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第45話 ガムラン魔道具店


エルザたちは、粗末な食事を終えると、交代で湯浴みをしていった。特にセラスとエルザは、血と汗を流すことが出来たので、少しだけ元気を取り戻しつつあった。


湯浴みが済んでから、4人はテーブルを囲んで水を飲んだ。湯浴み後の水は最高に美味い。


「あーっ、生き返ったな……ただ湯を浴びただけだが、気力が戻りつつある」


「本当ですね。汗と血に塗れて気持ち悪かったから……」


「ああ。本当にそうだ。だが、またこれからあの大木を登ることになるから、すぐに汗だくになるがな」


そう言ってセラスは笑った。

それから、シンディとアルマに向かって言った。


「二人とも力を貸してくれてありがとう。君たちのおかげで、ようやくここまで来れた」


セラスは金貨の入った袋を机の上へ置いて、二人へと差し出した。


「私も怪我をしていたし、エルザも疲労困憊だったからな……これは、少ないがせめてもの礼だ。受け取ってくれ」


そうやって差し出された革袋を見て、シンディとアルマは大いに驚いていた。


「こんな大金!」


シンディとアルマは、セラスの顔を見た。この袋のふくらみから見て、かるく2百万エスタンは入っていると思われた。


シンディたちからすれば、盗賊のアジトから救ってくれたのに、さらに金貨をくれるという。自分たちは御者くらいしかしていないにも関わらずである。


シンディとアルマは、……そんなセラスの気持ちが嬉しかった。そして、感謝しかなかったのである。思わずアルマは下を向いて涙をこぼしていた。


「おい、アルマ……」


シンディはアルマの背中へ手をやった。


逆に慌てたのはセラスの方だ。


「いやいや、そんなに気にするな。せめてもの礼だ。……今まであんな所にいたんだ、いろいろ金がいるだろ? 取っておいてくれ」


そう言ってセラスは、シンディとアルマに笑顔を向けた。


すると、アルマは首を振った。


「私とシンディが、あの教団に捕まった原因は、私の不注意にありました。……私はそのことで、ずっと自分を責めてきたのです。セラス様に助けられて、それから解放されたことは、私にとってとても重要なことだったのです。……だから、セラス様……私をここに置いてください。私は、その御恩に報いたいのです」


するとシンディもセラスの方へ顔を向けた。


「そうですよ、セラス様! ここまで来たら最後までお供します! これから王都へ向かうにも御者も必要じゃないですか」


2人は椅子から腰をあげてそう訴える。


セラスは仲間の死を知って以来、助っ人を増やすことに抵抗があったのだろう。本当はのどから手が出るほど仲間が欲しいはずなのに、死ぬ姿を見たくなくてそんなことを言っている。エルザはそれがわかっていたので、何も言わずに黙っていた。


「だがなシンディ、アルマよ……これは危険な旅なのだ。アラタカ山までは、たまたま襲撃がなかったが、その半日前の三日月湖では、仲間の多くが命を散らしたのだ。このまま私たちと一緒にいると、きっとお前たちを巻き込むことになる」


セラスはそう言ったが、シンディは食い下がった。


「私たちは、どうせヴィクターの元で死んでいたようなものなのですから。奴隷紋を刻まれ、男の盗賊どもからも都合の良いように扱われて……。だから、たとえ命の危険があったとしてもお供したいと、私たちはそう思っているのです」


セラスは、そんな二人の言葉に、胸がグッと熱くなった。


普通ならば、ここで金をもらって去るのが一番賢い選択であるはずなのに、命の危険があるこの任務に付き合ってくれるという。お人好しというか、義理堅いというか……。セラスは思わず微笑んでいた。


「本当に良いのか……きっと危険な旅になるはずだ。それでも、付き合ってくれるというのか?」


二人はよろこんでお供します、と言って笑った。エルザもつられて笑顔になった。


「それでは有難く力を貸してもらうことにしよう。だたし、くれぐれも無理せぬようにな……自分の命を最優先にしてくれよ」


「はい、わかりました」


セラスは、シンディとアルマの顔を、優し気にみつめていた。


「そういうことなら……」

と、エルザはひとつ提案を出した。


「この二人が護衛をしてくれるというので、私から提案があります。ここからは私とシンディで、ヴァルハラへ参りたいと思いますがいかがでしょうか。負傷されているセラス様は、アルマとここで待機して頂きます」


それを聞いて、セラスはみんなの顔を見回した。


「私は助かるが、二人はそれで良いのか?」


セラスがそう言って二人の顔を見ると、エルザもシンディも大きく頷いた。


「アルマは隠ぺいの魔法がつかえるので、仮におかしな連中が現れても、セラス様が見つかることはないでしょう。私とシンディは、時間がもったいないので、準備が整い次第、ヴァルハラへ出発したいと思っています」


