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200年前の池袋

2222年の未来ってどうなっているのだろう・・・


2222年のテクノロジーを2022年で使えたらどんな事が出来るだろ・・・


そんな未来を想像しながら ワクワクしながら読める小説です。


主人公は美しすぎるヒロインが2222年のテクノロジーを持って2022年にタイムリープし


日本から世界を変えて行く物語です


リアルにある世界の問題をヒロインどのように考え変えて行くのか?


圧倒的なリアル感をこの小説で体験してください。


翌日の8時


心花とジェイ 協力者としてグランが

有明から池袋に向かう電車の中で

ノスタルジックな風景に浸っていた。


心花先生・・・

低いビルの密集した 市街地を実際の目で見ると

200年前にタイムリープした事を実感しますね・・・


そうね、この遅い電車には慣れないけど

景色を見ていると不思議と時間が経つのを忘れてしまはね・・・


グランが苦笑し、話しを始める


電車はまだ早いほうです

ここ東京を化石燃料で走る車で移動すると

渋滞という現象が起き

車が前に進まなくなる事があります。

まったく信じられない現象ですよ・・・


渋滞?・・・

一度経験して見てみたいわね


そんな事を考えている間に

東京の池袋駅に到着した


混雑する駅構内を抜け

3人は東口のデパートに向かう


心花さん見てください

地表に人が溢れている姿って

新鮮ですよね 

 

ジェイさん

日本の首都 東京はいつもこんな感じですよ、

ま、すぐ慣れますけど


痛って・・・

おい・・・

なんだよ・・・


グランさん・・・

さっきから歩いている人が

ぶつかって来てビックリします

ホント何を考えているのだか?


それに、あの信号という機械

青と赤で歩行を区切っていますが

赤で勝手に横断している人間もいますよね・・・


ナノスーツなして

走る車の前に出るなんて

この時代の人間は自殺したいのでしょうか?


ハハハハハ

ジェイさん

2022年は まだまだ 原始的な時代ですからね・・・

交通事故なんてものが

日に何十件も有るらしいですよ


やっぱり・・

自殺願望が強いのか・・・この時代は


等と考えながら駅前の交差点付近

通行量が多いデパートの前でたたずむ3人


そこに楓から電話がかかってきた


心花さん

どこですか?

私達も今、池袋駅に着きました


楓さん

おはようございます。


私も今、池袋駅についたところです

東口の駅出口付近にいます・・・

待っていますね・・・


心花さん

私たちは どうしますか?

とジェイがたずねる


そうね・・・

心花は二人に指示を出す

グランさんはスパイが得意という事で

池袋駅近くにあるアジトの調査をお願いします


窃盗団がデパートで行動開始後

残った窃盗団を制圧して

パソコンデーターを完全消滅させてください。


ジェイは私の近くにいて

接近してくる窃盗団を見つけ

マークしておいて

万が一、危険になったらお願いね


実際、窃盗団程度の武器で

私たちが傷つく事は無いけど・・・

楓さん達が

窃盗団に襲われ

ケガしない様にフォローをお願い


グランさんは制圧後

逃げた窃盗団を尾行してください


窃盗が始まったら、警察が窃盗団の逮捕に動くから

その時、ミクからの送られた写真に写っていた

ミクの彼氏 タク(たっくん)という男だけは

警察から逃がすようにして欲しいの

念のため発信機もつけて


ジェイと私はタク以外の窃盗団を上手く警察に逮捕させ

その後、私だけ 楓さん達と警察に行くは

警察内部に黒幕と通じている人間がいるか

出来るだけ調査してみる


ジェイとグランさんは

逃走するタクの後を追って

ブランド品の受け渡し相手を調べて


可能性は少ないけど

黒幕と思われるCHNROのエージェントと接触できたら

そちらも尾行をお願い。



タクと誰かが接触する時には

相手のサーチでこちらの行動がバレないように

ステルスモードを使ってね



了解・・・

グランは即ステルスモードになり

池袋駅付近のアジトに向かう


ジェイは距離を少し取って

心花先生をサポートにまわった。


日曜 9時過ぎ

楓たちと心花は池袋駅前で合流した。


心花さん

ここです・・・


大きな声で心花を呼ぶ


楓・・・恥ずかしいよ と颯


ミクは苦笑いして

心花に軽く杓子し

挨拶をする


ミクは心花じっと眺め

その立姿の美しさに目を奪われる

なんて素敵な目の色なの・・・そして髪・・・


でも大丈夫なの?

こんな綺麗な女性が

窃盗団なんかを相手に出来るの?

