あの男は・・・危険
2222年の未来ってどうなっているのだろう・・・
2222年のテクノロジーを2022年で使えたらどんな事が出来るだろ・・・
そんな未来を想像しながら ワクワクしながら読める小説です。
主人公は美しすぎるヒロインが2222年のテクノロジーを持って2022年にタイムリープし
日本から世界を変えて行く物語です
リアルにある世界の問題をヒロインどのように考え変えて行くのか?
圧倒的なリアル感をこの小説で体験してください。
くう・・・何なんだよいったい?
突然現れた未知2人の情報に
頭を抱えながら
ネイはグランからの報告をメンバーと全員と
情報共有した。
グラン現状認識を共有するぞ
先日、タイムマシンが作動した原因は
この二人にある事は間違いないだろう
問題は 敵か? 味方か?
それとも何か別の組織か?
とにかく、敵である事を踏まえ
正確に状況を把握が必要である
グラン
まだ尾行には気付かれていないな・・・
ハイ、ネイさん
ここまでの厳重にプログラムした
シークレットモードで尾行しているので
気付かれるはずはありません・・・
現在、上空から二人の脳波をしっかり捕らえています
原子力発電所の地下に蓄電施設を作ったあとは
ナノマシンで何かを作る様子もありません
電力供給する手段を整備した事は分かりましたが
何が目的で2022年に来たのか?
まったく不明です。
調整結果として
一人の脳波は非常に微弱で
生命の危機に陥っている可能もありますが
ナノマシンで治療を行っている形跡がないので
脳だけナノスーツで覆っている人間の可能性が高いと思います
兎に角、まだ判断材料が少なすぎます。
今、二人はどこに?
現在、日本の京都駅です・・・
了解した
グラン、引き続き上空から監視を継続してくれ・・・
ネイはグランに指示を出して
突然現れた二人の情報解析をAIで何度も繰り返す
同時刻
ジェイは元の人の体を生成できないままとなってしまったが
ナノスーツで以前の体を造り
ひとまず通常の人間状態に戻って
心花とこれからの事を話し合う
まずは、家を探さないと・・・
は?家?
ジェイは驚く
2022年
人間が地上で暮らしている事にも驚いていたが
家ですか?
ナノスーツで地下に作ればいいじゃないですか?
そうね・・・
でも今回はこの時代の家が必要なの
今、見つけたのは
東京の有明地区にある高層マンション
まだ住んでいない最上階があるは
そこにうまく電力を供給させ
家具などはナノスーツで作れば
1日くらいは何とか住んでいる様に
見せられるはね
心花さん・・・
1日だけって?
そう、さっき共有したビーチで助けてくれた楓さんたちを
1日だけ招待する為に部屋が必要なの
なるほど・・・
で・・・
どうして 飛行して東京に行かなかったのです?
俺も飛べますから大丈夫ですよ・・・
何か京都にとどまる理由でも?
そうね・・・
まず、ジェイに2022年の交通手段を把握して
行動におかしな点が無いようにして欲しいと思ったの
特にジェイはまだ、2022年を実体験していないから
色々と経験して日本の情報を確認して欲しいのよ
心花さん・・・
そんなのナノスーツでアクセスすれば
情報はいくらでも・・・
え・・・・心花さん
ナノスーツで情報にアクセスできない
何で????
そうね、私も初めは困ったけど
2022年は 大昔の4Gでインターネット情報を共有しているの
博物館で作った2022年のスマートフォンを再構築して
少ないけど、情報を入手するしかないのよ
それから・・・
この時代の人の前ではナノスーツで何かを作るのはタブーよ
私たちの存在は できるだけシークレットにしましょう
あの・・・
人が店でなにか紙をだして
物を受け取っていますが・・・
あれは?
あれは・・・
私も初体験だったけど
この時代は 貨幣が流通しているの
何か物を得るにはお金を出して
買うという行為が必要になるのよ
え・・・
貨幣って・・・
2022年は原始時代ですか?
ひとまず欲しい物があればスマートフォン内に
電子マネーを作ってそれで決済できるけど
あまりに高額を決済すると怪しまれそうなので・・・
お金を使うときは注意してね
心花さん・・・
この時代、色々とめんどくさいですね・・・
ジェイ、少しの辛抱だから
博物館見学だと思って楽しんで
今はこの時代の慣習に慣れるしかないの・・・
今は200年も昔の時代ですもの・・・
でもね・・・
京都に残った一番の理由は・・・・
ジェイ、直接 私とナノスーツを接続して
どう、わかった?
はい
心花先生のナノスーツが
もう一つのナノスーツを感知していますね
心花先生・・・
ジェイの顔が危険を察知した
獣の様に険しくなっている
2022年に未来からきているのは
俺たちだけではないって事ですね
そうね・・・
ナノスーツが完璧に復活して
最新のプログラムサーチで行った結果
非常に、巧妙で厳重に隠されてはいるけど
上空5000メール付近からから
私達を監視しているわ
いつからですか?
尾行されているのは
発電所からだと思うけれど・・・
ジェイが険しい顔で
上空を見上げる
ダメ、ジェイ・・・
こちらが気づいていないふりをして
相手に気づかれないように
上空で監視しているのが誰か?
まずは調べましょう
心花はミカエルの可能性があるとも思ってはみたが
尾行が上手いのでミカエルではなく
訓練された人間だと気づき
慎重に相手を探る事にした。
なるほど・・・・
そのために、京都に残ったのですね・・・
京都の町は
この時代に流行ったコロナ感染の影響で活気が無く
人ごみに紛れるのは難しいけど
心花は電源が確保しやすい
駅周辺で相手を探ろうと考えていた
同時刻
楓、なんで助けてくれたの?
