表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/34

0%ではない・・・それは希望

2222年の未来ってどうなっているのだろう・・・


2222年のテクノロジーを2022年で使えたらどんな事が出来るだろ・・・


そんな未来を想像しながら ワクワクしながら読める小説です。


主人公は美しすぎるヒロインが2222年のテクノロジーを持って2022年にタイムリープし


日本から世界を変えて行く物語です


リアルにある世界の問題をヒロインどのように考え変えて行くのか?


圧倒的なリアル感をこの小説で体験してください。


第7話


心花先生

ここです


と絵里座は手を振りながら

声をかけてくる


絵里座は心花が教職を失って

相当落ち込んで切ると聞き、

あの日の事故は自分が原因である事を謝罪したい・・・

可能であれば、心花先生に復職して欲しいと願っていた。


そして絵里座は心花先生を教職に復職させるために

寝る間を惜しんで署名運動を行い

3000人分の署名を集めた


そして、今日

その署名をもって学校に直談判しようと

心花を呼び出したのである。


※2222年では脳波で

心花先生を知っている生徒・保護者・卒業生等に

アクセスすれば、数時間で千名以上の署名は容易に集められる

絵里座は寝る間を惜しむとは言っても

署名を集めたのは数時間であったことは

心花には内緒だ。


お待たせ・・・

絵里座さん


予想外の笑顔で絵里座に

手を振って近づいてくる心花


え、・・・笑顔??


ナノスーツ隠しているのね

私に悲しみを見せないように

涙を隠しているのね


なんて、けなげ・・・

なんと、生徒思い・・・


くすん・・・


コーヒーをお願い・・・


ドローンでコーヒー席に届くと

心花がコーヒーを一口飲んだところで

絵里座が切る出した


心花先生・・・

いまから学校に行きましょう

すでに準備は出来ていますから


えっ、なに?絵里座さん

いきなり・・・


これを見てください・・・


心花は絵里座の脳波から送られてきた

ブロックチェン技術で暗号化された嘆願書を解読し

絵里座の発言の意図を理解した。


絵里座さん

ありがとう

そしてごめんなさい・・・


絵里座さんの申し出はとっても嬉しいけれど・・・・

今から学校は・・・


だめ、今から直ぐゆきますよ・・・

絵里座は目の中に炎を燃やし掴みかかる勢いでせまる


何を言ってるんですか 先生!

いいですか・・・

鉄は熱いうちに打て ですよ・・・

思い立ったら吉日ていいますから

直ぐに学校にゆきましょう・・・


ちょっと、使い方が違うけど・・・

絵里座の心花を思う気持ちは

十分伝わってくる


ま、待って・・・待って

話を聞いて絵里座さん

復職はしたいと思うけど・・・


今、どうしても

やらなければ ならない事が出来てしまって・・・


はっ・・・・

やらなければ ならない事って

それは復職よりも大切な事ですか?


先生、まずはこの 三段重ねのアイスクリームを全部食べて

そして、考え直して・・・


心花先生、腹が減っては戦はできぬです

まずは、食べて、いいから食べて・・・


いつもちょっとずれている会話に

苦笑いしながら

心花が話を切り出す


ごめんなさい・・・絵里座さん

ちょっと話を聞いて・・・

ねえ・・・いいでしょう? 

ねえ、絵里座さん・・・

絵里座さんの旦那さんて

海中別荘プロジェクトチームにいるわよね


はい いますけど・・・

????????


ご主人のプロジェクトチームって

どれくらい海底調査進んでいるか知っている?


は?

は????????


絵里座にとっては突拍子もない質問に困惑気味だ


しかし・・・

絵里座は心花の意図に素早く気が付く・・・


心花先生は教職を辞め

一人では寂しくなり

いよいよ・・・

そうか、そうだよね・・・


絵里座は勝手に心花の言葉の意図を勘違いし


先生、わかったは

私に任せて

すぐに旦那の知り合いに声をかけて

最高にいいお相手探してもらいますから


えっ


大丈夫です、教師復活も

先生の新たな夫婦生活も

私にまかせて・・・・


どん・・・

胸を叩き、やる気満々な絵里座


私が付いてるから絶対に大丈夫・・・


鼻息荒く、心花に顔を近づけながら

アイスクリームを口に入れ気合を入れた。


ちょっと ちょっと・・・待って

違うのよ

私、新しい彼氏なんて・・・


(心花の心の声)