ミクの表情は不安を隠せていない


颯は相変わらず

心花にやる気満々をアピールしていると

直ぐに楓に尻を蹴られ

ふくれている。


駅の前で立っているだけだが

道行く多くの人は

心花を見て振り返る

それだけ心花の美しさは周りの目を引いていた。


心花が目立ちすぎるので

ミクとは初対面であったが

自己紹介もせず

4人は 近くのカフェに入り

向き合いながら話を始めた。


ミクさん

初めまして、貝瀬心花と言います

楓さん達に 海岸で助けてもらったご縁で

今回、ミクさんの力に成らせて頂きます

よろしくお願いいたしますね。


ミクも簡単に自己紹介をして

心花の話が始まった


ミクさん 不安だと思うけど

これ以上犯罪に手を染めるのは

得策ではないわ・・・


私たちが一緒に行くから

警察に窃盗団の事を話しましょう・・・


いきなりの心花からの提案に

ミクは下を向き、返答に困る


大丈夫よ

私、弁護士資格もっていて

ミクさんを必ず無罪にする自信があるから

任せて


ただし、警察の知り合いに話を通しておく時間がなかったから

直接会って状況を説明する必要があるわ


ミク・・・大丈夫

私たちがついているから・・・

楓も警察に行くことを進めた


それだけじゃないと思うぜ・・・

ミクさんの不安は無罪になっても

窃盗団から恨みを買って

危害を加えられるかもしれない

そう思っているんだよ・・・


颯がミクをフォローする


心花はミクに話し掛ける

ミクさん 今回はあなたの行動にも責任の一端はあるは

今回、窃盗団を逮捕したあとは

きっぱりと手を切る事を約束して

そうしたら私が必ずあなたを助けるから


そうね・・・まず

事件が解決したら

ミクさんは携帯を新くして

しばらくは三重県に戻って一人で住んで


生活の資金の援助は私がするから安心して

でも、この件が終ったら

たっくん(タク)とは絶対に連絡とらない事が条件よ


警察に窃盗団が捕まったら

私が相手の弁護士に誤情報を流して

ミクさんも女性刑務所に入った事にするわ


それでミクさんに手を出す事は無くなるはずだけど・・・

念のため、しばらくミクさんの周りに警備つけてあげる。


ミクの緊張が少しだけ解け

手の震えが止まった


あの・・・

皆さん・・・

余り仲が良いとは言えない

こんな私に・・・ありがとうございます。


心花や楓・颯の支援を

ミクは素直な気持ちで感謝し

お礼をした。


さて、ミクさん

うつむいている場合じゃないは

作戦を考たから聞いて


心花が小声で話せるように

3人は集まると話が始まる


作戦

1,ミクさん警察に行き 窃盗が起こる事を説明

窃盗団逮捕に動いてもらう


2,ミクさんは劣り役だから、騒ぎ立てて店員にクレームを言うのよね

  今回、窃盗団に悟られないように

いつも通りクレーム役を頑張って


3,警察がミクさんを逮捕したら危険がないように

  すぐにパトカーに乗れるよう道を開けて準備するのは颯さん

お願いね


4,犯人が逮捕された後、私たちが警察に行って

  ミクさんを釈放させる

  その後、犯人達に分からないように

  車で三重にゆきましょう。


5,明日は携帯を新しくして・ミクさんの新居を見行けて新生活をスタート

  ミクさんはこの件が落ち着くまで三重にいてね


  そんな作戦どうかしら?


3人が分かったわと

うなずく


そこに、ミクの携帯が鳴り

窃盗団からメールがくる


「池袋駅東口のデパート一階 

高級ブランド店ルイにて

17時にクレームを起こせ」


窃盗団から短いメールで指示が入る


心花達はそのメールを確認すると


急ぎましょう


4人は心花が準備した車で警察に向け急いだ・・


移動中の車内でミクは

不安を隠せずに落ち着かない

そんなミクを楓がそっと抱き寄せ


大丈夫よ

上手くゆくから


車の中で、涙が止まらないミクを見て

黒幕を必ず見つけ出すと誓う心花であった。


日本が違う世界になった?・・・過去という名の もう一つの未来 season1をお読みいただき


誠にありがとうございます。


皆様に出来るだけワクワクして頂けるように書き進めてきたので


皆様の感想などをお寄せいただけましたら非常に光栄です


お手間だとは思いますが、皆様のご意見がやる気の源ですので


どんなコメントでも結構ですので、何卒宜しくお願い致します。


お読みいただき、面白かった場合は、高評価を頂けましたら幸いです。

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