表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/86

第68部

翌日の12:00になった。

「出発の時刻だ。全船、発進せよ」

同時に動かずに、まず、旗艦であるベルが動き最初に第3衛星から出て行った。そして次々と船が出発し、作戦は実行に移された。


「目標惑星系に向かい、全速前進。星域到着後、最外惑星にて第2参謀会議を招集する。以上を全船に通達」

「了解しました、船長」

すぐさま、全船から返事が帰ってくる。


「これより特異点を通過します。なお、この特異点は2020年当時から変っていないそうです」

「あそこか…では、進もう」

「了解。全船へ通達します」

「ああ、頼んだ」


「第1銀河/11腕/第311惑星系/第11惑星です。ここがこの惑星系の最外惑星となっています。なお、この惑星には390人の入植者がいる事になっています。生命エネルギーの感知も同人数です」

「この惑星上にて、燃料補給及び第2参謀会議を開く。全船に通達せよ」

「了解しました」


1時間後、大陸の真ん中にある、草原で燃料補給と会議を開いた。


「これより第2回参謀会議を開始する。なお、今回より前回推薦された人全員が参謀委員とし、本艦隊の旗艦船長である自分が参謀委員長とする。では、議題はどこに目標物があるか」

「大体の見当とかはついているのですか?」

「いや、ただこの惑星系の内側の方から放射されてきたとしか分からん。なので委員長提案として、まず10隻で内側へ向かってゆっくりと探査するんだ。そしてなぞのエネルギー源が発見されたら、全船に対し緊急集合をかける。なお、船同士の間隔は各AIにまかせる」

「了解しました。ではそういう方面で、進みましょう」

「では、これをもって第2回参謀会議を終了する。解散」


作戦は実行に移された。そして、

「全船に告ぐ、なぞのエネルギー波を感知。すぐ、集合せよ」

「場所は?」

「本惑星系恒星絶対座標、X=163,Y=42,Z=157」

「了解した。貴船の名前は?」

「フリーダム号です」

すぐに、全ての船が、その座標に集まった。

「みてください。これがそのエネルギー源です」

映像には、直方体の物体が写っていた。

「これは?」

「よく分かりませんが、これが元らしいですね。これでは、回収は出来ませんよ。大きすぎます。どうします?艦長」

「とりあえず、この事を、通信する必要があるな。最優先通信、第2種暗号通信を使用して、本部へ通信。他の船は、これを全方位から写真に収めてくれ」

「了解しました。艦長」

そして、3時間後、写真撮影は無事に終わった。しかし、全員、何らかの違和感を感じていた。

「そういえば、これ、どんな名前を付けようか」

「ああ、名前ですか、そうですねぇ…1-11-311-4ぐらいでいんじゃないですか?」

「何故そのような数字に?」

「第1銀河/11腕/第311惑星系/第4惑星で発見した。そう言う事です」

「では、そういう名称にします。いいですね」

「参謀会議において、賛成されたら」


結果は賛成多数でこの名前に決まった。ついでにいうと略称はモノリス4となった。

「質量とかは、出たか?」

「いえ、しかし、興味深い事に、この1-11-311-4、これより略してモノリス4と言いますが、あきらかに、重力波の量が多いのです。私達は、これにより時間軸を狂わされている可能性があります」

「とにかく、戻るのが先決だな。では、第3回参謀会議を終了し、これより1時間後に、帰路につく。以上、解散」


ピッタシ1時間後、全速力でモノリス4から後にした。


その途中、ベルは突如として、操縦不能となったが、他の船は気づかずそのまま通り過ぎて行った。

「船長、操縦できません」

「どういう事だ」

船は強制的に、あのモノリス4に戻された。

「普通波だけがどうにか使える状態です」

「緊急通信、普通波でもいい。本部と連絡を取れ」

「了解しました」

本部に送信したとたん、おもいっきり頭をたたかれたような感覚が襲い、船長は気を失った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