登場人物紹介 & 地名の説明
登場人物た地名の確認等、2話ほど説明のページを入れました。
久しぶりに出て来た登場人物の確認などに使って頂けたらと思います。
これ以降の項目を読み飛ばしても、ストーリを読むにあたって支障はありません。
【 登場人物紹介 】
●エルザとその関係者
1.ゴント村
エルザ
第1章登場時10歳 エルランディと出会う頃には14歳、王都へ旅立つ頃には16歳になっている。16歳の時には身長180cm程度。体つきはひきしまった細身の筋肉質。赤い髪に茶色がかった切れ長の目をしている。子供の頃から怪力の持ち主で、村では「馬鹿力のエルザ」と呼ばれている。負けず嫌いで、諦めずやり通すしぶとさを持っている。
バルト
エルザの父親。ゴント村で木こりをしている。類稀な怪力をしている。赤い髪と怪力は、父親譲りと思われる。
ミラ
エルザの母親。優しくて、いつもエルザのことを考えている。バルトに嫁入りの時、祖父からを冬用ブーツを贈られるのだが、それは王都へ行くエルザの履くブーツになった。
セドリック・バクスター
エルザの剣の師匠。やせ型で年齢は50歳前後。身長180cm エスタリオン王国のバクスター侯爵家、現当主の弟にあたる。剣の達人で、エスタリオン王国から剣聖の称号を貰っている。無双流剣術の大師範。剣で怪我をしたことや、貴族の面倒な付き合いに嫌気が差してアルカンディアのゴント村へ移住してきている。
 
エルランディ・マルヴィナ・エスタリオン
通称エルランディ。エスタリオン王国の第二王女。17歳。剣の達人。色白の金髪で、身長は156cm 快活で明るい性格。おしゃべりで人当たりが良く、王族でありながら差別意識が少ない。エルザのことを妹のように思っている。
メリル・ウェイクリング
エルランディの侍女。王都では1,2を争う剣豪で、侍女でありながら護衛も兼任している。生真面目で思い込みの激しい性格。身長は175cm
リリス
リールの冒険者ギルド所属のA級冒険者で剣の達人。西神流道場の師範ダグラスの娘で、西神流剣術の免許皆伝者。道場の四天王の一人に数えられている。身長は155cm 小柄だが機敏であり、素早い動きで相手を翻弄する。青い髪にクリッとした青い瞳。敵に足さばきを悟られないため、ロングスカートを履いている。
アラン
エルザの幼馴染。10歳 身長は165cm。エルザに投げ飛ばされ、村中の噂になる。
カレン
エルザの友達。鉱山長カーティスの娘。
サンドラ
カレンの母親。鉱山長カーティスの妻。
モニカ
エルザの友達。村長の娘。
ガラ
モニカの母親。村長の妻。
3.エスタリオン王国
セラス・バクスター
王都 第3騎士団長。剣の達人で、魔剣・グラムドレイクを使い、魔法無効、炎系攻撃を得意とする。少しカールした金髪を持ち、青い瞳と高い鼻、スラリとした整った面立ちで、モデル体形。
エドガー・バクスター
バクスター侯爵家の長。セラスの父であり、セドリックの兄である。
エドワード・ブラントン
ブラントン伯爵家の長。
ローマン・アスター
アスター子爵家の長。
メイス
セラスの部下で、第3騎士団の副団長。
バートン、アリス、アデル、リース、カイル
セラスの部下。アリスとリース、カイルは、双頭の竜の襲撃によって重傷を負い、リールの街で任務から外れることになった。その後はメイス、バートン、アデルの3名がリリスと共にヴァルハラを目指すことになる。
バット、ブレット、ダグラス
この3名にリリスを加えた4人が西神流道場の四天王と言われている。リリスの説得により、セラス一行のヴァルハラ行きに協力することになった。
4.駅馬車関係
エイミー
駅馬車で知り合った 14歳 身長150cm 別れた親族を探している。 ウインザー帝国領にある少数民族タミル族の女の子。タミル族の女は治癒魔法が使えるため、人買いや奴隷商人に狙われている。麦色の肌をしており、黒い瞳、黒い髪。服装は、頭から被れるようなフードのようなものタミル族民族衣装を着ている。
アルヴィンとエルノー
リールの冒険者ギルド所属のB級冒険者。ベテランの護衛。
バート
駅馬車の、ゴント村からリールの便を担当している御者。
