現実世界における極近未来の動力機械
ガスカートリッジ式小排気量水素エンジンとか、あくまでも素人の妄想です。
事実誤認等があっても笑って(嗤って?)流して下さい。
「我々にはエンジン音が必要だ。ブラインドカーブの先から近付いてくるエンジン音に、車がコーナーから躍り出る瞬間を期待する。それがラリー観戦の楽しさだから。」というようなことを、TOYOTAの水素エンジン搭載型レースカーを見たWRC(世界ラリー選手権)関係者が言ったそうな。(コメント内容うろ憶え)
エンジン音が雰囲気を盛り上げる、というのはモータースポーツ全般に言えることかもしれないが、ラリーは特にそれが顕著かもしれない。
ポイントは「直接視認出来なくてもエンジン音によって存在を知覚出来る」ということ。
これって実は物凄く重要な要素なんだな、農業や林業など田舎で野外活動する人間にとっては。
耕うん機やら刈払機やらチェーンソーやら、動力機械はけっこう使用する機会が多い。これらの動力は、現状では殆どガソリンエンジンだ。しかもチェーンソーなど手持ちのものはガソリンにエンジンオイルを添加した混合燃料を使用する2サイクルエンジンである。そう、排気ガスの規制により車やバイクでは既に過去の物となったヤツがいまだ現役なのである。
「電動にすればいいじゃん」って思われるかもしれない。実際、草刈り機などではバッテリー式の電動化が進みつつある。それを否定するつもりも無い。住宅地で庭の草刈りをするのにエンジン音を響かせるメリットは無いし、静かな方が近所迷惑にもならないしね。
でも、使用する状況が、山での下草刈りだったらどうだろう?果樹園での枝切りなら?間伐作業でなら?電動化されたシュイイーンって電動モーターの音しかしない道具類で作業したい?
エンジン音なら多少離れたところで作業していても聞こえるから「あぁ、あそこらへんで作業してんなぁ」って周辺の畑の人に認識してもらえる。一緒に作業してる人に対しても、エンジンがかかっている、つまり稼働状態であることが容易にわかる。野生動物たちにも聞こえるから、彼らの側が近付かないようにしてくれる。
(普通は、ね。今年のやたらと人里に出没する熊たちは異常だ。人の食い物の味をしめちゃったヤツは、仮に山に返したとしても、すぐまた人の食い物を食いに来る。コイツらは、異世界物でよくある魔獣の「異常個体」と同じ。「討伐」するしかないと思うんだが。)
話が逸れた。。。
もう1点、あくまで現状のバッテリー式に関してだが、エンジン式と比較してパワーが足りないという問題点がある。一般家庭向け(というのも変だが)の小型のチェーンソーならバッテリー式も販売されている。しかし、ホームセンターなどで陳列棚を眺めるとわかるが、一定以上の大きさになるとエンジン式一択になる。そして、果樹園農家などが小型の電動式チェーンソーで仕事が出来るかというと、スペックが足りていない。林業などでは尚更。
というわけで、どこかのメーカーが小排気量の水素エンジンを開発してくれないだろうか?と個人的には期待している。2サイクルガソリンエンジン20〜30cc相当のヤツ。これが実用化できれば、刈払機やチェーンソーは軒並み水素エンジンに置き換わるだろう。さらに、ちょっと大型化することで耕うん機やらバイクにも転用出来たりする、かもしれない。
開発のネックになるのは、燃料である水素の充填だと思うが、そこはイ◯タニ(ありゃ?伏せ字の意味ない?)のガスカートリッジ方式で行けないだろうか?
既存のガソリンスタンドやホームセンターでカートリッジの販売(と回収)のみ、充填は拠点となる充填施設で行う。既存のガソリン(混合燃料)やガスカートリッジの流通網に水素カートリッジを乗せる方式にすれば、インフラ整備が遅れること必定の田舎でも使用可能になるだろう。それに、カートリッジ式なら予備燃料の携行も容易だし。
、、、っていう素人の妄想です。多分すでに誰かが似たようなことは思い付いてるとは思うんだが。
ガスカートリッジ方式の小排気量エンジン。どこかのメーカーさん開発してくれませんかねぇ。