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勇者様シリーズ

乙女は平穏に暮らしたい

作者: ちゃとら

勇者様シリーズです。

今回は勇者様出てきません。

話もそんなに進展ありません。

仕事が忙しくて、カッとなって書いた。

反省はしています。

目の前に土下座をしてる人たちがいます。

話しかけますか?


はい

いいえ 

ドアを閉める ←


朝、家のドアを開けたら知らない人たちが家の前で土下座をしておりました。

いえ、正式には初対面ですが、こちらから一方的に顔は知っている方たちです…有名人ですから…。

間違えていなければ、彼らは勇者様パーティーご一行様。

と言っても勇者様はおりませんが。

そんな人たちが、家の前で土下座とか、何でしょうか。

嫌な予感しかしない。

ドア閉めていいですか?


そっと見なかったことにしたくて、ゆっくりとドアを閉めようとしたら、一番手前の聖女様がタックルしてきました…マジですか?

ゴフッ!見かけによらず、なかなか力がありますね、聖女様…。

「お待ちください!湖の乙女様!!お願いです。私達のお話を聞いてくださいまし!」


湖の乙女とか誰ですか?私はただの花屋ですよ。

その恥ずかしい名称な方は、私ではないと思いたいので、この辺で離してくださいませんかね?

ダメですか?えぇダメなんですね…聖女様の締め付けが強くなってきました。

意識が遠退く前に、皆様にお家に入って貰いましょうか…。

たとえ人違いでも、家の前でご一行様が居るのは、注目を受けすぎます。

それにしても…、私の狭い家に、キラキラな勇者様パーティーご一行様が居るなんて、違和感しかない…。

違和感丸出しですが、とりあえず座って頂こうと思い、そういえば一人暮らしだから自分用以外の椅子どこかにあったかしらと思案をしていたら、また、目の前で土下座されました。

お願いですから、頭をあげてくださいー、私涙目になりますよ?

慌てて、1番真ん中で頭を下げている聖女様の元へ駆けつけると、今度はガシッと両手をつかまれました。

「改めまして、湖の乙女様。どうか、どうか、お願い致します。勇者様と、一度だけで良いのです。デートをしてあげてくださいませ!」


「…はい?」


「あぁ、はい、と色よいお返事ありがとうございます!これで、これで、リア充爆発の呪いから逃れられます!ありがとうございます、湖の乙女様!」


違います!違います!私の今の はい は疑問形ですよ。肯定ではありませんよーって、聞いてませんね?誰1人として、聞いてませんね?

そして、リア充爆発の呪いって何ですか?

話の流れからして、勇者様が皆様にかけたっぽいですよね?何それ怖い。


「こちらが、勇者様との待ち合わせの日時と場所になります。デートプランは、こちらの紙に。」

「そして、こちらが当日の衣装一式になります。」

「当日、こちらのお店については、私どもにお任せください。」


謎の勇者様の呪いに恐怖を感じていたら、ご一行様から、日にちや時間が書かれているメモや、とても可愛らしい服や靴が渡された。


あぁ、至れり尽くせりですね。

と言うか、用意周到ですね…。

拒否権はどうやらなさそうです。

それ程までに、勇者様からの呪いは、恐怖なのですね。

呪いなら、聖女様とか、僧侶様が解けないのかしら?

と、ちらっと思ったら、良い笑顔で


「やだなー勇者君の呪いに対抗するなんて、魔王に単独で挑むより無謀ですよー」


と、言われました。

…魔王様が比較に出てくるとか、しかもそれ以上とか、聞かなかった事にしていいですか?


こんな有名な方達が、必死に私なんかに頼みにくるなんて、しかも土下座とか、断れるわけないじゃないですか。

私はただの花屋なんですよ。

選択肢が1つしかないのは、最初からわかってますよ。

もう、しょうがないなぁ。


ただの花屋とデートしても、呪いが解かれるかわかりませんが、私で良ければ、お受けいたしますよ。

だから、顔をあげてください。

貴方たちは、皆の憧れなんですから。



勇者様とのデートを受けますか?


はい ←

YES

喜んで


…最後の選択肢は何処の居酒屋ですか?



最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

次書くときたら、デート…。


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