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詩―彩の言の葉―

呼び名のない気持ち

作者: 彩人


 待つ事も、待たせてしまうことも

 どちらが辛いかなんて そんなの分からない。


 ただ何も出来ない自分が

 あなたの傍に居ることしか出来ない自分が

 ひどく無力で ひどく寂しく思えた。


 そんなこと言ったって仕方ない。


 一人何かを思ったところで

 あなたにかける言葉すら見つからない――。


 あなたが居た時間と

 あなたが居なくなってしまうかもしれない

 これからの時間が

 私をどんどん不安にさせる。


 何かをしていたいのに

 何も出来ない自分に驚いて

 ただ 時が過ぎるのを見送っていた。


 そうして また

 何も手につかないから

 廻る不安に涙が落ちる。


 あの時と同じ

 でも確かにあの時とは違う。


 改めて気づかされる あなたの存在の大きさ――


 “寂しい”なんて言えない。

 それはあなたもきっと同じだから。


 今日も 独りの部屋で

 自分に出来る事を考える。

 いつだってあなたの事を思っている――。


個人的な消化できない感情を言葉に替えました。

誰にも言えない気持ちを、誰かに聞いて欲しい気持ちを詩に載せて。


読んで下さった方、本当にありがとうございました^^

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― 新着の感想 ―
[一言] 心の中に消化できない気持ちってたくさんありますよね。 いろんな気持ちが堂々巡りを繰り返してまたどんどん不安になって。 なんだか心に響く詩でした!
[一言] 何もできず、虚無感に苛まれる。 それを思い、独りで考える。 そして、あなたの大きさを知る。 けれど、結局は何もできないから、、、 なんだか切ないですよね…。 けれど、それが恋愛の真相なの…
[一言] うぉー!! 心にずっしり響く、めちゃくちゃいい詩だ!!
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