5.リール
ロジャー
駅馬車の経営者
エルビス
自警団団長
ガストン
冒険者ギルドマスター
オルトラン・ウェイクリング
リール騎士団長。セラス護衛のため、一団と行動を共にする
アントニーとエドウィン、チェスター、テッド
オルトランの部下
ウインダム伯爵
リール領主
6.ヴァルハラ
エリック
ヴァルハラの住民で、芋虫のテイマー。自警団員。芋虫のトンネルでハンミョウに襲われていたエルザたちを救出した。
アリス
アリス薬品店店主。エルランディの薬を取り扱っていた唯一の薬品店。タミル族の女性でエイミーの親族。エルザの傷を癒してくれる。
ライトハルト
ヴァルハラの魔道具店。ヤタガルの証について詳しい。オリバーへ、エルザを紹介するの手紙を書いてくれた。
●敵対勢力
1.黒い蝙蝠
ガスタ
リールの盗賊団、黒い蝙蝠の頭領。身長180cm 熊のような丸く大きな体をしている。怪力で相手を圧倒し撲殺するような戦闘スタイルである。ゴント村襲撃の際、エルザに頭上から真っ二つに斬り殺される。
メスラー
黒い蝙蝠の副長。身長190cm やせ型で神経質。武闘派のガスタの補佐として、作戦や財政面、対外関係などを全面的に担当していた。
ガルベス
メスラーの部下で、戦闘部隊の隊長。
フォルト
黒い蝙蝠の戦闘部隊長。身長175cm 筋肉質で太い腕をしている。剣を使って戦うがほぼ我流。杖術を使うタッカーと組んで真価を発揮する。リリスとエルザの連携によって斬り倒される。
タッカー
黒い蝙蝠の戦闘部隊。身長185cm フォルトとのコンビで戦闘する。太目の棒を使って戦闘するが、その先端に鎖分銅を仕込んであって、遠距離攻撃も可能である。フォルトとの連携を取って戦うと無敵と言われている。彼等が「ボックス」と呼ぶ謎の追い込みによって相手の動きを殺し、不意に敵を鎖分銅で拘束した後、フォルトが斬り殺すというのが必勝パターン。フォルトが倒された後、真価を発揮する間もなくエルザに斬り殺された。
デニス
フォルトの部下。ジェームズの探している「金杯」を発見したので、それを届けるために村長宅を離れたが、結果としてそれで命拾いする。
ドル― チャド ガンツ
フォルトの部下。
シリル
黒い蝙蝠の戦闘部隊長。170cm 元無双流の剣士。腕前は達人級だが、貧乏に負けて盗賊へと身を落とす。アーロンと2人でエルザと戦闘になるが、エルザに斬り殺される。不思議なカギ棒を使って、剣を拘束する技でエルザを窮地においやった。
アーロン
黒い蝙蝠の戦闘部隊。身長185cm シリルとは幼馴染で、元無双流の剣士。腕前は達人級だが、貧乏に負けて、シリルとともに盗賊へと身を落とす。シリルと2人で、エルザと戦闘になるが、混戦となってエルザに斬り殺される。
コラン、ダウル、デイブ
シリルの部下
グレン、ガイ
黒い蝙蝠の誘拐班。リリスにボコられる。
パドレス
黒い蝙蝠の戦闘部隊長。身長2m 痩せた大男で、自分の身長ほどの大きな大剣を振り回して戦闘する。救援に駆け付けたセドリックによって倒された。
2.冒険者ギルド
ガストン
元S級冒険者にして、現リールのギルドマスター。世間的には伏せてあるが黒い蝙蝠の頭領ガスタの、実の兄である。この兄弟は、表と裏で協力し合っていて、共にのし上がって来ていた関係である。今回は、セラスを助けるといいながら、セラスとエルザの命を狙っている。
赤龍のブレス(ベリー、ヘクター、キース)
A級冒険者パーティ。それぞれが熟練した魔剣士である。特にベリーは剣士として超一流の腕前だと言われている。ガストンの指示で、陰で悪事を働いている。
3.ドゴン山賊団
ドゴン
山賊団の親分。身長180cm 筋肉質のがっしりとした体形 顔面に無数の傷跡がある。巨大な両手剣を使う。エルザと戦闘して力比べをした後、投げ飛ばされて腕を斬られた。
リック
ドゴンの部下。駅馬車の中へ入ろうとした所を、エルザに蹴り飛ばされる。
ティム、ニール、ウォルター
ドゴンの部下。
4.双頭の竜
双頭の竜のリッキーとトニー
王都の盗賊団、双頭の竜の頭領。リッキーとトニーは双子であり、その連携のとれた戦闘スタイルで、幾多の敵を葬ってきた。
