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誘拐

何とか投稿できました。

楽しく読んでいただけると嬉しいです。

ここに来て2日たちました。

エルフの里に来てから良いことないな〜って思っていました。

来る手段も来てからも、でも間違っていました。

少し反省。

今の方が最悪。

下には下があるのね。


驚いたことに、あれからもあの女の嫌がらせは続いたの。

自分の立場に対する自信がすごい。

部外者の言葉なんてって感じかな?

勿論、お世話係ではなくなりましたよ。

その代わり、あの女がお世話係ではなくなったら何もなくなった。

お風呂と、食事(小さなパンとコップ一杯の水)

それ以上でも以下でもなく、それだけの世話?。

なに?

エルフは食事しないの?

みな様での会食は、豪華な食事してましたよね?

あの女、ヤバい名前忘れたわ。

もういいや、あの女で。

で、あの女の親って、おじさま(サージの父親)の兄なんだって。

でも、才能なさすぎて弟に負けて長になれなかったらしい。

普通は、自分の力量に気づいて辞退するのよ。

血筋よりも、実力があるかどうかだから。

たまたま、直系に長になる資格の者が多く輩出しているだけで。

でもバカは、自分が長になれなかったのが納得できてないみたい。

サージのバカ兄と同じ匂いがする。

だから親子で態度がデカい。

本当は、自分が長になるはずだったから。

おじさま(エルフの長)も、注意はしているけれどそれ以上は難しいらしい。

逆に何か問題を起こしてくれたらラッキーなんだけど、なんというか小物臭がスゴいのよ。

だから、出来ても里のお客様、里の皆に意地悪や偉そうにするだけなんだって。

でも、強い雨方々にはできないから、私の家族、獣人には手を出さない。

という話を、親切に教えてくれたエルフちゃんがいた。

って、被害者の対象が私に一致してるじゃん。

というか、お客様の中での対象者って、私だけな気がするよ。

後で、お父様にチクろうっと。


でもね〜、人だから嫌われているのも理解しよう。

でも、一応お客様よ。

大事にしてよ。

つうか、最低限しろよ。

無理なのか。

私がターゲットのタイプのど真ん中。

、、、私の今の状態に外野の人は気づいてないのかしら?

気付かない程バカではないわね。

だって忠告?にきたエルフちゃんがいたもんね。

あら、何かしら胡散臭いではないですか。

ユアちゃんってば、バカをつる餌にされてない?

ちょっと、信じられないんですが、そういえばサージともエルとも全く連絡取れないんですけど?

二人共この状態を許すとは思えないんですが、何かあるのかしら?

ま〜いいわ。

明日こそは、直談判してやる。

おじさま、覚悟しなさい。

ユアちゃん、堪忍袋がブッチンよ。


そして今、私は小汚い小屋?らしきとこに入れられています。

それもロープで柱に縛られているんですが。

意味不明なんですが?

私の肌は、弱いのよ。

ヤバい、血が出てるよ、痛い。

どうせ非力なんだから、もう少し緩めなさいよ。


ん?私、客室で寝てましたよね?

そんな簡単に不法侵入できるの?

、、、そんな屋敷イヤなんですけど。


見たくないけど、バカ親子とバカ王子がいる。

なんで、すぐに姿を表すのかしら?

影から指図しなさいよ。 

馬鹿だから仕方ないけど、ニヤニヤ笑って気持ち悪いわね。


「フッ、怖いだろう?だか、残念だな。父上もサージも助けには来れないぞ。今は、色々と大変だろうからな。ハハハ。」

「クククッ、本当に出来損ないの辺境の姫が来てよかったわ。こんなにも上手く行くとは。」

「何をいうか。俺達に長をさせたい天の采配さっ。神も分かっているのさ。誰が長に相応しいのか。」 

「勿論だ。本当は私がなりたいが仕方ない。次代に変わったからな。だが、我が家の可愛いトキがケイ殿の妻になるという約束は守ってもらうぞ。」

「当然ではないか。この俺の隣に相応しい。トキ程の女は、いないからな。」

「あら、嬉しゅうございます。私、立派な長の妻になってみせますわ。フフフ。」


、、、なぜ、サージが次代なのにまるで選手交代した感じ。

あのサージが、大人しく席を譲るかしら?

いや、渡しそうだか、このパターンでの譲渡はないな。

普通に馬鹿が、俺が長になるって言ってたら変わってたと思うんですけどね。

馬鹿の小心者だから、直接言ってない?

普通は、言わないか。

おじさま、それを恐れて私を利用したな。

、、、馬鹿だな〜、普通に話せばまだ道はあったかもなのに、自分で奈落に落ちていくのか。

でも、実力ないから元々無理だけど、おじさまってばサージに辞退されたくなくての確信犯だわ。

私が可哀相じゃない?

、、、無事に帰れたら、おじさま達にはユアちゃんお仕置きするからね。


「さて、長い付き合いではあったが、ユア嬢には退場を願おうか。」

「ま〜、残念ですわ。私が長の妻になった姿を見せとうございました。、、、私の顔に泥をぬりやがって。」

「ん?なんか言ったか?」

「いえ、なにも。」

「そうか。気のせいかな。ま〜、よい。では、ユア嬢さらばだ。恨むならサージと父上を怨め。俺を馬鹿にするからこうなったんだからな。ククク。」


そう言うと馬鹿達が、三方に火をつけていく。

やり方が魔法でなく、松明からの火なのがショボい。

本当に、才能ないなエルフのくせに。

、、、いや、私が言うのはやめよう。

馬鹿トリオは、高笑いをあげて小屋から出ていった。


思ったより火のまわりが早い。

古びた小屋だから、小屋自体が松明のように燃えやすくなっていたのかな?

って、逃げられない。

えっ?

待って。

助けに来なさいよ、サージ、エル。

このまま、焼死したら絶対に化けてでてやるんだから〜。

煙のせいなのか、私の記憶はそこで失くなった。


数多い小説の中から選んで頂いてありがとうございます。

良ければ いいね を押して頂けると嬉しいです。

作者のモチベーションが上がります。


『姫として転生しましたが、待遇がよくありません。平民としてやっていこうと思います』

も投稿しています。

よかったらそちらもヨロシクお願いたします。

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