。その表情、もしやまだ諦めていないのか?
ロクタの予感は大方当たっていた。玉砕覚悟か、追い詰められた少女は前傾姿勢になると採掘士を含めた数十名の警備隊に向かってダッシュした。
「ひっ……うわぁ!」
ーーパァンッ!
その時、銃を構えていた警備隊の一人が彼女に向かって発砲した。弾丸は少女の頬をかすめ、そのまま岩壁にヒットする。
「貴様! 許可なく発砲するな!」
彼の咄嗟の行動により、警備隊長の怒号が響いた。次の瞬間、想定外の出来事が起こった。
ーーピシッ。
今の一発によって岩壁に亀裂が入る。亀裂は一瞬にしてロクタ達の足元にまで及ぶ。
「へ?」
そこから先は想像に難くない。ガシャンという音を立て、逃げる間もなく足場は崩落した。ロクタと少女の体が宙に浮く。それを見たスコラットは叫んだ。
「ロクタ!」
「うわあああああっ!」
ロクタは少女と共に奈落の底へと落ちていった。
◆
「ん……ここは?」
目を覚ますと、そこは暗闇。ロクタはライトをつけ、辺りを見回す。見ると、少女が隣に横たわっていた。
「おい、起きてくれ」
「うーん……」
敵対していたとはいえ、このまま放置しておくわけにはいかない。ロクタは彼女の肩をゆする。小さくうなった後、少女は目を覚ました。体を起こし、周囲を確認する。
「ここ……どこ?」
「別のルートみたいだけど、どうにも雰囲気が違うな」
ヘッドライトを使い、隅々まで照らす。この場所がどこであるかを示すようなものはない。ただ、一点。さっきの崩落により、通路と思われる場所に落盤ができてしまっている。後ろは行き止まりだ。
彼に与えられた選択肢は一つ。蒸気圧砲を使ってこの岩を吹き飛ばすしかない。その一撃で、さらなる落盤をもたらすかもしれないが、どの道このまま何もせずにいればここで野垂れ死ぬだけだ。
イチかバチか、ロクタは蒸気圧を最大にすると、落盤に向かって弾丸を発射した。
ーーバァン。
例のごとく、弾丸は凄まじいスピードで飛び、落盤に直撃する。岩の破片が吹き飛び、土煙が舞う。
「ど、どうだ?」
だが、その心血注いでたどり着いた渾身の一発も、積み重なった分厚い岩石は表面の部分が多少吹き飛んだ程度で、完全に打ち砕くには至らなかった。
「そんな……」
これにはロクタ、さすがにショックを隠せない。
「ちょっといい?」
少女が彼の前に出る。何をするつもりなのか。積み上がった岩石の前に立つと、少女は足を開いて拳を構えた。構えて数秒、彼女の手甲についたギアが勢いよく回りだす。それに合わせて、手甲から蒸気がプシューっと吹き上がる。
「たぁっ!」
噴出した蒸気を合図と見たのか、少女は落盤に向けて拳を振るった。
ーーバゴオオオオオオンッッッ!!!!!!!!
「は?」
何が起こったのか分からない。気が付けば、二人の行く手を阻んでいた落盤は完全に吹き飛び、道が開いていた。
「さ、行こっか」
何事もなかったかのように、少女は一歩踏み出す。ロクタは呆然と、目の前の光景を見つめていた。
開通した道を進んで間もなく。ここがただの坑道内ではないことに気づかされる。
「この音……もしかして、水?」
サーサーと離れたところから耳に訴えてくる音。そのまま歩みを進めた先に待っていた景色に、ロクタは驚愕した。
そこは、何とも神秘的な世界だった。
坑道の中とは思えないほど、広々とした空間。天上からは水が流れ落ち、エメラルドの川となって奥へと流れている。
それだけじゃない。見たこともない植物や小型生命体はもちろん、岩壁にはあらゆる鉱物がいたるところに露出している。
ここは、彼の知っている世界じゃない。
「これは……」
「やっぱり……ここにあった」
「ここにあった?」
少女の呟きに、ロクタは疑問を投げる。
「自己紹介が遅れたね。あたしはノノ。とある鉱石を追い求めて、この場所を探し続けていたの」
「とある鉱石って?」
ノノと名乗った少女は首に下げたペンダントをロクタに見せる。彼女のペンダントには一つの鉱石が埋め込まれていた。
「これは……」
薄水色に輝くそれは、小さいながらもはっきりと己の存在感を主張する。
「初めてみる鉱石だ。メルジストとも、ベランベイムとも違う……これは一体?」
「それが何なのか、ここを進んだ先に答えがある」
「どうしてそんなことが……」
「はっきりとは分からないだけど、そんな気がするの。あたしは知りたい……この石が何なのかを……。あたしはずっとそれを探し求めてきた」
淡々とそう述べる少女から、ロクタは彼女の絶対的な信念を感じ取った。
「ねぇ、あなたの名前。教えてくれる?」
「な、なんであんたに教えなくちゃ……」
「えー、いいじゃん。教えてくれたって……そう言えばさっき、連れの男の子がロクタって呼んでたよね?ね?」
ノノはこれでもかとグイグイ彼に詰め寄る。ロクタはため息をつくと、しびれを切らして渋々答えた。
「……そうだよ」
それを聞いたノノは、パァっと笑顔になり彼の手を掴んだ。
「やっぱりそうだ! これも何かの縁だし、ロクタも一緒に探しに行こうよ」
「はぁ? 何でオレがそんなこと」
「知りたいでしょ? この石の正体」
「うっ……」
そう言われると、確かに気になる。彼女の一言一言が、ロクタの中にある未知のものへの探求心を刺激する。どう言い訳しても、これだけには抗えない。採掘士の性というやつだ。
少しの沈黙の後、ロクタは大きくため息をついた。
「ハァ……わーったよ。付き合ってやるよ。どうせ、今戻ったところで当分助けは来なさそうだしな」
そう言うと、少女はまた満面の笑みを浮かべた。
「やったぁ! これからよろしくね、ロクタ!」
「まったく、どうしてこんなことに……」
流れで承諾してしまったものの、ロクタの胸には拭いきれないものが多々ある。
期待と不安が渦巻く中、二人は謎の鉱石の正体を求め、地底の奥地という未知の世界へ足を踏み入れた。