幸福について
幸せになりたいですか?
こう聞かれたら多くの人は
なりたいと答えるだろう
しかし幸せとは何かと
考えたことはあるだろうか
お金持ちになれたら幸せ
頭が良ければ幸せ
モテたら幸せ
成功したら幸せ
これらは幸せでは無い
とは言えないけれど
それらが本当の幸せなんだろうか
漫才コンビのネタで
秋が好きという相方に
「雨降ったら終わりですからね」
と言うセリフがある
これはもちろんボケとして言っているが
お金持ちになったとしても
ずっとそのお金があるとは限らない
頭の良さもモテも老化には抗えない
何かで成功したからって
次も成功できるとは限らない
雨が降っても終わらないもの
それが本当の幸福ではないか
言いかえると自身の中に
存在するものなのではないだろうか
例えば自分の小説が誰にも読まれなくても
それを書き上げたという事実は残る
例え両思いになれなくとも
愛することはできる
それらが幸せなのではないだろうか
何が起ころうが
どうなろうが
崩れることない幸福
それは死さえも
幸福なものに変えるのかもしれない
あるフランスの作家は言った
「幸福になる秘訣は
快楽を得ようとひたすらに努力することではなく
努力そのもののうちに快楽を見出すことである」
動物は利己的な生き物だとは思う
しかし理性がある人間ですら
そこから抜け出すことは
できないのだろうか
戦争や殺人、不倫、米の買い占め
そんなニュースばかりが目に付く
何が動物と違うのだろうか
スイスの哲学者は
「他者を幸福にすることが
いちばんたしかな幸福である」
と言っていた
誰かを幸福にできるなんて
傲慢かもしれないが
誰かを幸福にしようと
努力する事はできる
その努力そのものが
幸せなのかもしれない
最後に
今まで考えてきた事とは違うと
思われるかもしれないが
小さい頃から好きだった
宮沢賢治の言葉で締めたいと思う
「世界全体が幸福にならないかぎりは
個人の幸福はありえない」
コメントお待ちしております。
色んな考えを自分に入れて深めていきたいです!
もしよかったら私が書いた短編小説
【僕のいない僕の明日】
も読んでいただけると幸いです!