おはようございます 心花の朝
2222年の未来ってどうなっているのだろう・・・
2222年のテクノロジーを2022年で使えたらどんな事が出来るだろ・・・
そんな未来を想像しながら ワクワクしながら読める小説です。
主人公は美しすぎるヒロインが2222年のテクノロジーを持って2022年にタイムリープし
日本から世界を変えて行く物語です
リアルにある世界の問題をヒロインどのように考え変えて行くのか?
圧倒的なリアル感をこの小説で体験してください。
第4話
カチッ・・・・
朝 7:00
優しい春を思わせる音楽が流れて始めた
するり するり・・・・
心花が横たわる四角いふあふあのベッド上にある
純白いシーツは目覚めの時間と同時にその形を変える。
ゆっくりと、ゆっくりと・・・
心花を驚かせないように
するり するり・・・・
白く広い円形のバスタブの形に変化
年を重ねても艶やかで 美しい腰のラインの心花を
優しく ゆっくり 良い香りの 温かいお湯は包み込む
15分後
う~ン
いい気持~
じわじわと
瞬きする目の上に うっすら蒸気とは違う
水分が滲みでてきた
良し、あったまった・・・
ふう・・・いい気持ち
さ、あがりましょ・・・
心花の声に反応したナノスーツは
バスタブを銀色の液体金属に変形し
心花の美しい身を纏うバスローブに変わった
このバスローブ最高
気持ちいいのよね・・・
AIは入浴後のバイタルを脳派で報告
体温・脈・酸素濃度・血圧正常 快調です
ありがとう・・・AI
よし、今日も頑張るぞ・・・
栄養補給の時間です
AIが心花に告げる
ギュウルキュル・・・
美味しい・・・
滑らかなルビーのような唇に触れながら
ナノスーツは完璧なバランスが取れた
液体の栄養食を心花の胃に流し込む
さて、今日は学校で授業ね・・・
父から受け継ぎ習慣となっている
希望を叶える祈りを母と共に捧げ
行って参ります・・・
心花は出勤準備を行う
脳波に反応したナノスーツは
何もない真っ白な寝室に
円筒型でエレベーター作り心花を乗せる
B7・6・5・4・3・2・1・ピン・・・
白く光る朝の太陽 鮮やかな緑の中に立つ
美しい女性の姿はとても絵になる・・・
外の空気は気持ちいい・・・
良い天気ね・・・
現在、人類の居住区は
地下1階から地下500階までの層があり
地下300階以下には繁華街・貧困街 等もあり
用途別に各階層に分かれている。
昨日の映画良かったわね・・・
はあ・・・地下344階で 出会った映画
感動したわ・・・
2110年代の映画はノスタルジックで
主人公がナノスーツ着てない所がとても
古い感じでいいのよね・・・
ありがとうAI、本当にお勧め外したことないわよね・・・
さて、今日の職場はまで飛ばしましょう・・・
日中に人々が活動する 職場や学校などは
5000メート以上ある高層ビルに集約され
とても効率の良い循環を作りだしている。
高層ビル以外の地表には
酸素供給用の植物・農作物・家畜等の農業生産エリアと
遊園地・公園・保護区・文化遺産等のレジャーエリア
太陽光・風力・水力発電等を行うエネルギーエリア
新たな物を生み出す実験を生み出す化学エリア等
目的別に分かれている。
ナノマシンの電力エネルギーは太陽光・風力・地熱等の
自然エネルギーで作られ
地下の蓄電システムには向こう3000年太陽の光がなくても
十分に人類が生きて行ける量を確保している。
その大量蓄電の理由は
今から5000年から1万年後には
太陽フレア活動低下により地球の平均気温が下がり
間氷期から氷河期に突入すると予想されているので
人類はエネルギーの備蓄を常に行っているだ。
(話は心花に戻る)
充電完了
心花は地表の急速充電で電力を満タンにすると
出勤の為、ナノスーツをドライバースーツに変え
空中走行する車を作り出す
心花のお気に入りは2020年代に走っていた
F-1の形がお気に入りで
翼をさずける・・・
を再現しているのだ。
さてと・・
心花は空飛ぶF―1飛び乗り
行けっ・・・
と脳波で指示を出す
ゴウ・・・・
爆音を轟かせ
地表から高層ビルの勤務先へと
音速を超えたスピードでとびだす
ナノスーツに覆われている体は
風の影響を受けないが
漆黒に輝く髪が風にあおられ、紺碧に輝いている。
いい気分・・・
脳も目覚めさせますか・・・
いつものコーヒーで・・・
ビルの中層階にあるカフェに到着すると
車は、ビルの壁に吸い付くように止まり
心花と車はゆっくりと壁に飲み込まれてゆき
店内に入って行く
心花が店内に入ると同時に
f-1ジェットは消え
心花を纏う制服に吸収される。
おはようございます!
おはよう、おはよう、と常連が挨拶を返す
いつもの下さい
と脳波で接客アンドロイドにアクセスすると
曳きたてのコーヒーがドローンに乗って到着する。
美味しそう・・・
いただきます
窓辺のいつもの席にすわり
朝日で輝く青い海を眺めていると
海面に大きな動物の様な影が・・・
クジラ?
珍しい・・・ついているわね・・・
クジラを見つめる心花は
ふと ある思いが浮かぶ・・・
もしかして・・・
ミカエルも海の中に居る?
確かに
水中でもナノスーツは酸素を作り出せるので
一定時間なら生存することは可能だが
しかし・・・
ナノスーツは水中で電力を受けられない
水中では電気が拡散し
うまく電力を受け取れないので
水中電力供給ステーションが必要になる。
ミカエルが電力ステーション無しで
5年以上水中で生存するのは不可能だ
5年は無理よね・・・
心花は気を取り直して
美味しいコーヒーを口に運ぶ
美味し・・・
店内の常連も、美女が口の周り泡をつけて
美味しそうに飲む姿をみて微笑と
職場へと向かってゆく。
今日も頑張るか・・・
日本が違う世界になった?・・・過去という名の もう一つの未来 season1をお読みいただき
誠にありがとうございます。
皆様に出来るだけワクワクして頂けるように書き進めてきたので
皆様の感想などをお寄せいただけましたら非常に光栄です
お手間だとは思いますが、皆様のご意見がやる気の源ですので
どんなコメントでも結構ですので、何卒宜しくお願い致します。
お読みいただき、面白かった場合は、高評価を頂けましたら幸いです。