新しい彼か・・・

いやいや ダメダメ


心花は思い直し 絵里座に説明をする


違うのよ・・・


心花は夫の行方を5年探している事

海にいる可能性がある事

海底を捜索したい事

順を追って丁寧に説明し

絵里座に理解させた・・・


すると・・絵里座は目から大粒の涙が・・・


ごごがぜんぜい・・・

ズウズ・・・


ゴシゴシ・・・

鼻水を抑え袖で拭きながら


ぎょうりょぐじます


旦那も協力じてもらいます。


その がいでい 調査

絶対に成功ざぜましょう・・・


涙ながらに、心花に告げると

素早く、脳波で夫にコンタクトする


敬ちゃん

すぐにここに来て

大変なの

助けて・・・いますぐカフェに来て・・・


泣きながら

絵里座は夫に伝えると


5分もたたない内に

ジェット機がカフェに到着


ナノスーツを纏っとった

男性が、ジェット機をナノスーツに変形させながら

絵里座のもとに迫ってくる

鬼のように怒った赤い顔をし

目を血走らせながら大声で吠えた


どこだ強姦は・・・

私の妻に手を出すなど


ゆるさん・・

たたっ切ってやる・・・


手を日本刀に変形させ

絵里座の前に仁王立であたりを見回しす


え、絵里ちゃん

もう大丈夫だ

強姦・・・どこだ・・・?


カフェには心花・絵里座以外

ドローンが空中で静止して

注文を待っているだけだった


キョロキョロ


えっ・・・


え、絵里ちゃん・・・強姦は?

この人なの 強姦って?

心花を指さす


絵里座は急にむくれた顔になり


違う

この人は、心花先生


私の失敗をかばって学校を辞めさせられた恩師よ・・・

そもそも強姦なんていないわよ・・・


何を勘違いしているの?


えっ・・・??


泣きながら助けてと

仕事中に脳波で助けを求めてきた妻

敬は絶対に危険な目に合っていると勘違いし

世界で一番美し妻に命の危険だと

仕事を放り投げて

ヒーローのごとく参上したのである。


そんな敬を無視して

絵里座は心花に告げる


心花軍曹

準備完了しました

さっそく作戦会議を始めましょう

と敬礼する


軍曹?って

ねえ、絵里座さん

早速って

なんで旦那さん呼び出したの?


心花軍曹

これは一大事であります

すぐに海域調査の準備を整えて

いざ鎌倉・・・です


はっ?


このあっけにとられながらも

心の中で また違う・・・と突っ込みを入れ


こんにちは、絵里座さんの担任の貝瀬心花です


苦笑いしながら 敬に丁寧にあいさつをする


あっ

自己紹介未だ だったわね

敬ちゃん、こちら心花先生


心花先生

こちら敬ちゃん 夫です


と二人の気まずい雰囲気をしり目に

満面の笑みで互いを紹介


敬は、何が何だかわからないまま

絵里座からの脳波で

先ほど心花から聞かされた話しを共通する


なるほど・・・

数分後、敬は状況を把握


海に消息不明の夫を探しに・・・

簡単には信じられない状況だが

敬は心花に問いかける。


心花先生・・・

絵里座から、情報共有して

事情は分かりましたが・・・

なぜ 海を探そうと思ったのですか?


敬さん・・・

これは、AIが計算した仮説だけど

クジラやシビレエイから電力を奪っていた場合

海底で生存している可能性があるの


なるほど・・・

敬は顎に手を当てながら

考える人のポースで心花に話し掛ける


日本の海域

駿河湾付近には深さ2500の深海が存在します

光も届かない深海ですから

隠れるにはもってこいの場所には違いないですが・・・


心花先生の旦那さんがそこにいるとは

ちょっと考えられないですね 


確かに魚類から電気を搾取することが出来れば

水中で5年間は生存できる可能性があります。

しかし、ナノスーツを使っても

そう都合よくシビレエイを見つけられるかどうか?


食料だけは、ナノスーツで作ったり

海中に沢山材料はありますから

栄養補給には困らないでしょう・・・


でも、太陽光を浴びないで

5年となると生存継続はかなり困難かと思います


もし、太陽を浴びに 浮上した場合

ナノスーツを着ていれば、脳波で心花先生が気づくはずですから・・・


敬は即座にAIに計算させ

生存している可能性を弾き出す


心花先生・・・

3%以下ですね・・・

心花先生、大変失礼ではありますが

旦那さんが海中で生存しているというのは

現実的では無いですね


敬は心花に

申し訳なさそうに話し掛けると・・・


心花は笑顔で話し出す


0%じゃないのですね

なら、大丈夫

だってあの天才科学者のミカエルなら

絶対に何とかして生きている

3%って100人に3人の可能性


夫は数千人に一人の天才

可能性からみても絶対に生きている・・・


自信満々の心花をよそに

敬は自分の話が伝わっていないのか・・・と

会話能力に不安を覚えていた。


日本が違う世界になった?・・・過去という名の もう一つの未来 season1をお読みいただき


誠にありがとうございます。


皆様に出来るだけワクワクして頂けるように書き進めてきたので


皆様の感想などをお寄せいただけましたら非常に光栄です


お手間だとは思いますが、皆様のご意見がやる気の源ですので


どんなコメントでも結構ですので、何卒宜しくお願い致します。


お読みいただき、面白かった場合は、高評価を頂けましたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