探索
今回から文中に出てくる能力はスキルと表記します。
能力→スキル
…決して、めんどくさくなったとかじゃないですよ……
翌日、コアルームにて。
「さて、今日は外の探索をするわけだが、探索に向いた魔物っていたか?まず、この1週間でどれくらい召喚したかも把握できてないし…とりあえず集めてみるか」
集めると言っても場所がないから、今から作るかね。とりあえず俺がいる部屋の手前に大広間を作るか。所謂ボス部屋ってやつだな。
「迷宮拡張」
しばらくして俺は体育館程の広さの空間とそれに大移動できる道を作り上げた。
『熟練度が一定に達しました』
『スキル:迷宮拡張に能力が追加されます』
『以下の能力を追加しました。
スキル:部屋作成、通路作成』
「能力の追加何であるのか。そしてこのタイミングで来るのか、もうちょっと早くきて欲しかったな」
しかもこの部屋作成の能力、熟練度が低いから今は小部屋しか作れないが将来的には今作った大広間よりも大きな部屋を作れるらしい。将来が楽しみなス能力だった。通路の方も一気に作れるからとても楽で便利な能力だ。
まぁ、スキルを獲得出来たのは素直に嬉しい事だからな。タイミングとかは、あまり考えすぎないようにしよう。
「とりあえず、今は作ったこの大広間に魔物たちを呼ぶか」
数分後、大広間に魔物たちが集まった。
「1週間とはいえ結構いるな。50体くらい?」
『ここに居る魔物の総数は73体です。スキル:使役から確認が可能です』
まぁ、確認は後からでいいとしてなんか多くない?
1日に大体3割の魔力で召喚してたよな?最初の召喚が2割の魔力で4体だから、多くても50体行かないくらいだと思うだが。
「なんでなんだ?」
『マスターの魔力の総量が上がっているためです。魔力は使えば使うだけ伸びます。上昇率は微々たるものですが、マスターは魔力が回復するたびに限界ギリギリまで使っていたので、同じ3割でも翌日には変わります』
なるほど。魔力量の確認はパーセントだったからな。それで魔力が増えても気づかなかったのか。
「魔物の数が多い理由は分かった。じゃあ外に送る魔物だが…」
魔物たちのステータスを見て判断しているが、索敵に適してそうなのは盗賊のクラスを持っているゴブリンくらいかな。他にもナイトウルフも隠形を持ってるけど今回は俺の護衛にまわってもらう予定だし。
「よし、盗賊のクラスを持っているゴブリン達は前に出てきてくれ」
すると魔物たちの中から6体のゴブリンが現れた。
「ふむ、お前たちにはこれからこのダンジョンの外の索敵に出てもらう。何か見つけたら教えて——いや持って来てくれ。今回の索敵班のリーダーはお前だ」
と俺は最初に召喚した盗賊ゴブリンにリーダーを任命した。
「頼んだぞ」
すると盗賊ゴブリン達は「ギャッ」と返事らしきものをしてダンジョンの出口まで進んで行った。
「無事に戻って来てくれるといいんだが」
数時間後、盗賊ゴブリン達が戻って来た。
「おぉ、戻って来たか!それで、何か見つかったか?」
俺が尋ねるとゴブリン達は果物や小動物などを持って来てくれた。
「外は森なのか。動物は結構いたのか?」
ゴブリンは頷き、大きく手を広げてみせた。
「そうか、動物が多いって事は森がそれだけ豊かって事だからな。他には何かいたか?お前たちでは対処できなそうな魔物とか」
すると1体のゴブリンが何やらジェスチャーを始めた。
「うーむ、よくわからんな。何かは居たんだろが、それが分からん」
俺がしばらく悩んでいると、突然変化が訪れた。
『ダンジョンに侵入者が現れました』
「マジか、侵入者!——もしかしてお前が伝えようとしてたのはこの事なのか?」
俺が先程ジェスチャーをしていたゴブリンに尋ねると頷いていた。




