第1
主人公無能
「……ハッ!!」
俺の声が響く、ん?響く?
ここはさっきの知らない洞窟!?
俺はゼリーの化け物にあって、なんか投げて、効果ないから逃げて、それから……
「なんか飛んできて頭に当たったんだよな……眉間に」
俺は眉間を触る、特に何もなっていない。
……夢だったのか?いや、それにしては寒かったし、ゼリー状のやつもリアルだった……「夢にしちゃこの状況は……」
天井に石のつららみたいなものが、道幅は広くもなく狭くもなく……ゼリーでいっぱいいっぱいだったのが嘘のようだ
「いやいや、あり得ないだろ、これも夢に決まってるさ」
どうせ昨日読んだ本の悪い影響さ、だからあのゼリーもいるはずが……
……おいおい嘘だろまた水の音がするんですけど!?
また現れやがったゼリーの化け物!!
ん……まてよ?
これは夢なんだよな?
じゃあ突っ込んでいったら霧みたいに消えるんじゃね?
よし、ゼリーなんだ怖かねぇ!!
いっくぞ―――――!!!!!!
拳は命中した
ゼリーが拳をつたって俺にまとわりついてくる
「うわっ、離せ、この、この!!」
ゼリーは俺の口、鼻に入ってきた
空気がすえなくて、体を圧迫されて、苦しくて……
「ち……ちくしょう……」
そして視界がブラックアウトした
ゼリーを倒せるのか!?