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俺と兄貴とチュートリアル その1

初めまして、初の小説執筆ですし誤字脱字や句読点、段落の取り方など変だと思いますが暖かく見守ってやって下さい。

自分が読みたかった自分好みのストーリーを書いていく予定です。

お楽しみ頂けたら幸いです。

更新はかなり不定期になると思いますのでまったりとどうぞ。

「おい、起きろ。異世界転生だぞ」


 俺の名前は京也(キョウヤ)、ピチピチの高校生だ。

兄弟は双子の兄貴がいて京介(キョウスケ)、才能に恵まれて何でも出来るスーパーマンな兄貴だ…が考えてる事や理由などを説明しない癖がある為、割と誤解を受けるタイプだ。


「おい!弟よ!なぜ起きない⁈まさか…キスが必要なのか⁈」

「そこまでだ兄貴!どんな過程でそうなったかは知らないがキスはやめてくれ」


 今日もまた兄貴に振り回される一日が始まる、かと言って嫌という訳では無い。どんな事にも兄貴は嫌な顔一つせずに付き合ってくれるし何かと俺の都合に合わせてくれる。理想の兄貴かも知れない。


 さて、兄貴の話は追々するとしてまずは起きようか、異世界転生とか何か面白いアニメを見つけたのか知らないが取り敢えずキスは不味い。身体を起こそうとするがやたらベットが硬い、高反発にしても硬すぎ…あれ?これめちゃくちゃ地面に寝てないか?


「兄貴、俺のベットが随分と野性的になっているけど理由を聞いていいかな?」


俺は兄貴の声のする方に振り向きながら…視界いっぱいに広がる大自然に絶句した。


 えぇ…何処ここ…ってかこの古着なにこれ…?デニム生地より分厚いザラッとしたズボンにペラいシャツ、そしてその上からがっつりと使い古した感満載のローブを俺は着けていた。


「だから言っているだろう弟よ、異世界転生だと」

「聞きたいのはそこじゃねえよ兄貴!何故、俺達が、何処か分からない変な所にいるのかを知りたいんだよ」

「だから弟よ、異世界転生だと言っているじゃないか?」


 駄目だ、兄貴が何を伝えようとしているか全く分からない、双子のシンパシーどうした応答しろ!そもそも兄貴は何処だよ周り見渡しても声しか聞こえん!何処にもいな…何だこれ?何か妖精みたいなのが浮いてる。何これ幻覚かな?


 「どうした弟よ、何だその兄を初めて見たかのようなリアクションは?」

 「妖精なんて初めて見たわ!そもそも何で兄貴が妖精になってるんだよ⁈

 「なに、神が好きなの選べと言ったから折角だしこの赤の一族の妖精にしたのさ」

 

 ヤバい、質問して答えて貰ったのに分からない事が増えた、神?兄貴はいったい何の話をしているんだ?


 「弟よ、何故そんなに悩んでいる?因みにお前はエルフにしといたぞ。アニメとかでは打たれ弱い遠距離なイメージだったがな」


 確かにエルフは魔法系ってイメージあるなぁ


「しかし弟よ打たれ弱いではあるが、魔力のある限り魔法のシールドを幾重にも張って戦える強種族だぞ!魔法も苦手属性もなく後衛火力や回復までこなせるズルい種族だ!しかも寿命も長い!」

 「そこまでだ兄貴、まずは最初から丁寧に教えてくれ」

 「だから言っているだろう弟よ、異世界転生だと」


 俺達は異世界転生したらしい…。




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