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川の端にある大樹になる花は蝶  作者: みなみん
6/7

6人目になるのかな?ゆぅ兄登場?

楽しんでいただけるとうれしぃです♪

洋ちゃんがかえってきません。

陶子さんとはあえなかったのかしら?

鬼さんが陶子さんは闇に落ちたって言ってたけど、どういう意味なんだろう?

洋ちゃん、どうしてるのかな?

なんか寂しい。

一人なんてなれてるし、今までだって誰かと一緒に居れることのほうがすくなかったのに、なんでこんなに寂しいのかな?

誰かといるのに慣れちゃったとか?

だとしたらほんの数日一緒にいただけでもいなくなると寂しいのに、洋ちゃんは陶子さんいなくなってから、ずっと寂しかっただろうなぁ

そんなことをぼけぼけ考えながら歩いていたからか、おもいっきりちからいっぱいこけた

「いったぁ」

「大丈夫か?」

誰も居ないと思っておもいっきり大きな声で痛がったのに返事が返ってきて、かなりびっくり、それ以上にすっごく恥ずかしくなった。

さっと立ち上がるとぱたぱたと服を払ってなにくわぬ顔で歩き出した。

「だ、大丈夫!」

いってから、誰? と声がきたほうを振り向いてみると鬼さんが笑いをこらえた表情で目じりに涙を浮かべながらこっちをみていた。

その目になにか懐かしいものを感じた

はて。。。。なんだろう 

懐かしい、この目 昔みたことがある、あたし覚えてる。覚えてる? でもどこで?

記憶をたぐってみるがそこだってばめんになるとぼんやりと霧がかかったように思い出せない。

なんだろう このなつかしさは

なんだかどきどきする。

「鬼さん、昔あたしと会ってる?」

「なぜ?」

「あったことあるのに、思い出せないの」

「あったことあるっていう前提か?」

「前提とかでなくて、真実よ?あるでしょ?」

「思い出してもいないくせに断定か」

「思い出すってことはやっぱりあってるんじゃない、どこで?」

「聞くのは反則だ。思い出すまでがんばれ」

じっとみつめられて胸が苦しいほどどきどきして泣きたくなる。、

「な~にみつめあってるんだか。」

のんびりした声がきんぱくした空気を破って割ってはいる。

「洋ちゃん、陶子さんは?」

「いない、どこにも。ってか、それより俺が居ない間になに良い雰囲気になってるのさ。」

「良い雰囲気って。。。。どこみたらそんな風にみえるのよ」

「え??だっておもいっきりみつめあってたじゃん?」

「そんなことないよ、あたしがすっころんだのを見学されてただけよ、」

「すっころんだの? 大丈夫?」

「うん、大丈夫。服もやぶけてないし。。。。」

服。。。。そうあの時もあたしは服を気にしてた、、、、気がする^^;

初めてきせてもらったかわいいスカート、親が居なくなって一人いれられた孤児院で初めてもらえたかわいい新しい服、いつもは年上の人たちのお古だったのに、その日はなぜか朝からかわいい服をきせてもらってわくわくしてた。

お父さんとお母さんになる人と会うんだと言われて意味もよくわからなかったけど、新しくてかわいい服がうれしくて、はしゃいで転んでしまって。

服をよごしたら先生に怒られるってべそかいてるあたしに声をかけてくれた人

「ゆう兄!」

「みぃ 思い出した?」

「みぃ?」

「昔あたしちょっと舌足らずでみゆきってちゃんといえなくてどうしてもみぃきってしか言えなくて、、、、」

「みぃしかききとれなかったからみぃって読んでた」

「ゆぅ兄」

あたしは鬼さんに向かって走り出していた。大きな手にぶつかるような勢いで激突しながら抱きついた」

「あたし思い出したよ?」

「そうだね 約束も?」

「うん。全部思い出した」

「あたしにはゆぅ兄がいたんだね、ずっと、ずっとひとりじゃなかったんだよね」

「俺がいるのに、なんであんな男にひっかかるかな」

あ。。。。ちょっと不機嫌。。。。

「孝之さんのこと?」

「あんな下心ありありな男に引っかかるとは。。。。なさけない。。。」

「そばにいてくれなかったくせに!!」

「早く思い出していれば迎えに行くっていっただろ!」

「あのまま孝之さんのとこへ嫁にいっちゃってもよかったの?」

「思い出さないお前が悪い。」

「薄情者ぉ!!」

「しらん、そういう約束だっただろ」

「ふ~んゆぅ兄はそれでもよかったんだ。。。。ふ~ん」

「いや、良いとか悪いとかじゃないだろう。約束は約束だ思い出せたら迎えに行くっていっただろ?」

「ふ~ん」

「まぁ、嫁に行く前にここへこれてよかったじゃないか、俺のことも思い出したことだし」

「そだね!」

「で?」

「で?」

二人で固まってしまった。

ジーっとまつこと役5分 私たちは3人ともかたまったままぼーっと時が過ぎるのを待っていた。

「お前ら動かないなら歩くぞ?」

洋ちゃんがあたしの手をとって歩き出した。

「え? まて!ちょっとまて!」

「待たねぇ 俺は待ちくたびれた。もう行く」

「陶子はいいのか?」

「陶子さんの居場所しってるの?」

固まってしまった洋ちゃんんおかわりに振り返ったあたしに向けられていた顔は昔よく見た笑顔どきどきする。

どきどきして。。。あれ?あたしの鼓動こんなに大きかった?

顔がほてってて熱い><;

と、おもっていたら地面がゆれた、あ、あれ?

そして、あたしは盛大にひっくりかえったらしい。。。。








誤字、脱字 変換ミス多いかもですが、随時訂正していきます><;ご容赦くださいませ^^;

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