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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ローマ帝国の皇帝 ~初代から五賢帝まで~

高校生の頃、五賢帝の名前が覚えられなくて苦労しました。

今じゃ20人くらい余裕なので、学生さんの助けになればと思い投稿します。


まあ古代ローマは夏休み前に終わるから定期テストの役には立てませんね、ごめんなさい。


7/27 ランキング 日刊歴史短編部門で3位になりました。 PVはまだ100くらいなのに^^;


 初代 アウグストゥス 


 古代地中海世界の政治家で断トツのイケメン(異論は認めねえ) 私の推し。

 ユリウスカエサルに見いだされ跡継ぎに指定される。

 たった十七くらいでローマの最高権力者に。重圧も政敵もはねかえす腹黒王子系。


 人妻だったリヴィアに一目ぼれのあげく、旦那を説得して別れさせ結婚し、ついでに息子二人も引き取る、愛が重い男。 

 『冷徹皇帝に溺愛されて困っています、わたくし人妻なのに(史実)』‥ だれかこのサイトで書いてくれないかな。




 二代 ティベリウス 


 リヴィアの連れ子。アウグストゥスとは生真面目キャラがかぶったせいか、仲があんまり良くない。

 最愛の女性を義父に別れさせられたせいで、妻との仲は最悪。

 優秀な人材を見ぬき、次々と帝国の要所に送る。

 しかしその結果、首都ローマの元老院にはアホばっか残り元老院とも不仲に。


 色々嫌になって、島に引きこもってリモート統治。悪評が多いが、ほぼデマ。

 『都がうざくなったんでリゾート島に引きこもります。統治? 手紙で全部解決しますが?』って人。

 


 三代 カリグラ


 ティベリウスの弟の孫だったかなー。

 キャラは婚約破棄しがちなバカ王子。

 ティベリウスがこつこつ貯めた国家財産をあっという間に食いつぶす。


 こんなバカに任せていたら帝国が滅びる! と決意した近衛兵により暗殺された。

 命をかけた近衛兵、グッジョブ!




 四代 クラウディウス


 身体が弱く皇位継承から外れていたが、カリグラの暗殺により皇帝につく。

 まじめに取り組んだだけで国家財政が立ち直るって、カリグラどんだけ無茶したんだよ。

 

 ハーレムなんて絶対作らない人。なぜなら女運が致命的にないから。

 ローマ皇帝でモテなかったら転生したって無理っしょ。




 五代 ネロ


 母親が義父を暗殺してくれたおかげで帝位につく。

 外交はそこそこ良い。

 ローマ大火は彼のせいじゃないし、皇帝として復興頑張った。


 問題は何かうまく行かないとすぐ暗殺とか処刑しちゃうクセがあること。

 ラノベ的には闇落ちキャラか?

 元老院に嫌われまくり権力争いに負け、自害。




 ネロの死の後、ローマは内乱に。

 六・七・八代が現れては死ぬ。




 九代 ウェスパシアヌス


 庶民出身の軍人皇帝。

 もう政情がメチャクチャで、元老院でさえ平和にしてくれるんなら身分にもこだわらなくなってた。

 あ、『おっさん勇者、平民だけど帝国の混乱を制圧したら皇帝になれました』だ。

 人が好い丸顔。コロッセオ作った人。




 十代 ティトゥス


 ウェスパシアヌスの長男。外国の姫と熱愛するが、国民から外国人の皇妃を認められなかったせいで正式な結婚をあきらめる。

 皇帝に就任するも、ヴェスビオス火山の噴火によるポンペイの壊滅や首都に蔓延する疫病対策に忙殺される。

 まだ若いうちに過労死って‥ 不遇キャラだね。



 

 十一代 ドミティアヌス


 ウェスパシアヌスの次男。ティトゥスの弟。

 経験不足の内に即位。防衛線の着眼点に秀でるが、実践経験がなさすぎるため他国に敗戦。

 浮気したかった妻に暗殺される。

 う~ん、読者からキャラのまとまりがないって指摘されるタイプかな?




 ここから五賢帝♪




 十二代 ネルヴァ


 先帝の暗殺により元老院に担ぎ出されたおじいちゃん。

 二年の統治はただただ無難。

 五賢帝に入れる必要あるのか? と後世ディスられた。


 まー 非常事態を無難にこなし内戦を防いだことと、後継者がまともだったたことから当時の評価は高い。


 


 十三代 トラヤヌス


 初の属州出身皇帝。このサイト風に言えば実直な田舎貴族が皇帝の養子になる感じ。

 田舎者と侮られないようにすっごい頑張った。ローマ帝国の領土は彼の代で最大に。


 夫婦そろって地味真面目。

 テーマ的には俺スゲエだけど、性格的にはヒューマンドラマの主人公向き。




 十四代 ハドリアヌス


 トラヤヌスが死に際、彼を後継者に任命。しかしその言葉を聞いたのは、妻たった一人。

 そしてトラヤヌス夫人は若きハドリアヌスと何回も交流が‥ 


 ここから不貞を働いた未亡人がが若き燕に帝位を継がせるため捏造したのでは、とか、皇帝の座を狙うハドリアヌスが妃を篭絡したのでは、との疑念がわき上がるはずだった、が‥


 ハドリアヌスはまったく女性に興味を持たないゲイなので、疑念は起きた側から立ち消えるのさ☆


 軍人としての才能があり、トラヤヌスが獲得したダキアの地も防衛のコスパが悪いとさっさと放棄。

 帝国の各地を回って防衛線を強固に造り直した。


 キャラが濃すぎてラノベには不向きだな‥

 少年漫画で『最強皇帝に、俺はなる!』の方が映える。


 テルマエ〇マエには出演してるよ。




 十五代 アントニヌス・ピウス


 ハドリアヌスは広大な帝国を周り、首都を留守にしまくっていた。そのせいで元老院から嫌われ、死後に神格化しない、との嫌がらせを受けてしまう。

 その時に「あんなに帝国に尽くした方を」と元老院に懇願したので、「慈悲深い人」の意味のピウスがあだ名になったそうだ。

 キャラ的には脇役の王様。可もなく不可もない。




 十六代 マルクス・アウレリウス・アントニヌス


 フルネームで覚えなくて良くない? と大抵の高校生に嫌われる人。(フルネームはもっとめんどい)

 イタリアではマルコ・アウレリオとしか呼ばれていないし、日本も表記短縮しようよ。


 ハドリアヌスが構成した防衛線が優秀すぎて、皇帝が戦地に出ず平和ボケした結果、蛮族の侵入を許し、慣れない戦争に出陣してボロボロになって死ぬ。

 ボロボロの状態を素直に文章にしたから、哲学者として評価を受けた。


 頭良くて人当りも優しいけど、恋人をかばって死ぬキャラが近いか?





 五賢帝って呼ばれているけど、塩野作品を読んだ感想ではトラヤヌスとハドリアヌスがすごいだけ。残りは平凡。全員覚える必要ないじゃん‥



 そして十七代が無能で暗殺されたことと、その後内戦で国力が低下したことから、ローマはゆっくり没落の道をたどるのであった。

 

 




 


 

 

            

 ローマ人の物語を読むときの注意。


 一巻はめんどすぎて挫折しがちなので、読むのは二巻以降からにしましょう。

 


 通史物語はマンガもふくめて三作品読みましたが、全部一巻が読みづらかったです。


 読んでいいのはすでに歴史オタクで一巻の洗礼経験がある人だけですね。

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