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転移してもいつになれば痩せれるのか  作者: 猫泉満月
第1章 変わらないことと変わったこと
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2.光る本

 怪しい本屋さんから急いで帰った。

まだ、怪しく光っている。この本は何?

見たこともない文字で書かれた題名は



《サラ・エテール》



何故読めるの?題名というより、名前のようね。

開くと光は消えていった。

初めに成り立ちについて書いてあった。

空、風、火、水、地の5大元素があり、精霊と契約するか生まれた時から精霊に祝福されていれば【元素魔法】を使えるらしい。

そこに光と闇が入り、光は神と闇は魔王と契約する。

その2つの祝福はかなり珍しいとのこと。

所々魔法陣も書いてあった。

呪文はないようで念じれば使えるようだ。

でも、風の精霊に契約や祝福された人が火をつけと念じても火はつかない。

契約してない人が使うためには魔法陣が必要になる。

だが、描くのにも覚えるのにも時間がかかる。

そのためあまり使わないようで、儀式などで複数の元素を掛け合わせて大きな魔法を使いたい時は使用する。


 契約のことにも書かれていた。

契約する人の魔力量が大きければ多いほど高ランクの精霊と契約出来る。

一般的には生まれた瞬間に祝福されるため、一緒にランク上げをする。

生涯の友となる。守護霊みたいなものかな?

神は5大元素の最高ランクの精霊で光の魔法はすべての神と祝福、契約が必要。主に浄化や癒しの魔法が使える。

闇は破壊、無の魔法が使える恐ろしい魔法と書かれている。

そこで書かれているページは終わっていた。

残りは白紙。


 私はその本が気になって気になって仕方がなかったが、夕食に呼ばれたため声がする一階に向かった。

寝る準備を終えて寝ようと思ったけど寝付けなかった。

また、本を開いてみた。

白紙だったページに文字が浮かび上がった!


 本の中ではカレベルラシアとうい国があるようで自然豊かで人々もたくさんいて国王もいる。

サラ・エテールさんはその国の魔法士のようだ。

5大元素魔法が使える魔法士であり、皇后。

この国の王様は世襲制ではなく、光の魔法が使える国内唯一の人がなる。

光の魔法が使えると国は潤い、争いもなくなる。

だが、カレベルラシアに飢饉が来た。

このままでは作物は育たず、疫病も流行ってしまい人々も死んでしまう。

いつもであれば光の魔法で浄化できるが今回はできなかった。

国王は、焦った。光の魔法で対処できないどうしたら…。

皇后サラさんは精霊たちになにか手がかりがないか聞いた。

風の精霊が魔王が眠りから醒めたと教えてくれた。

魔王、この国と次元が違う場所に住む魔族の王。

魔族は争いを好み、秩序を壊す。

でも、彼女はが知っている魔王は優しい人だった。

名はノルド。小さい頃はよく遊んだ。虫も殺さず、動物にも優しかった。

なのに、先代魔王に祝福されてしまっていた。

この国には掟がある魔王が国にとってよくないことをする前に光の魔法士が殺さなければならない。

殺さなければ災いが起こるとされていた。

でも、国王とサラさんはノルドを殺さなかった。

国王にとっても小さい頃から仲が良かったから。

光の魔法士とサラさん、五大元素トップの魔法士たちで封印した。

いつまでも優しいノルドのままで。


 後に魔法士たちの推薦もあり、ノルドを殺さなくても光の魔法士とサラさんは結婚し、国王と皇后になった。

あれから何百年過ぎただろう。

永遠ではないことはわかっていた。

目覚めたということはもう、あの頃のノルドではないということ。

国王と相談しよう。

ここで終わっていた。



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