それを聞いたセラスは頷いて、革袋を1つ、エルザへ手渡した。


「そうか。では、シンディの武具などを揃えておいた方がいい。ガムランの冒険者ギルドの近くに"サラマンダーの舌"という武器屋がある。そこへ行って、武器や防具を買いそろえてこい」


セラスはシンディの方へ顔を向けた。


「シンディは弓が出来るのだったな。だったら、魔法が付与された魔石入りの弓を買うといい。渡した金は全部使い切るくらいの気持ちで、必要なものを買いそろえてくるのだ。金の出し惜しみするなよ」


「はい、では少し出かけてきます。アルマの武器や防具、それから食料なども買ってきます」

「ああ、頼んだぞ」


そういうと、エルザは、魔剣・フレイムとストーンバレットを持った。


「武器屋に行くついでに、この剣を鑑定してもらおうと思うのですが……場合によっては売ろうと思っています」


「そうか……。その剣は、君のものだ。私の許可はいらんよ」


「はい……もったいないと思って、つい持ってきてしまいましたが……やはり剣は3本もいらないと思います」


「ああ。ではエルザも何か良い武器を探してくるといい。対魔法戦になるかもしれないからな。あの店には、そういう魔道具も取り扱っている」


「はい……では、行って参ります。では、行こっか、シンディ」


そういうと、エルザとシンディは、裏口の扉から町へと出て行った。


外はまだ明るかったが、空のオレンジ色は遠くなっていて、東から濃紺の空が迫りつつあった。




ガムランの冒険者ギルドを探しながら歩いていくと、"サラマンダーの舌"という武器屋はすぐに分かった。外から見る感じでは、結構な賑わいを見せている武器屋である。やはり、立地は大切だといったところだろうか。


この店は剣や杖といった武器だけではなく、魔道具や魔術師の杖なども取り扱っているようで、様々な冒険者に対応して、豊富な品揃えをしているようだった。


「ねえ、シンディ。あなたは自分の防具や武具を選んでくれない? 私は魔剣を見てもらってくるわ」


「わかったわ、エルザ」


「金額は張っても、良い物を買うのよ? どうせセラス様のおごりなんだから」


「ふふふ、そうするわエルザ」


そう言ってふたりはわかれて、エルザはカウンターに座る一人の店員の元へ向かった。


「すみません、ちょっといいですか?」


エルザが声をかけると、店員は愛想良く笑った。


「いらっしゃい……何かお探しですかな」


店員はそう言うと、素早く身なりに目を走らせた。そして、只者ではないと思ったのか、一転して鋭い眼差しをエルザに向けてきた。


「その剣の拵え……鍛冶師バルデルクのものだとお見受けするが……」


店員はそう言ったが、エルザにはバルデルクという名に聞き覚えはない。


「知らないわ……。この剣は免許皆伝の証として、剣の先生からもらったのよ」


「え! もらった剣の由来を聞かなかったのか?」


そう言うと、店員は驚いた顔をした。


「先生も言わなかったし、私も聞かなかったの。銘は剛鉄と言って、王都の名工が打った剣だと聞いたけど」


「やっぱり! じゃあバルデルクの剣に間違いない」


「そんなにすごい人なの?」


「ああ。今はもう亡くなってしまって、バルデルクの打った剣はもう手に入らないんだ。弟子が技術を受け継いで剣を打つのだが、まだまだ師匠のレベルには及ばないんだ」


店員の説明に、エルザは改めてセドリックのくれた剣の凄さに驚いていた。さすが剣聖が使っていた剣である。


「あなた、詳しいのね」


「まあな。おれの名前はアレックス。君の剣を作ったバルデルクの息子で、魔術師なのさ」


エルザは驚いて目を見開いた。


「あなたのお父さんの打った剣だったのね? どうりで詳しいはずだわ。……でも不思議なご縁ね」


エルザはそう言って微笑んだ。


「……で、その剣を売ってくれるのか?」


「まさか……でも、売るとしたらこういうものがあるけど……」


エルザはそう言って、魔剣フレイムと、魔剣ストーンバレットを出した。


「これは、魔剣フレイムじゃないか!」


「知ってるの?」


「ああ、知ってるとも。昔……ここよりもっと北の町で、それはもうひどい殺戮を行った男がいてな。そいつがこの魔剣フレイムを使っていたんだ。……君は一体、これをどこで手に入れたんだね?」


