『主人公の敵役』
とあるローカル局で ご当地ヒーローの撮影の休憩中
戦闘員F「ふう、やっと休憩だよ。これから、ますます気温があがるから撮影しんどいな。」
戦B「水分取りたくても、全身タイツじゃむりだもんな。」
戦K「主人公クラスの衣装なら、ストローとかで飲めるもんな。」
戦F「デレクター何とかしてくれないかな?」
戦E「おはようございます。」
全戦闘員「E君、おはようございます。」
戦C「E君、遅かったね。」
戦E「午前中、オリパラのボランティアの説明会があって。」
戦C「やるの?ボランティア。」
戦E「仕方ないんですよ。うち、織物工場だから、オリンピック衣装の ひ孫請けしてるもんで。」
全戦「え!!!あのダサい衣装の?」
戦E「そうなんですよ。あれ着るんですよ。もう耐えられないです。」
戦H「今からでも、変えられないの?」
戦J「いっそのこと、俺らの戦闘服も藍染に変更するか?」
全戦「・・・・・・いいんじゃない。うん、うん。いけるよ。」
戦A「・・・そうだよ!なぜ、気づかなかったのだろう。俺らの戦闘服、このコロナ禍で最強じゃない?」
戦D「どういうこと?」
戦A「だってさ、全身タイツだよ。いわゆる全身マスクと一緒じゃん。お互いに触れあってもタイツでカバーできてるよ。ハグできるよ。・・・・もう、ソーシャルディスタンスしなくてもいいんだよ。だいたいさ、俺ら戦闘員って、ほぼ しゃべらないから体全体ででリアクションするから会話も最低限ですむし、裏返しで脱げば、表側に触れないですむ。もう、気兼ねなく出かけられるじゃないか!」
全戦「おー、凄い。オレ達最強だったのか!」
戦D「そっか、オレ達もう、やられてるだけのモブじゃないんだ。」
戦A「そうとも、胸張って最強戦闘員となろうぜ!みんな!」
全戦「おぉぉぉぉぉ!!!!」
戦E「おれ、みんなの藍染戦闘服つくるよ。コロナ禍で快適にすごせる全身タイツ」
戦P「たのんだぜ!E戦闘員」
戦E「あー、まかせておけ。燃えてきた!!!!」
7月23日 午後5時 国立競技場前
海外メディア
『見て下さい。オリンピック開会式まで あと2時間となりました。続々とブルーの全身タイツを着た人たちが会場入りしてます。この最強タイツを着てる人はソーシャルディスタンスを必要としません。皆さん肩を抱き合いながら踊ったり、手を繋いだりしております。そう言うレポーターの私たちも最強タイツを着ております。これを着てれば報道の行動規制が緩和される為です。ワクチン接種がまだ 30%未満の日本が考えた苦肉の策 しかしながら、快適にできております。顔認証システムの代わりにタイツにプリントされている日本が開発した新しいQRコードを使い、個人を識別。見た目は人種などの区別はつきません。画期的です。人種差別を超えた最強タイツ。まさにOTAKU日本!まさにHENTAI日本! オリンピックの競技にも全身タイツが使用されるようです。注目の開会式まであとわずか!全世界が笑いの渦に巻き込まれるでしょう。コロナ禍で最高に平和の式典になりそうです。』
全戦闘員「俺たちが主人公だぁぁぁ!!!!!」
読んで頂き誠にありがとうございます。
本日のTwitterトレンド『主人公の敵役』です。
戦闘員キャラは、わざと同じような口調にしました。だって、もともと見分けつかないからw
敵役いろいろいますが、私が推すのは、ドロンジョ様でしょう。( *´艸`)カワイイ
あまり書くと、年齢わかってしまうのでw
今日はここまで!
それでは、またお会いいたしましょう。(._.)ペッコ