ミクは楓にすこし不機嫌な顔をして話しかける
だって・・・
許せないでしょう
あんな最低男
颯、ハンバーガーちょうだい・・・
楓はハンバーガーにかぶりつき
ドリンクで胃に流し込むと
館内のホテルでチェックインを行う
心花が用意してくれた部屋が1部屋
楓が予約した部屋が1部屋
それぞれのカギをもらう
フロントの女性から
2001号室は最上階のロイヤルスイートルームです
ルームサービスのご予約・支払いも頂いていますので
後ほど、お料理をお届けいたします。
料理?
どんな料理ですか?
楓が尋ねる
今日の料理は
当ホテルのシェフが推薦するフレンチ懐石となっております。
おひとり様 5万円のフルコースでございます。
えー・・・
食べ終わったハンバーガーの包み紙を見つめ
楓はハンバーガーを食べた事を後悔した
ドジをして不機嫌な楓だったが
懐石料理を楽しみに
女子2名は接客係の女性と一緒に
最上階のスイートルームへ向かう、
颯は・・・・
楓が予約した部屋へ
なんで
俺はスイートじゃないんだよ・・・
ぶつぶついいながら
颯は荷物を部屋においてから
スイートルームに向かうと
TDLの絶景が待っていた。
おおおお・・・
TDLが一望できる・・・
スゲー・・・
すると、部屋のベルが鳴る
部屋に高級な食材を使った料理が次々と運ばれ
まず3人は食事を堪能した
2時間後
満腹になった3人
ソファーでくつろぎながら
楓が話を切り出す。
ねえ、ミク
復習計画を立てましょう・・・
その前に・・・
あの嫌な男とはもう
終わりでいいはよね
ふう・・・
とため息をつきながら
ミクが答える
あの男とは別れたくても
別れられないのよ・・・
なんで・・・
そんなに好きなわけ?
まさか・・・
別れられるのなら
とっくに分かれてる
でも・・・別れられない訳は話せないの
ちょっとミク・・なんなの?
ちゃんと説明しなさいよ・・・
まだ、怒りが収まらない
楓はミクに詰め寄る・・・
颯は男を見てはいないが
危ない仕事をしている男であることは分かっていた
ミクさんが あの男を怖がるのは分かる・・・
でも、俺たち力になるから
出来れば相談してくれよ
颯が優しく話かけると
ミクは、数分 うつむき黙っていたが・・・
覚悟したように話しだす・・・
実は・・・
以前付き合っていた彼に
お金を貸して欲しいと言われ
あの男からお金を借りて
前の彼氏にお金貸してあげたんだけど・・・
その彼とは連絡が取れなくなって・・・
借りたお金が返せなくなってしまったの
いったい
いくら借りたのよ?
最初は10万円かな
それは前の彼がすぐに返してくれたの
で、もう一度お願いされて・・・
2回目は40万円
信じた私が馬鹿だった
えー・・・そこそこ大金じゃない・・・
でも、あんたバイト必死にすれば
返せない額じゃないわよね・・・
利子が高いの
借用書の内容を見ずに借りたから
今は利子が増え続けて・・・
毎月返済が10万
えー・・・なにそれ
今もどんどん増えていて
もう返せない・・・・
絶対無理・・・
ミクは泣き始める
でも、なんで?
あんたの家金持ちじゃん
親に頼んで金借りて別れればいいじゃん
それとも・・・
なんか別の理由で別れられないの?
実は、すぐに借金返済できないなら
協力しろと言われ・・・
高級ブランド店で集団万引きするのを
つい手伝ってしまったの
今まで何度か手伝わされて・・・
もう辞めたいと言ったら
警察に突き出すって
あいつらは警察に捕まるなんて
箔が付く
それくらいしか思っていないし
売ったお金で
悪い薬を買って・・・
私も、以前、強引に薬を飲まされ
その時のの証拠写真と
薬で眠らされた時にとられた
恥ずかしい 写メをネタに脅されているの
万引きの手口は
私が、店員さんにクレームをつけている隙に
彼の手下が警備員を呼びに行き
手薄になった所でブランド品を盗むの
え、犯罪者集団じゃない・・・
あんた・・・
まさか・・・
今も協力させられているの?
そう、しかたなく・・・
関西では かなり やばく成ったとかで
今は、東京周辺で窃盗を繰り返していて
TDLはなにか取引をするのに使っているみたい・・・
マジ超危ない奴らなの
楓、巻き込んでごめん
楓はあいつらには関わらないで
本当にやばいやつらだから・・・
そんな・・・
楓たちは、うつむきながら
窃盗団からミクを抜けさせるには
どうしたらいいのか?
頭を抱えていた。
そうだ・・・
心花さんに相談してみたら
なにかいいアイデアあるかも?
楓はすぐに心花に連絡を入れて
明日の待ち合わせを早めてもらうように
電話をしたが・・・
心花からの折り返しの連絡が無い
心花さん・・・なんで・・・
困り果てた3人は 眠れない夜を過ごしていた
日本が違う世界になった?・・・過去という名の もう一つの未来 season1をお読みいただき
誠にありがとうございます。
皆様に出来るだけワクワクして頂けるように書き進めてきたので
皆様の感想などをお寄せいただけましたら非常に光栄です
お手間だとは思いますが、皆様のご意見がやる気の源ですので
どんなコメントでも結構ですので、何卒宜しくお願い致します。
お読みいただき、面白かった場合は、高評価を頂けましたら幸いです。




