ユアの決断②
最近、ギリギリ投稿になってます。
神界篇、楽しんでもらえたら嬉しいです。
≪私、頑張るよ。神になる。皆と少しだけ離れることにはなるけどね。≫
私は、軽く話した。
だって、今まで転生するたびに一緒にいた人達だから、正直離れるのは辛い。
でも、前に進まなければいけないんだと思う。
「、、、それは、決定なのか?」
サージが寂しそうに問いかけてくる。
≪うん。今のままでは、半端なの。神でも、使徒でも、人でもない。やっぱり折角の機会だし、いい加減親の加護から離れないとね。≫
≪ん〜?そう?≫
≪私も姉上の考えに賛成ですね。いいと思いますよ。どうせ、この方々の世界を管理したいんでしょう?≫
流石、黒さんは分かっているわ。
今までは、余計な言動を避けていたんだけどね。
こうして発言できるのはいいことだは。
≪フフフ、さすが。ねぇ、黒さん。もし私が神に昇格して、あの世界の管理者になったら母上の使徒を辞めて、私の使徒になってくれる?≫
私の発言に、黒さんは驚いたみたい。
でも、否定的な顔はしていない。
黒さんには直接聞くことは、今はないけど、あの世界の落ちし神と黒さん、夫婦になるつもりだったみたいで驚いた。
母上の存在に気づかれてから、少しずつ彼女が変化していったみたい。
気持ちのすれ違い、お互いを大切に傷つけたくなくて、余計に糸が絡まって絡まって彼女は闇に飲まれた。
黒さんが、今何を思っているのか、また、あの世界と一体化した彼女をどう思っているのか。
ゆっくりと黒さんの中で納得いく形に変化したら、いつか話してくれるでしょう。
永い生の中、待つのはなれてるから大丈夫。
今は、心の傷を癒してほしいな。
≪、、、私でいいのですか?≫
<フフフ、そなた以上の使徒はおるまい。>
黒さんの言葉に、母神が答える。
母神は、黒さんを特に気にかけている。
父神の神子としての地位にはいるけど、少し目を離すと変な正義感で辛くあたってくる神達はいる。
だから、自分の使徒として側に置いていた。
≪母上、そろそろ子離れしてもらわなければ、黒さんの負担になりますよ。≫
<そうじゃのう。真に神子の成長は早いわ。もう少しゆるりと甘えてもらいたいものじゃ。、、、エル以外はじゃがな。>
母神、エルと再び口でのバトルが再開された。
ほっとこう。
≪私は、姉上が神となるのを待ちますよ。そして、必ずや姉上を守ってみてます、使徒として、また弟として。≫
≪お願いね。≫
さて、皆は納得してくれたかな?
「ユアは言い出したらきかないからなぁ。でも、もう会えなくなるのは、辛いなぁ。」
ケアの言葉に私は笑って答えた。
≪あら、私達の関係は切れないし切らさないわ。≫
「え?」
≪私はもう無理だけど、3人には今まで通り一緒に転生してもらうわ、今度は私の愛し子としてね。反則にはなるけど、記憶もそのままだから。≫
私の言葉に3人の顔に笑顔がひろがった。
でも、サージだけ寂しそう。
≪何か、気になる?≫
「俺は力もないけど、全身全霊をかけてお前と結ばれることを願っていた。ユア以外と夫婦にはなれない。この記憶がある限り。例え、結ばれることがなくても。」
私は、サージの言葉に驚きと、喜びを感じた。
≪当たり前じゃない。あなたの妻は、私以外にはいないからね。浮気は許しません。≫
「え?」
≪どの種族に生まれ変わるのかは分からないけど、今度は私があなたを送って、また迎えに行くわ。エルのようにね。フフフ、神からは逃れれないわよ?≫
最後にユアの兄であるユキ兄様に話しかける。
≪兄様、ユアは神になってまた、会いに行きますね。時間は、かかるけどね。≫
「父上達には、どう話します?」
≪兄様、私の記憶は抹消します。3人の記憶だけは、残すけどね。あら、そんなに悲しそうな顔をしないで。例え、みんなか忘れても私は覚えているから、大丈夫。思い出は、消えないわ。だって、キャーキュ領で受けた優しさは忘れる事は出来ないから。≫
「ユア、成長しましたね。そうですね、記憶はなくてもみんなの心には何か、残るかもしれませんね。」
≪フフフ、そうだと嬉しいな。≫
そろそろタイムリミットだ。
最高神二神の神力で、ギリギリまで滞在してもらっていたけどね。
≪みんな、時間がきちゃった。元の世界に転送するね。≫
みんなが、一瞬悲しそうな顔をしたけど、直ぐに笑ってくれた。
「早く神になりなさいよ。いつまでも待てないからね。」
「この記憶がある限り、あなたは神になっても私の可愛い妹ですから。」
そう言うと、少し離れてくれた。
サージと向き合う。
こっちに来そうエルを黒さんが、父神を母神が抑えてくれている。
あの馬鹿神め。
≪浮気は、駄目よ!≫
「フフフ、しないさ。今回の生には間に合うように、修行をしてくれよ。エルフの生は永いからな。」
≪やれるだけ、やってやるわ。待ってて。≫
少し寂しそうに笑うと、私の額に口づけしてくれた。
真っ赤な顔になった私を見て、笑っていった。
「またな!」
3人の姿が、神界から消えた。
私の頬に一筋の涙が流れた。
少しでも早く、修行を終えるから待っててね。
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