5.闇の銀狼
ライナー
闇の銀狼の頭領。闇の銀狼は、リールの街で黒い蝙蝠と勢力を2分している盗賊団。メスラーが金儲けの話を持ってきたことで、現在は協力関係を結んでいる。
バクス
闇の銀狼所属の剣士。かつて剣聖セドリックを怪我させて、退かせたこともある。
コレタ
闇の銀狼の魔獣使い。
ジョー
闇の銀狼、最強の戦士。身長190cm 大柄で筋肉質。黒い鎧を着て、黒い武器を使っている。武器は斧を2挺、左右に1挺づつ持って使っている。斧の刃は、丸く長い形状をしていて、日本の鉞のような形である。その先端には突きに使える尖った杭のようになっていて、剣を絡めとるような構造になっている。ジョーの戦闘は、その圧倒的な力の強さと持久力で相手をねじ伏せるというもの。だが、その裏には高い戦闘技術も見え隠れする。
アラン
エルザの幼馴染。リールへ出てきてから女に騙され、盗賊の手伝いをさせられている。
ウルとアト
元軍人の2人組テイマー。コレタの部下。 小麦色の肌、筋肉マッチョ 身長180cm 軍の資金を不正に使い込んで逃亡し、盗賊団に逃げ込んだ。王国式格闘術の使い手。
6.デスモン教団(悪魔教)
ヴィクター
デスモン悪魔教教祖。怪しげな魔術を操る悪魔教の創始者である。元々はテイマーだったようで、カルキノスという大蟹を使役している。なお、悪魔教そのものが過激であり、王国からは危険団体として捕縛対象とされている。
アルマ、シンディ
ヴィクターに囚われ奴隷として使役されていた。エルザとセラスの戦いによって、ヴィクターから解放された。
ガット
ヴィクターの部下で、コレタたちを救出するために出発した。
カスケード
教祖ヴィクター殺害の復讐のため、ジェームズと組んでジョーたちを襲う。
5.メラーズ男爵家
ジェームズ
1章では旅商人を名乗っていたが、実体はメラーズ家の家宰。ゴント村にある「金杯」を探している。盗賊団、黒い蝙蝠をけしかけてゴント村を襲撃させた。夢想流剣術の達人だが、性格に難有として、師匠から奥義の伝授がなかったため、師と4高弟を斬り殺したという逸話を持っている。 小奇麗な服装、上品な所作、そして嫌味な口調。気障ったらしい口ひげを生やし、上から目線で会話をしてくる。身長は185cm 栗色の髪に青い瞳。
ベルメージュ
劫火の魔女。身長170cm 絶世の美女と言われる。10年ほど前、王国の南部にて、たった一人で王国軍を相手に戦争を仕掛けたという記録が残っていて、その際には兵士による数の暴力で惨殺されたことになっている。
ヤタガルの証という、周辺に漂う魔力を吸収し、己の魔力とする機能を持つ、古代文明が生み出した生体兵器を体に宿していて、それがもたらす強大な魔力を使って、すべてを焼き尽くす、火炎魔法を得意とする。
6.シャドウ
元々ルフラン王国の武人。ウインザー帝国の侵攻によって、ルフランの民がエスタリオン王国へと逃亡。メラーズ領で保護してもらったという経緯があり、メラーズ男爵家に協力的な関係がある。ただ最近では、ベルメージュにより、ルフランの民を人質に取る形で色々と望まぬ戦闘を強要させられることもあって、竜巻のザカが離脱するという事態がおきていた。
その代表的なメンバーは以下の9名であり、ナンバーズと呼ばれることもある。
No.1 頭領のダイカン
No.2 呪縛のロイド
No.3~5 地獄の三兄弟・ガイ、レイ、バグ
No.6 骨屋のダズル
No.7 竜巻のザカ
No.8 蜘蛛のアスター
No.9 ましらのオーウェン
エルザとの戦いによって、ロイド、ガイ、レイ、バグ、ダズル、アスターが死亡。ダイカンが重傷となった。その後はザカとオーウェンが指揮を取り、バクスター家と協力関係を結びながら、ルフランの民を保護する方向で活動している。
4.ウインザー帝国
ゴードン・ウインザー
ウインザー帝国の王
エドワード・ウインザー
第一王子。魔女、ベルメージュとともに王都へ攻め入る計画を進めていたところ、エルザたちに、エルランディの意趣返しで毒蜂をぶつけられて死亡してしまう。
マイロ
第二王子
リーヴァイ
第三王子
3.ガムラン
