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第2

探索開始


「……だよな、そりゃそうだよ」

クソッ、あんなゼラチン状の化け物に素手で突貫したらそりゃそうなるわ……

つうか俺死んでんのに冷静だな。

最初は苦痛なく死んで、さっきは圧迫して溶かされていく感覚まであったのに……

あれか?

現実味がないから死ぬのが怖くないってやつか?

まぁ……ゲームにでてくる化け物ならいざ知らず俺はゼラチン状のなにか

生きた動物特有の表情があるわけでも匂いがあるわけでもましてや鳴き声なんかしない………死体や骨なんかゲームでなれてる

夢って考えがあるからこそだ。

……でも夢じゃない、これは絶対に。

三回目になればわかる、景色が一緒だ……

天井につらら、そして足元には

「最初に投げた謎の石……」

俺は赤い石を手に持ち考える

なぜ?ここは?

そんなのはこの死のスパイラルを脱出してからだ。

ゆっくり考える、そのためには……

「生き残るのを優先しなくちゃならねぇ」

ゼリーはいつも前からしか来ない、後ろはどうなっている?

「……なにか手口があるかもしれない」

ゼリーが来る前に行かなくては

俺は静かに移動を開始した

それにしても、ここは道がしっかりしている。洞窟にしてはまったいらだし……中くらいの大きさや小さな石ころはあるけど邪魔にはならない

「ここの寒さはなんとかならんもんかね……」夜食を買いにいくついでに運動しようとしたから服装はジャージ一式だ。

そういえば俺の買った夜食はどこに消えたんだ?

ポケットの中身を漁りたいが漁ってる間にゼリーが来たら厄介だ。道の先が続いていない可能性もある。

「……もっかい死んだらチェックするか」

まてまて、自分で言っといてなんだが可笑しくないか?

死んだらって死ぬこと前提かよ、死んだら終わりなんだぞ俺、自覚あるのかよ、現実だぞこれは。

こんな神経ずぶとかったかね俺は?

そのまままっすぐ道を歩いていくと……

「扉だ……」

目の前に忽然と扉が出現した。

「洞窟の中に扉とか、何でもありだな」

ドアノブがついている、鍵穴がある

とりあえず引いてみる、鍵かかかっているようだ。

「じゃま、ダイナミックお邪魔しますをするか」

俺は扉に蹴りを入れる、扉は破れなかった

「なんだ、壊れないじゃないか……ん?」

蹴ったところが赤くなっている、これは、血か?

俺の右足が無くなっていた

「イッテェェェ!!!!」

燃えるように痛い!激痛だ!なんで右足が無いんだ!!クソッ!

ドアの前には細切れになった肉片があった

右足から大事な物がこぼれ落ちていく……

「くそ、意識が……頭に靄が……」

そして三度目のブラックアウトが訪れた


扉を見つけた主人公!!

やはりゼリーを何とかしなくては!!

どうなる次回

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