2 夢だったら良かったのに
…どうやら、寝てたみたいだ。
しかし、随分とリアルな夢だったなぁ…。オッサンゾンビ(策士)に殺られるとは……夢であれ、この八重一生の不覚。まぁ、夢だったから良いんだけどねー。
んん〜?あれれ〜?何でコンクリの上で寝てたんだよ、私?そんなに疲れてたっけ?
「ぁ"……あ"?」
声が枯れてる?どんだけ口開けて寝てたんだよー。えっと、確か鞄に買っておいた烏龍茶が…あ、あった。いやー、備えあれば嬉しいわー。喉潤さないと。
「…い"っあ"!」
痛い!!え、何この烏龍茶!?喉に染みて痛い!
ん?染みて、痛い…?喉…声帯…?
え、まさか嘘でしょ?嘘だよね?
…一応、鏡で確認しよ。うん、そうしよう。
「あ"ぁ"!?」
はぁ!?って言おうとしたのに、言えなかった。それもそのはず、首の真ん中辺り…声帯があるべき場所が真っ赤になってるし、グチャグチャになっとるではないか。
「あ"ぁ"……あ''い"あ"。」
あぁ……マジかって言ったつもりなんだけどな。
ゲームの主人公展開ktkr!って言いたかったけど、私の外見って喉がヤバイ状態になっとるんよ。ガチもんの主人公にゾンビ判定されて殺られるヤツやん。間違っちゃいないけど!殺られるって云う選択肢一択ジャマイカ!!
…寒い。ノリって怖いね、調子に乗って色々しちゃうもん。
…てかあのオッサンゾンビ、許さん。
絶対に私が殺してミンチにしてやろう。んで、ハンバーグなりメンチカツなり料理してやる。美味しく喰べてやろうじゃないか。
覚悟しとけ、オッサン(策士)ゾンビめ。