アレックス
魔道具店店員
バルデルク
アレックスの父。エルザの剣の製作者
4.その他
ゲイリー
ジェームズの兄弟子。ジェームズの南部での活動に警鐘を鳴らし続け、妨害してきたため、殺害されてしまう。
【 地名の説明 】
ヤタガル島
イギリスほどの島の南北を2分して、エスタリオン王国とウインザー帝国がある。その境界線となっているのがアルカンディア山脈で、島のほぼ3分の2、南部の豊かな地域をエスタリオン王国が治めており、北部の豪雪地帯をウインザー帝国が治めている。
1.エスタリオン王国
島のほぼ3分の2を占める地域を治める、軍事強国。70年前に、初代エスタリオン王がアルカンディア山脈から以東を統一し建国した。現在は2代目のエスタリオン王が統治している。国の西側にアルカンディア山脈があって、そこを境にして島の西側をウインザー帝国が統治している。また、ウインザー帝国の北側には、ルフラン王国があったのだが、10年ほど前にウインザー帝国の侵攻に会い、滅亡している。
第一王女・アイリスが、人望、能力ともに高く、次期女王としてほぼ内定していたのだが、重い病を患ったため王位継承権を放棄。その結果、第二王女のエルランディ、第三王女のシャーロットの支持者による王位争いが過熱する結果となった。
2.ウインザー帝国
ウインザー帝国は、アルカンディア山脈から以西を収める国で、北方から来る寒波などをアルカンディア山脈が受けてしまうことから豪雪地帯で知られる。そのため、暖かなエスタリオン王国への侵攻が悲願なのだが、これまで数度の戦争でもアルカンディア以東の地域を奪い取ることは出来なかった。
ウインザー帝国のゴードン王には3人の子供がいるが、第一王子、エドワードは愚鈍であり、第二王子、マイロと第三王子、リーヴァイは非常に聡明で知られる。
3.アルカンディア
エスタリオン王国の西側に、縦走る山脈で、ウインザー帝国との国境線になっている。所によっては3000m級の山も立ち並ぶ山岳地帯である。
4.南アルカンディア ゴント村
そのアルカンディア地方の南の端にある林業が盛んな村。最近、希少鉱物の鉱脈が発見され、鉱山の村としても賑わっている。そのため、これまで暮らしていた木こりたちと、新規産業の鉱山労働者の間で収入に差が出ていたりして、何かと対立することも見られる。
5.リール
高い壁に囲まれた城壁都市で、ゴント村から一番近い大きな町でもある。数百年前、女神教の総本山だったリールの街は、当時の権力者達によって、このような壁のある街が築かれていた。人口は約4万人。交通の要衝でもあるので、商人や旅人などの出入りも多く、街は人で溢れ、毎日が活気に満ちている。
6.三日月湖
リールの北の山間部にある巨大な湖。山の谷あいの川がせき止められて出来た、長さ60キロの及ぶ細長い湖で、幅が10kmに及ぶ。湖の真ん中あたりの1箇所だけ、幅が1kmほどの場所があって、そこに吊り橋が架けられている。両岸の丁度真ん中に島があって、その島を挟んだ両側に吊り橋が架かってる。
7.オーツ
リールの北にある大きな町。三日月湖から北へあがった所にあるオーツ盆地の最南端にあり、三日月湖を越えて来た人たちの多くが宿泊する宿場町でもある。オーツ盆地は長さ約40kmほど、幅10kmほどあって、その北端にアラタカ山がある。
8.アラタカ山、ガムラン
オーツ盆地の北端にアラタカ山という独立峰があって、お椀をひっくり返したような丸い形をしている。その山頂には天上の樹と呼ばれ、信仰の対象にもなっている巨大な樹が立っていて、その樹を取り囲むように、ガムランという町が出来ている。
9.天上の樹、ヴァルハラ
天上の樹はアラタカ山の山頂に立つ巨木。その太さは直径2kmに及び、高さは標高3000mを越える。その樹の一番高い所に、巨木信仰の信徒を中心としたヴァルハラという町があって、その樹に穴を掘って地下都市を形成している。その穴は垂直に彫られており、エレベータのようなものが上下している。
10.ブラスト
エスタリオン王国南部にある町。ヤタガルの証を身に宿すオリバーが隠れ住む、豊かな自然のある山岳地帯。
 




