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教師、クビ・・・・

2222年の未来ってどうなっているのだろう・・・


2222年のテクノロジーを2022年で使えたらどんな事が出来るだろ・・・


そんな未来を想像しながら ワクワクしながら読める小説です。


主人公は美しすぎるヒロインが2222年のテクノロジーを持って2022年にタイムリープし


日本から世界を変えて行く物語です


リアルにある世界の問題をヒロインどのように考え変えて行くのか?


圧倒的なリアル感をこの小説で体験してください。


第6話


(校長室)


心花先生、あなた・・・・

一歩間違ったら・・・

命を落とす大事故よ・・・

何故こんな事に・・・

昨日の事故原因を詳しく話してちょうだい・・・


かくかく、しかじかと

雪先生に説明


あなた、またそんな、うっかりミスを・・・

なんでそうなの・・・


本当に申し訳ございません・・・

本当に・・・本当に・・・


校長・・・今回はどんな処分を?


雪先生・・・申し訳ないが

今回は・・・かばいきれません・・・


そんな・・・校長・・・


雪先生がかばってくれても

凜さんの両親から処分を強く求められています・・・


心花先生・・・本当に残念ですが・・・

今回は規則に従って・・・・

解雇を言い渡すしかありません。


えっ・・・・

校長、それは・・・・


雪先生・・・

ありがとうございます。

もう・・・・申し訳ございません

校長先生、本当に・・・本当に・・・

ご迷惑をお掛けしました・・・


予想はしていたのだが

今回で心花のミスは3回目

スリー ストライク=アウトだ・・・


心花にとって

大学の教授職を行う傍らとはいえ

生徒への指導はミカエルの事を

一時忘れさせてくれる大切な時間であった。


凜ちゃんごめんなさい・・・

はあ・・・

過去に戻ってやり直したい・・・

悔やみきれない・・・


心花はうなだれ

心が歪み、ねじ切れそうになっている



翌日・・・


ピピ・・・

心花の処分を聞いた絵里座から

脳波で連絡が来た


絵里座も自分の責任で

凜を危険にさらし、心花の教師生命を奪ってしまった事に

罪の意識を強く感じてる


心花先生 ごめんなさい・・・

私が悪いのに・・・

本当にごめんなさい・・・


心花先生、どうしても、会って話したい事があるの

明日、15時にいつものカフェで会いましょう


え、明日・・・

ふう・・・明日か・・・・


心花の腰は重かったが

絵里座にもきちんと謝罪しなくては・・・

絵里座さんを傷つけてしまった・・・


分かった 絵里座さん・・・

明日、15時にカフェでね・・・・


(その夜)


心花・・・あんた

またやったのね・・・

もう、お母さんに心配かけないでよ

いい年なんだから・・・


はい・・・

ごめんなさい・・・


その夜・・・心花は決意した、全ての出来事を心から反省し

自分を変える、絶対に変わると・・・決め祈りを捧げた。

(翌日)

心花は絵里座と待ち合わせのカフェに向かう途中

ジェイの機転の良さを思い出していた


ジェイが 凜ちゃんを助けくれて本当に良かった・・・

もしジェイが見つけなければ・・・

もっと大事故になっていた


凜ちゃんの青ざめた顔を思い出すだけで

自分のおかした失敗がどれだけ大変な事だったか自覚し

涙がこみあげてくる。


ジェイありがとう

ジェイの行動は本当に機転がきいていた・・・

IQ70クラスの生徒とはとても思えない行動だった


とっさに水中で自分の電力を凜ちゃんに移し

ナノスーツを再起動させたあの行動

経験がないと出来ない離れ業よね


あれ???


電力を水中で供給・・・した?


ナノスーツは水中で電力を受け取れない物と

勝手に思い込んでいた心花はある答えにたどり着いた


海中でミカエルはまだ生きている

まさか・・・・


その疑問をナノスーツ受け取り

即反応する


AIが出した答えは・・・


アンサー=

約15メートルのニタリクジラに接近し

ナノスーツで生体電流を集めれば

水中で電力が確保でき

さらに胃袋のイワシからも電力を奪う事が可能


ミカエルが消息を絶ったのは5年前の8月25日の海域

つまり日本の海域、2022年現在でいう高知県沖、土佐湾沖では

群れで行動するニタリクジラが片口イワシを捕獲するため

多く生息が確認されている。


海中にシビレエイのように強電魚の生息も確認

海中でシビレエイから電力を奪う事が出来れば

5年程度、水中での生存は可能


AIが答えを導き出した。


ミカエルは海の中で生きている・・・

可能性はもう海しか残ってない

ミカエルは海のだ・・・

海で生きている


世界中の地表を5年間

隈なく調査してきた心花にとって

海中にミカエルが生きている可能性があると分かったとたん

IQ150の頭脳がフル回転していた。



そして、心花は笑みを浮かべる。

そうか…そうね

カフェに急がないと・・・


ナノスーツを最速の飛行形態に変え

音速を超えてカフェに向かって飛んで行ゆく心花は

輝きながら飛行してゆく


日本が違う世界になった?・・・過去という名の もう一つの未来 season1をお読みいただき


誠にありがとうございます。


皆様に出来るだけワクワクして頂けるように書き進めてきたので


皆様の感想などをお寄せいただけましたら非常に光栄です


お手間だとは思いますが、皆様のご意見がやる気の源ですので


どんなコメントでも結構ですので、何卒宜しくお願い致します。


お読みいただき、面白かった場合は、高評価を頂けましたら幸いです。

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