「倒したのよ……油袋のようなものを投げられて、火だるまになりながらね。おかげで長かった髪もこの様よ」


エルザはそう言って、バッサリと切った髪を指でつまんだ。

その話を聞いて、アレックスは大層驚いていた。


「倒したのか! あのキールを!」


「リールの街では、キースと名乗っていたけど」


「名を変えて活動していたのだろう。手口が全くキールのものだ。それにしても良いことを聞いた。後で北の町から来ている奴らに話してやろう」


「そう……じゃあ、今晩はうまい酒が飲めそうね。……ところで教えてほしいことがあるのだけど……」


「ああ、なんでも聞いてくれ」


そういうと、アレックスは興味深そうに眼を向けてきた。


「剣士が魔術師と戦うのに便利なツールはないかしら?」


「例えばどんな?」


そう問われて、エルザは少し考えた。


「そうね……例えばバリアのようなものとか。魔法を防ぐ障壁を作るような魔道具はない?」


「剣士ならではの悩みだな。……結論からいうと、魔法を防ぐバリアというものはないよ」


「バリアの魔法とかないんだ……」


「ないない、そんなのないよ。そんなものは、物語の世界だけの話さ。例えば火の魔法を使ったら、魔力が火に変換されてしまうわけで、それはまさに火なんだよ。それを防ぐとなると、結局耐火コートを着込むしかなくなってしまう」


「じゃあ、火魔法を放たれたら、避けるしか方法はないってわけ?」


「火だるまになりたくなければね。魔法が発動してしまえば、それぞれの属性が具体化するから、それは実際にあるものと同じことなんだよ」


「じゃあ、何か対策は考えられていないの? まさか、魔術師のやりたい放題というわけではないでしょ?」


「あるにはあるが、君の考えている防護壁のようなものじゃない。例えばこれだな。これは起動不良の魔道具だ」


そういって、アレックスは魔道具をカウンターの上に置いた。


「この魔道具はマジカルクラッシュと言うんだ。この魔道具は、魔力回路へ魔力がいきわたるのを妨害する……つまり、魔道具を起動させないことで、敵の魔道具を無効化するというわけだ」


