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大迷宮の創造者  作者: POG
第1章 迷宮創造

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クラフター

 クラフター、か。

 とりあえず、クラスのことは一旦置いといて。


「ミカエルに名前をつけたことだし、いい機会だ、他の目立った奴らにも名前をつけようか。」


 …目立った奴ら。

 パッと思いつくのは、足止めしてくれていた魔物か。

 …護衛のゴブリンに、ナイトウルフか。

 でも護衛のゴブリンはホブ以外はやられてしまったから3体か。


 とりあえずあいつらを呼ぼうか。


 —しばらくしてホブたちがコアルームに来た。


「まずは、ナイトウルフ」


「ワァウ!」


「お前の名前は…色々考えたけど…名前はフェンだ」


 やっぱり狼の名前といえばフェンリルだからな。そこからとってフェンだ。


 そしてボブの2人は…って

「そういえば護衛のゴブリン4体の内、どいつが進化したのかも分かってなかったな。」


 侵入者の件でステータスも結局見れてないしな。


「ステータス」


 ——ステータス——

 名前:なし

 種族:ホブゴブリン

 称号:ゴブリンリーダー

 メインクラス:戦士

 スキル

  ・身体強化 ・タフネス ・挑発 ・咆哮

 —————————


 ——ステータス——

 名前:なし

 種族:ホブゴブリン

 称号:なし

 メインクラス:盗賊

 スキル

  ・ハイド ・俊敏 ・投擲 ・軽業

 —————————


 進化したのは戦士と盗賊の奴だったのか。スキルも増えてクラスが変わっている。進化したからだろうか。

 んー…なら


「戦士はシュラ。盗賊はオボロだ」


 ふっ。我ながら圧倒的な厨二センスだと自負する名だ。


「主サマニ頂イタ名ニ恥ジヌ戦士トナリマス」

「オナジク」


 とホブの2人…シュラとオボロが膝をつき傅きながら答えた。


「おお、そうか。がんばっ…ん?え?お前ら喋れたの⁉︎」


 片言だが確かに喋った。


 …なんということだ。

 あの喋る事ができずになんとかジェスチャーで伝えていたあの可愛いゴブリンが……


 俺は少し感動していた。侵入者に魔物の大半をやられてしまったからだろうか。


「…よし。シュラ、オボロ。やられてしまった仲間たちの分まで、しっかり強くなれ」


「「ハッ」」


 くう〜


『…』

「おお、流石はアヴィリル様!なんと慈悲深い」

「ワン」


 …三者三様の反応ありがとう。


「シュラとオボロ、それからミカエルはダンジョンを回って他に侵入者がいないかどうか、それから怪我をした奴の回復をしてくれ」


「かしこまりました。アヴィリル様」

 そういいミカエルは2人を連れ見回りに向かった。


 いないとは思うが、俺の感知に引っかからない敵もいるかもだからな。


 …そういえば、盗賊や魔物達の死体ってどうなったんだ?すぐ侵入者が来たから確認してなかったけど。


『死体は魔物や人間を問わず時間をかけて全てダンジョンに吸収され魔力に変換されます。侵入者の持ち物も同様に吸収されますが死体以上に時間が掛かります』


 えっそうなのか。…まぁ残るよりは楽だな。処理とか。


 よし、疑問の確認は済んだから、置きに置きまくったクラスについて確認していこう。


「今回開放されたクラスってなんなんだ?」


『クラフターです。クラフターは鍛治や錬金、薬師などの生産系クラスの複合クラスです』


「なるほど、複合クラスか…強そうだな」


『クラフターは鍛治の技術であれば鍛治士に、錬金であれば錬金術師に…など性能で一歩劣ります。』


 …劣るのか。

 まぁ色々使えるのは器用貧乏になりやすいしな。


 ダンジョンマスター以外で初めて手に入れなたクラスがこれか…少し落ち込むな。


『クラフター系は極めれば1人でなんでも作り出せます事ができます』


「そうだよな!器用貧乏は極めれば強い!」

 そんな当たり前のことを俺の厨二心が忘れていたとは…

 不甲斐ない。


「よし。なら早速、クラフターをサブクラスに設定する」


 —————————

 サブクラスにクラフターが設定されました。

 スキルを獲得します。

 —————————


 —————————

 以下のスキルを獲得しました。

 スキル: 鉱物知識、金属加工、鍛打、修繕、融合、付与、改造、抽出、変換、調合、薬草知識、調薬、………………解析、鑑定、分解、記録

 —————————


 いや!多いわ!

 もう何が起きたかもわからん!

 何でこんなにスキルが貰えたんだ?


『クラフターは生産系の基本スキルを全て獲得し、扱う事ができます。ですが相応の演算能力が無ければ運用は困難なクラスです』


 困難て、マジか

 改めて自分のステータスを見てみる。


「……スキルが多すぎてめちゃめちゃ見づらい。何が何処にあるかもわからんな。

 …なんとかスキルをまとめられないかな…チラッ」


『ただいま獲得したスキルをまとめますか?』


「流石だな」

 正直あまり期待していなかったが本当に出来るとは。


『鉱物知識、金属加工、鍛打、修繕、融合、付与、改造、抽出、変換、調合、薬草知識、調薬、………………解析、鑑定、分解、記録。これらのスキルを統合し新たなスキルを作ります』


「…え?新たなスキル?」


『ユニークスキル: 匠技大全、万物鑑考を獲得しました』


 ——ステータス——

 名前:アヴィリル

 種族:ダンジョン・コア

 称号:なし

 メインクラス:ダンジョンマスター

 サブクラス:クラフター

 ユニークスキル

  ・演算機 ・匠技大全 ・万物鑑考

 スキル

  ・召喚 ・使役 ・迷宮設置 ・迷宮拡張

  ・罠設置 ・魔力操作 ・魔力感知

 —————————


 …なんかユニークスキル手に入れちゃったんだけど


『匠技大全は金属加工、付与、変換などのスキルを統合。万物鑑考は知識系や解析、鑑定などのスキルを統合したものです。この二つはユニークスキルですが、あくまでスキルをまとめただけのスキルなので、統合したスキルの性能は変わりません』


 なるほど。ユニークスキルとはいっても見た目だけってことね。


 それにしても、いくら性能は変わらないとはいえスキルの統合なんて出来るとは。

 改めて思うが演算機はあれだな。

 自分ではあまり言いたくはないが…チートって奴だな。


 …まぁこれで見やすくなったし扱いやすくもなったからな。これでよしだ。


「さて、生産系のスキルも手に入れたことだし、いよいよ俺の体を作るという計画でも始めるか。まずは試作として定番のゴーレムでも作ってみますかね」

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