黒いスケルトン
今回からスキルは【】技や魔法などは〈〉
にしようと思います。
思い付きなので変えるかもしれません。
「…なんなのコイツ」
倒された仲間を弔う…明らかに知性があるよな。色も真っ黒だし、ベール被ってるし
演算機さんはコイツがなんだか知ってる?
『この個体については分かりません。おそらく種族はスケルトンの進化先ブラックスケルトンだと思われます。ですが通常ブラックスケルトンはあそこまでの知性を持ち合わせていません』
普通じゃないのか。
持ってるスキルの影響か?ユニークスキルを持ってたりして。
「とりあえずコイツを呼んでみるか。ダンジョンの魔物なら俺の言うことを聞くはずだしな」
実験場にブラックスケルトンを呼び出した俺は意思の疎通を図ってみることにした。
「よう」
…返事はない。ただの屍のようだ。
「オッス!オラアヴィリル!」
ブラックスケルトンからの返答はない。
「…知性はあるはずだよな。頷いてみてくれ」
カクンと頭を下げた。
「おっ!やっと言葉が通じたぞ。明確な指示がないとダメなのか…?」
まぁコイツ話せなそうだしな。今までのやつならどう返事をしていいかわからなかったのかもしれない。
「ステータス見ていいか?」
カクンと頭を下げ、返事をする。
「こう言う質問ならいいのか。とりあえずステータスを表示してくれ」
——ステータス——
名前:なし
種族:ブラックスケルトン
称号:なし
メインクラス:ネクロマンサー
ユニークスキル
・冥界への導き
スキル
・死霊魔法 ・恐怖 ・統率
—————————
おぉやっぱりユニーク持ってたのか。
そして【死霊魔法】【恐怖】【統率】
まさしくネクロマンサーって感じのスキルだな。
「とりあえずこの【冥界への導き】ってやつ使ってみてくれないか」
ブラックスケルトンが頷くと、隣にスケルトンが出現する。
「これがユニークなのか?」
スケルトンの召喚や創造ってことか?死霊魔法っぽいけど。
「もう一度使ってみてくれ」
やはりスケルトンが現れる。
「死霊魔法との違いがわからないな」
俺がスキルの考察をしていると
「ふむ、この者達は魂が健在していますね。通常の死霊魔法は死者の体や召喚したアンデットを操るだけで魂までは再現できないはずですが」
近くにいたらしいミカエルがそんな事を言った。
「そうなのか。と言うことはコイツのユニークスキルは魂を宿したスケルトン、もしくはアンデットを召喚するスキルってことか」
魂があるのとないので一体なんの違いがあるのかはわからないが。
「て言うかお前魂なんで見れるのか」
「私は大天使ですので」
いや、それだけじゃ分からないんだが。
それにしてもユニークスキルをもてる条件がいまいち分からないな。最高位種のミカエルが持ってなくてブラックスケルトンは持っている。
まぁ、ミカエルはユニークスキルなんてなくてもユニークを持ってるルシフェルと互角だからな。
ユニークスキルは強いが絶対じゃないって事か。
「あ、解除してくれていいぞ」
するとスケルトンが崩れていく。
「…?アヴィリル様もう一度スキルを使うように言ってくださいませんか」
「ん?わかった。もう一度スキルを使ってくれ」
再び2体のスケルトンが現れる。
「…やはり」
ミカエルが何か納得した様子でブラックスケルトンを見ている。
「何がやはりなんだ?コイツのスキルで何か気付いたのか?」
「はい、アヴィリル様。どうやらこのブラックスケルトンのユニークスキルはスケルトンの召喚では無さそうです。おそらくはスケルトン自体は【死霊魔法】で召喚した者で、魂の方がユニークスキルの結果だと思われます」
いまいち分からないが
「魂を作って召喚したスケルトンに宿したって事か?」
「…いえ、実は先程この者がスキルを解除した時、スケルトンに宿っていた魂がブラックスケルトンの中へと戻っていきました。そして再びスキルを使った際にはまたスケルトンの中へと」
元々ブラックスケルトンの中に魂がいくつかあったって事か?作ったわけじゃなくて。
『魂を作り出す事などユニークスキル程度不可能です。おそらくブラックスケルトンがどこからか回収したものだと思われます』
魂の回収…
そういえばコイツ、倒されたスケルトンの側によってなんかしてたな。その時に回収したのか。
「と言う事はコイツのユニークスキル【冥界への導き】は魂の保管、そして操る能力って事か」
「おそらくは魂の修復もあるかと」
魂の修復もか。
魂の保管と修復、すごい力だとは思うが強いのかと聞かれたら困るスキルだな。
まぁそこら辺は今後に期待かな。
「そうだな折角だし今後の期待も込めて名前でも付けるか。他にも魂は居るのか?」
ブラックスケルトンは首を振りいない事をアピールする。
「いないのか。ならお前ら3人だな。じゃあブラックスケルトン、お前の名前はネクロ=ノワールだ。他の二人はジョンとハサンな」
いつも通り名前は俺の厨二心の現れだ。
「名前はも付けた事だしとりあえずネクロ達はダンジョンに戻ってくれていいぞ」
俺の指示を聞いたネクロは頷きジョンとハサンと共にダンジョンへと戻って行った。
さて、俺もダンジョンの観察に戻るか。
俺がダンジョンを覗こうとした瞬間。
『基準値を大きく上回る大量の魔力を感知しまし
た」
演算機からの警告が届く。
基準値、それはこれまで俺のダンジョンに来た侵入者達の魔力を平均化し強い侵入者がきた場合、分かるように備えていた物だ。
その基準値を超えた大量の魔力。一体何がきたん
だ?
「演算機、写してくれ」
モニターに映し出されたのは統一された装備に隊列を組み侵攻する騎士の姿だった。
「ええ何コイツら。どっかの騎上団?なんでこんな大勢で出来たばっかのダンジョンに来るんだよ!」
「…?」
ミカエルが何か気付いたのか首を傾げていたが動揺していた俺は気づかずにいた。
俺が騒いでいる間も騎士団は着々とダンジョンを突き進んでいた。