「それいいわね……でも、相手が魔道具を発動する前に使わなければ意味がないのだとしたら……」


「そう。不意打ちされた場合には使えない」


バレットがそう言うと、エルザはとてもがっかりとした顔をした。


「……ほかにはどんなものがあるの?」


「他には……こういう魔道具がある」


そういって、アレックスは魔道具をもう一つ、カウンターの上に置いた。


「こいつは攪乱の魔道具でマジカルジャミングっていうんだ。魔道具から攪乱用の魔力を放出して、周囲の魔道具にエラーを起こさせる」


「広範囲に働く魔道具ね……でも、無駄に魔力を消費しそう」


「そのとおり、魔力消費はわりと多めの魔道具だ。まあ、どんなものにも長所と短所は併せ持っているもの。要は使いどころさ」


そして、アレックスは最後にもう一つの魔道具をカウンターに置いた。


「これはね、マジックキャンセラーと言って、魔力を使って発射された攻撃魔法を、元の魔力という状態へ強制的に還元する魔道具だ」


それを聞いて、これまで悩まし気だったエルザの顔が、パッと上がった。


「それ、いいわね!」


エルザは食い気味に身を乗り出してきた。


「ただし制約があるんだ。魔道具のランクによって、処理できる魔力量に限界がある」


「それって、例えばだけど、"5"処理できる魔道具を持っていて、"8"の攻撃魔法を放たれたら、"3"の攻撃を受けることになってしまうってこと?」


エルザの問いに、アレックスは頷いた。


「だが、それでも十分役に立つだろ?」


「ええ、十分だわ」


そう言いながら、エルザは魔道具を手に取った。


「この魔道具、全部もらうわ。二つづつ用意できる?」


「本当か? そりゃ、ありがたい」


すると、アレックスは嬉しそうな顔をして計算を始めた。


「二つづつなら……全部で1100万エスタンってとこだな」


「結構するのね……。私の手持ちが全部ふっとんでしまうわ」


「そんなに手持ちがあるのか? だったら、他にも何かうちで買ってくれよ。そうしたら、魔剣の買い取りをもっと頑張れるんだけどな」


「うまいことを言うわね」


エルザは肩をすくめてみせた。


「……じゃあ、魔法の杖を見せてもらえるかしら……できれば、武器の機能を持っているのものがいいわ」


「ちょっと待ってね……それじゃ、こういうのはどうだ?」


そういってアレックスは、短い鉄の棒、短槍、3つ折れ杖を出してきた。


「まず、この短い鉄の棒には、水と風の魔石が使われていて、突き刺した相手に電撃を加えることが出来る」


「うわ、なかなか嫌らしい棒ね……でも魔石が2種類入るといろいろな効果がでるのね」


「その魔力回路をどう描くかが、魔術師の腕の見せ所なのさ。例えば、火と土の魔石を作って溶岩にしたり、風と水で氷魔法を作ったりな」


「へえ! 面白いわね」


エルザは目を丸くしていた。


「魔術師も日夜、研究してるんだぜ」


アレックスはそういいながら、次に短槍を見せた。その槍は、従来のまっすぐな形ではなく、L字型に変な握りがついていた。


「変な形をした槍ね」

「ふふふ、この形に秘密があるんだ」


そう言って、その握りの方を手の平で包むように持って、柄を覗き込むように構えた。


「ここに突起があるだろう? それを手前の丸い穴に合わせた位置に照準を合わせれば、狙った場所めがけてストーンバレットが飛ぶようになっている」


エルザはびっくりした。


「射撃に特化した感じの魔道具なのね。恐ろしいわね……こんな魔道具が開発されているなんて……」


「だが、強力な魔石がない限り、威力の高いものや、飛距離のあるは作れないからな」


「素人考えだけど、小さな魔石をいくつも使えば、威力を上げることは出来ないの?」


「理屈では可能だけどね。それでも、元の魔獣自体が強いものでなかったら、強力な魔石は生まれない……ネズミの魔石を1000個集めたって、ドラゴンの魔石1個には勝てっこないのさ」


エルザは興味深そうにその魔道具を眺めていた。


「ふーん……。ところで思ったのだけど……この魔道具って、この槍の部分、いらないんじゃないの?」


そういうと、アレックスは微妙な顔をしていた。


「そうか?」


「それよりこのL字型のストーンバレットだけ携帯するようにしたら、剣術が出来ない人でも戦えそうだと思って」


「まあ、先入観で、何かの武器に追加しようと思って作ったんだが……そうかもしれんな。考えてみるよ」


そう言って、アレックスは苦笑いしながら、三つ折れの杖を出した。


「最後にこの3つ折れの杖だが……普段は1本の杖として使うことができて、必要に応じて3つ折れの杖として使用できる」


そう言って、1本の杖を解除すると、鎖で繋がれた三つ折りの杖へと姿を変えた。


「コンパクトに持ち運びたい時とか……変則的な攻撃をしたい時に使えそうね」


「面白いだろ?……ちょっと、扱いが難しいけどね」


「それで? つかわれている魔石にはどんな効果があるの?」


「杖の両端に攻撃魔法が発射できるようになっていて、持ち手の方からは雷撃魔法が打てる。さらに普段は明かりとしてランタン代わりに使えるんだ」


「それは便利だわね。でも、魔力消費が大きいんじゃないの?」


「ランタンとして使う時は、魔力消費は非常に少ないから心配いらんよ……そして、下の石突きを外すと、そこから土魔法で、散弾を放つことが出来る」


「散弾?」


「小さな石の粒が多数、一気に発射されるというものさ。近距離での威力はなかなかのものだし、遠くに離れるにつれて広がって飛ぶから命中もさせやすい」


「へえ、それはいいわね」


エルザはアレックスの顔をジッと見た。


「この魔道具全部頂くわ」


「マジかよ!」


「ええ。短槍の魔道具は2つね」


「マジか! 実はこの魔道具は、みんな俺のオリジナルなんだぜ! 正直、売れなかったんだが……わかってくれる奴がいてうれしいぜ」


「みんな見る目がないのね」


エルザはにっこりと笑った。そして、大声でシンディを呼んだ。


「なによ、エルザ」


「シンディは、買いたい武器とか決まった?」

「ええ。この弓と矢筒のセットと、胸当てや手甲などを買おうと思っているけど」


エルザはそれを聞いてから、アレックスに向き合った。


「で、これ全部でいくらにしてくれるの?」


エルザがそう言うと、アレックスは、顔が引きつっていた。


「うーん……その弓は魔石が使われている弓だぞ……」


エルザは革袋を置いた。


「1500万エスタンあるわ。その魔剣とこのお金で、すべて譲って頂戴」


エルザがそう言って迫ると、アレックスは参ったという顔をした。


「うーん、随分とオーバーするけど……キールを倒してくれたし、親父の剣を持ってる剣士様だ。サービスしておこう」


そういうと、アレックスは笑った。するとエルザも笑ってシンディを見て、それからアレックスに向き直った。


「ありがとう、お言葉に甘えるわ」


「ああ。最後にお願いがあるんだ。……君の剣を見せてくれないか? 父が打った剣は、この町には1本もないんだ」


エルザは少し考えてから、剣を腰から外してバレットに渡した。


アレックスは、その剣を良く観察しながら、10分ほど眺めて、エルザへと返却した。その顔は、なんだか悲しげで、真剣だった。


「ありがとう……なんだか親父と語らうような気分だったよ。感謝する」


そう言われて、エルザは頷いていた。


「そう……またガムランに来た時は、店に顔を出すわ。その時はあなたが打った剣をみせてね」


エルザがそう言うと、アレックスはエルザをじっと見つめた。


「ああ。その剣に負けない一振りをお見せ出来るよう、頑張ってみるよ」


そういってアレックスは笑った。



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