続男の娘
俺は今、オヤッさん宅で絶賛正座中である。ちなみに殴られた頬がめちゃくちゃ痛い。
正面には控え目に見ても怒り心頭のオヤッさん。そして俺の隣には、自称女の子の第二世代型介護ロボットが目にうつむき加減で大粒の涙をポロポロとこぼしている。
どうしてこうなった。
俺はただメンテナンスの為に正太を回収に来ただけだ。いつものように茶の間に上がり、まさ子さんから出されたお茶をすすりながら、支度があると言う正太を待っていただけだ。
そこに、オヤッさんとまさ子さんと共に、びっくりするほど美少女化した正太が遠慮がちに現れたから、
「正太、なんでそんな女みたいな恰好してるんだ?」
と問いかけただけなのだ。
問いかけただけなのに、正太の顔はみるみる悲しそうに歪んでいき、次の瞬間オヤッさんの鉄拳制裁が飛んできたのだ。
情けない事にちゃぶ台の上に盛大に倒れ込んだ俺。
「お爺ちゃん、まって、お兄ちゃんは何も悪くないよ!全部ボクが勝手にしたことだから。」
俺をかばうようにオヤッさんとの間に割って入った正太。
「拓海ぃ。そこに座れ。」
滅多に見ないほど怒り心頭のオヤッさん。
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「えっと」
「お前は黙ってろっ」
イエス、サー。自分に発言権はないのであります。




