思い
授業中、君をいつも目で追ってしまう…
きれ長な目、黒い髪、僕の隣に座る君の長く綺麗な黒髪は風になびいて僕の心を動揺させる…
あぁ〜また、風が吹く…また君の黒髪がなびく。
この思いはいったい何なのだろう。こんな思いは初めてだ。なんと表現すればいいのだろう。
そう、この思いは…今日彼女に伝えよう。僕の心からのこの思いを
屋上
「急に呼び出してごめん、君に伝えたいことがあるんだ…」
僕の前に立つ君は照れているのか…それとも夕焼けにてされて赤くなっているのか分からない。ただ、僕を見るその目は酷く真剣だった。
「実は…」
僕は一呼吸置いてから気持ちを伝える
「ずっと前から思ってたんだけど…授業中に君の髪が顔にあたってイライラするんだ。切るか、結ぶかしてくれ」