あの男、絶対に許さない・・・
2222年の未来ってどうなっているのだろう・・・
2222年のテクノロジーを2022年で使えたらどんな事が出来るだろ・・・
そんな未来を想像しながら ワクワクしながら読める小説です。
主人公は美しすぎるヒロインが2222年のテクノロジーを持って2022年にタイムリープし
日本から世界を変えて行く物語です
リアルにある世界の問題をヒロインどのように考え変えて行くのか?
圧倒的なリアル感をこの小説で体験してください。
(楓と颯がTDLの門の前に立っている)
行くはよ颯・・・
楓はチケットを手に
全力で走り出す・・・
颯・・・遅い・・・
待てよ、楓・・・・
おい、お前の電話が鳴ってるぞ・・・
え、だれよこんな時に・・・
もしもし・・・
楓が出ると
電話を掛けて来た相手は心花であった
楓さん
楓さんの電話番号を使って
今回、お借りしていたお金送金したは
電子マネー確認して
それから楓さんの名前で
TDL内のホテルを予約したから
安心して夢の国を楽しんで
あと 少しだけ多めに送金したわ
楓さんの家に泊めて頂いた宿泊代だと思って
受け取ってね
お礼の気持ちだから・・・
そう言い残し
心花はすぐに電話を切った
楓は送金された金額をみて、ちょっと驚いた
心花に貸した金額は5万円だったが、入金額は30万円であった
こんなに・・・
とは思ったが、ここは楓の図太いところ
やったー
お土産たくさん買える・・・
颯は少し遠慮しろよと思ったが
颯の携帯にも10万円が振り込まれている事に気づくと・・・
心花さん・・・あざ~す
二人とも遠慮はしない性格の似た者同士だ・・・
懐が温かくなったところで
幼なじみの二人は息を切らし
夢の国へ突入した
ミッキー・・・
ミニー・・・・
周りの目を気にせず
大声ではしゃぐ二人
まるで、恋人の初デートのように
ポップコーン片手に走り回り
数時間で全てアトラクションを制覇し
TDLを堪能していたのだが・・・
颯・・・おなかすいた・・・
楓のお腹は、背中にくっつきそう
ヤバイ・・・
これ以上空腹になると
楓は途端に不機嫌になる・・・
すでに何度も空腹の楓に蹴飛ばされ
痛い目を見ている颯は
ハンバーガーでも買ってくるよと言って走り出す
楓はベンチに腰をおろし
これから行われるパレードの席を確保していた。
あれ・・・あれ・・・
楓
楓じゃん
少し離れたアトラクションのそばから
楓を呼ぶ声が聞こえる
ゲッ・・・
そこにいたのは
高校時代に仲が悪かった
女友達のミクだった
楓、おひさ・・・
あれ・・・一人?
まさかね
ここに一人ってあり得ないよね
楓は苦笑しながら
一人じゃないわよ
とミクから目線をそらしながら
そっけなく答える
すると
この人、私に彼氏ですと柄の悪い男を紹介された
顔はまあまあだが
軽薄そうな男は不機嫌そうにミクをにらむ
おい、なんだよ、この女
お前の友達か・・・
こんなところで めんどくせー
男は不機嫌そうに言い放った後に
突然 笑みを浮かべた
そうだ友達さん・・・・
俺たちさー
さっき財布落としちゃって
今、超・・・・
困ってるわけ・・・
わりいけど
ちょっとだけ金貸してくんない・・・
悪びれもせず
強引に楓のお金を要求してくる
ちょっと、たっくん やだ・・
とミクがそう言った途端
ミクの腹に肘が入る
ゲホゲホ・・・
ミクはうずくまり
涙が滲んで
息が出来ないようである
ね、お金ないとミク病院行けないし・・・
頼むよ・・・・
楓はミクが嫌いだ
男子には童顔で愛想のよい顔をして
純粋をアピールしているくせに
女子にはスタイルが良い事を自慢し
男の子たちにちやほやされ
夜遊びしている事を自慢げに話していた
楓はその場は笑っていたが
自分の体を大切にしないミクが
なんだか無性に許せなかったのだ・・・
ミク、本当に財布落としたの?
楓が聞くと
ミクは首を小さく横に振る
それを見た彼氏が
またミクの腹部に裏拳を入れる
ひどい・・・
だが、いくら楓でも
体格の良い男子相手に
本気の喧嘩で勝てるわけがない・・・
硬直し、足を震わせて、睨む楓に
ミクの彼氏は無理やり楓の携帯を取り上げようとする
楓は、携帯を隠し抵抗したが
男の力任せの腕力には
勝てるはずもなく
携帯を奪われてしまった。
返して・・・
返してよ・・・
震えながら
声を出そうとしても
恐怖で大きな声が出ない
颯、助けて颯・・・
颯はまだ来ない
お・・・
なんだよ
電子マネー30以上万もあるじゃん・・・
勝手に、見ないでよ・・・
楓は睨むが
ミクの彼は、自分の携帯に
楓の電子マネーを勝手に送金し
携帯を放り投げる
じゃあな・・・
ありがとうよ
借りた金はミクがあとで絶対に返すから
よろしく・・・
ハハハハハ
ミク、早く行くぞと
ミクのバックを無理に引っ張ると
バチン・・・
ジャラジャラ・・・
ミクのバックのチェーンが切れ
破片が周囲に散らばる。
そこに、周りの人が通報したのか
TDLの警備員が来て
ミクの彼氏に声をかける
チェッ・・
舌打ちして
ミク 超―めんどくせー
と暴言を吐く彼氏
ミク、俺は先に帰る・・・
近々仕事があっから
そんときは 俺から連絡から
それまで準備しとけよ・・・
最悪な暴言を吐き
ミクを見下ろしながら
出口に向かう
だが、すぐに30万の入った携帯をみて
機嫌を直す彼をみて
ミクがつぶやく
最悪・・・最悪
なんで、あんたが
こんな所にいんのよ・・・
涙が溢れるミクを見て楓は思う
あの男・・・
絶対に許さない・・・
数分後)
オイオイ・・・
どうした・・・なんかあったか?
何も知らない颯がハンバーガーを持って帰ってきた
颯は何があったか詳細を聞くと
すぐに彼を追いかけたが・・・
時すでにおそし
彼氏を見つけられなかった・・・
楓は二人に声をかける・・・
あったまきた・・・
今から作戦会議よ・・・
そう伝えると
ミッキーが泣き出しそうな怖い顔で
二人を連れてホテルの部屋に行向かって行く
今までに見たことも無い激怒する楓の顔を見て
ミクは情けない自分の姿恥じていた。
日本が違う世界になった?・・・過去という名の もう一つの未来 season1をお読みいただき
誠にありがとうございます。
皆様に出来るだけワクワクして頂けるように書き進めてきたので
皆様の感想などをお寄せいただけましたら非常に光栄です
お手間だとは思いますが、皆様のご意見がやる気の源ですので
どんなコメントでも結構ですので、何卒宜しくお願い致します。
お読みいただき、面白かった場合は、高評価を頂けましたら幸いです。




