第三節 踏み入れたところは、
こんにちはー
冷泉 薫 ですー
今回は、前回の話と結構絡みが深いので、前回の「第二節 無意識の出会い」を読んでいない方は
先に読んでおくことをおすすめします、
ではでは、話をお楽しみくださいませー
絶対に足を踏み入れない、ところに入った途端
色んな人から、
「あ、こんにちはー」「こんちは、」「こんにちは(*^-^*)」「こんにちは!」
「こんにちは~」「こんですー」「こんこんー」「こんにちは」
大量の挨拶を受け、僕は大慌てで、
「あ、こんにちは」
と打つ。
打った途端、参加者一覧に、(オーナー)と書いてある人が、
「ほちってたー ごめんごめん」
「あ、初見さん?」
僕は、すごい軽い人だな と思った。
そして、「あ、初見さん?」って言われたけど…
「初見」ってなんだ…と思う
僕は、今が、ほぼ初めてと近い、純粋な学習以外のネットだった、
そのため、あまり聞きたくなかったが、聞いてみることにした
「あの…すみません。僕今日が初めてで、「初見」ってやつがわかんなくて…」
と勇気を出して、打つ。
ちょっと間が空いたと思うと、返信が帰ってくる、オーナーさんからだ
「そうなんだ!いきなり聞いちゃってごめんね!今日初めてなのに、ここ来てくれて嬉しいなぁ」
「 あ、初見 ってね。 初めて来ましたー みたいな感じかなぁ」
その次に、他の人達が、
「そうなんだ~ 初めてだと分かんないことだらけだよね~」
「私もそうだったー!全然分かんなくて」
「俺もそうだった、 しかもみんな返信早いしさ、w 打つのに精一杯w」
「だよね(´ー`*)ウンウン」
「確かにそうですよね。大変でした。」
「分かるー」
「だよね」
僕は、久しぶりに、「優しい」と思った、
あの時に、置いていった、自分の感情が、周りの純粋かもしれない
「優しさ」
によって、少し溶けているような気がした。
そして、すぐ切り替えて、返信する、
「なるほど。じゃあ僕初見です」
と返信する。
そこからは、周りが雑談しようって感じになり、みんなで雑談した。
僕が入っていいものでは、ないと思ったけど、オーナーと書かれている人が
「あ、優里さんも雑談入って大丈夫よー 遠慮はなしっ」
と言ってくれたおかげで、
純粋に楽しむことができた、
途中で、ものすごい誤字があった時とか、めちゃくちゃ面白い話になった時なんて、
普通に僕は笑ってしまった。笑ってしまったというより
爆笑に導かれて、爆笑 したって言う方が正解なのかもしれない
そんなことを思いながら、時間が許す限りまで、雑談を楽しんだ
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夕食の時間まで続け、親に、
「ご飯だよー」
って言われるまで、時間がものすごく過ぎていることに気づかなかった、
そして、名残惜しく思いながら、
「すみません、夕食の時間なので、閉じます。」
「今日はありがとうございました、楽しかったです。」
と送る。
そしたら、ずっと雑談に付き合ってくれた、最初より結構少なくなったけど、皆さんが、
「そっかー残念っ!またね!!」
僕がいないことを「残念」と言ってくれるのか、今日会ったばっかなのに、僕なのに
「バイバイ(*´︶`*)ノ"またね」
「じゃな、またいつか、」
「またね~」
「また会えたら、嬉しいです」
と送ってくれた。
「またね」を送ってくれた。
「また」来ても、いいのだろうか
「また」があってもいいのだろうか、
そして、「嬉しい」という感情を、心の中に残したまま、パソコンの場面を閉じた。
――――今日は、楽しかった。
いつものやつではなく、
本来あるべきはずだった、心が
心から本当にそう思える出来事だった、
―― 出来事というよりも、「一日」だった、
第三節 踏み入れたところは、 を読んでくれてありがとうございます、
(読んでくれていない方もいるかもしれませんが、そんな方も読んでくれると嬉しいです)
今回は、第二節と結構絡みが深い ものになりましたが、どうだったでしょうか?
ぜひ、感想や、アドバイス、いいところ などを 感想 として、送ってくれると嬉しいです
では、次回の 第四節 で お会いできるのを楽しみにしています、
冷泉 薫