充実
あれ??
おかしいな…。
なんでこうなったんだろう…?
私、高橋恋菜(たかはし れな)は中学生2年生のバレーボール少女だ。
「恋菜ぁ〜!俺レギュラー落ちしちゃうよ〜!」
こいつは、幼馴染みの佐藤優馬サッカー少年である。
『知らないよ〜。あたしはちゃんと優に言ったのにさ、優が勉強しなかったんでしょ?』
「頼むから〜教えてくださぁ〜い〜泣」
『わかったってば〜ちゃんとやってね??』
「さすが恋菜様っ♪」
『全く、都合がいいんだから』
なんだかんだ言いながら、私の中学校生活は充実していた。
成績も学年でも5位以内に入っている
バレーボールも全国常連だった
思えば、上手く行き過ぎていたのかな…
先週に、先輩たちが引退して私は副キャプテンになった。
キャプテンの紗香と二代エースで頑張っていた。
だけど…
ガチャ
『やほー 』
「あ、恋菜!」
『紗香ちゃん久しぶり〜』
「テスト期間長かったよね〜笑」
紗香ちゃんは、サバサバしていていい子だ。
ガチャ
「お?」
「ん〜っ、やっと部活だぁ」
『あ、理沙ちゃん久しぶり』
「あ〜っ!れーちゃん♡」
同じ学年の高田理沙ちゃん。
可愛い?感じだけど私は苦手だった。
だけどみんな仲間だった。