第5
実験開始
……LEVELUP
つまり強くなったってことだよなぁ〜〜
……軽くその場でシャド―ボクシングをしてみる、まったくわからない。
そもそも俺シャドーボクシングなんかやったことないしね!!
ただ体が少し楽になった、気がする……
そういえば軟体生物来ないなぁ、そうだ
この石のつららのとがり具合からして投てき武器につかえんるんじゃね?
……折ってみよう、携帯できたら広いもんじゃん?まさかおれるわけないよねぇ(笑)
とか思いながら俺は白銅色の石をつかんでみる、そして力を少し入れたら
ボキッ「え」
折れてしまった
「え――!!マジすか!!」
石の太さは30センチくらいあって、ぼろぼろだとかそんなことはまったくなく、ヒビすらなかったのに抵抗もなかった。
「なんなんだこの俺の謎パワー、俺実はスーバーな人間なんじゃこれだったらもう近くの石を投擲でなんでも殺せんじゃね!?」
フッフッフッみてろ軟体生物!!
と考えながら俺は軟体生物がいる方に歩いていくと……
「……なんじゃこら」
そこには小規模なクレーターが出来上がっていた、天井のつららはすべて落ちていて地面にはポッカリ穴が開いている。穴のそこは真っ暗で見えない、無事だった壁にもなにかが焦げて引っ付いていた、触ってみるとぬちょっとした。多分軟体生物の体液だろう、キモチワル。
穴の左右端がなんとか道として残っていたおかげておくには進めるようだ……
「なんてこったい、原因はよくわかりたくないが……このいしだよなぁ」
俺はさっきどさくさで拾ったもう一個の赤い石を取り出す、近場の普通の石を拾ってお手玉しながら考える。
「こうなったトリガー……つまり原因を考えよう」
まず最初投げたときなぜ爆発しないで今回は爆発したのか?
今回との違いはライターを使っただけだ……「あ」
手が滑って赤い石を地面に落としてしまった!!
「…………ふぅ」
衝撃を与えても爆発しないようだ、助かった。というかこんな危ない石でお手玉すんなって話だけど、まぁそれはおいといて
「……この石貴重だけど実験をしよう」
そんな貴重&危ない石のお手玉をやめて実験だ。
まず赤い石を地面において10メートル離れる
そしてライターに火をつける
「暖けぇ」
……じゃなくて石をみてみる。
変化はない、さらに近づく……5.4.3.2.1メートル!!
変化は……ない。
10センチ!!
変化無し。
「あれぇ?同じ石だよなぁ?なんで何も起こらないんだ?」
俺は石をつまんでみる
「お、おお?」
石が点滅を始める!!
「キタキタさっきの現象だ!!」
俺は急いで穴の中に投げ込む!!
「……ふぅ」
穴を覗きこむ、底は意外に浅いようだ。
石は底でぼんやり光っている。
「ライムのドロップアイテムとかあったのかねぇ。ってそんなのあったらマジでゲームだよな」
ズド―――――――ン!!!!!!
「ウオッ!?」
きゅ急にきた!?びっくりしたぁ………
「実験結果、大成功!!」
つまりあの赤い石は持ってるときに火を使うとスイッチがはいって爆発するんだな、うむうむ。
「じゃあ奥にいきますか」
俺は道のギリギリ端をとおって奥に向かった……
そうしてなんとか奥に到着した。
奥には鍵があり、右の壁際に手形がある祭壇があった……
「まずは鍵を回収っと……祭壇はなんじゃろな?」
俺は手形に触れる、すると壁に文字が浮き出てきた。
【やぁ!!スライムクラスのモンスターに君は何回死んだかな?10?15?大丈夫!!君がいくら死んだとしてもこの場所じゃもっと死んだ人もいるから気にしないで!!ドアの罠にも引っ掛かったらもっとかな?この先ドアはちゃんと鍵を開けようね!!】
そこまで死んでねぇよ、四回しか死んどらんわ。ドアは引っ掛かりましたよちくしょう。
【まずは鍵の回収おめでとう!!頑張った君にプレゼントがあるよ!!初回特典で二個選んでいいよ。そして死亡回数が少ないとドアを開けたあとも特典付きでクリアボーナスもある!!だから死なずに頑張ってね、もういっぱい死んでたら意味ないけど(笑)】
たち悪いなお前、ここでそんなこと言うか?
【じゃプレゼントだよ!!下から2つ選んでね!!】
〈一定のLEVEL UP〉
〈ここに来させられた理由〉
〈他プレイヤーの遺品を一つ獲得〉
〈今回倒したモンスターのスキル一つ獲得〉
〈赤い石25個獲得〉
〈マジックバック獲得〉
【この中から2つだからね!!ちなみに初回特典で教えてあげるけど一つ獲得系は内容は秘密が多いけどランダムじゃないから!!例えばスライムのスキルだったら5つあるんだけどそのなかから君がほしいスキルを取れるってとさ!!ちなみにプレゼントの被りはオッケーだから!!マジックバック2個欲しいなら取れるってことさ!!それじゃあドアの向こうでねぇ!!このあとも頑張って!!ちなみにここは簡易的なセーフゾーンだからじっくり考えていってね!!】
……なんだろういちいちかんにさわるやつだ、この状況、何があってもいいように、後悔しないようにじっくり考えよう。
次回主人公はどんなプレゼントもらうのか!?