ユアの決断①
最近、ギリギリ投稿になってます。
神界篇、楽しんでもらえたら嬉しいです。
≪父上、ユアって願い事があるの?≫
お〜、エルってばどれぐらいぶりに、馬鹿神ではなく父上と呼んでいるのかしら?
流石の父神も喜んで、、、ないわね、なぜ?
<エルさん、私は怒っているんですよ。>
≪は?なにに?≫
<今のことで確信しましたが、貴方、もっと早くにユアさんが闇落ちしの儀式を完了していることを報告しませんでしたね。>
は?そうなの?
皆の視線がエルに向けられる。
エルは、不敵な笑いを浮かべている。
うん、確信犯だわ。
<何故じゃ。妾も、皆我らの神子を帰還を望んでいたはずじゃ。>
うん、母神の言う通りではあるけど、私としてはもっとあの世界で暮らしていたかったから全く問題ないけどね。
≪う〜ん、ユアが嬉しそうだった。だから、僕も皆んなのこと気に入ってたし、流れに任せてた。≫
いや、兄、いや使徒として、私は嬉しいけどいいのかい最高神の使徒としては?
ブレないな〜。
まっ、この神子にしてこの親神って感じだしね。
今だって、納得してるからこの二神は。
<なるほどな。それなら仕方なるまい。のう。>
<私はもっと早くからここに、戻って欲しかったんですが。>
<我が儘を言うでないわ。良いではないか。我が神子達の判断なのだぞ。>
<、、、。>
<ハーッ、そなたは変わらぬのぅ。愛しき神子が、落ちし神にならずにすんだことを、この者たちに感謝せぬか。>
そう、実はこの夫婦かかぁ天下なんだよね〜。
表面上は、そんなに仲良しさんって出さないけど、二神ともお互いにいいよって来る神に警戒してるから。
エッ?ならどうして黒さんが産まれたかって?
私もよくは分からないんだけど、一神の神が消失している瞬間に立ち会ってしまったのが原因ではないのかって話なのよね。
お互いに侍従関係だったのも、理由の一つらしい。
隠していたけど最初分かった時、父神の落ち込みは凄かったから。
その時は、いろんな世界に影響を与えたとは思うの。
いい面でも悪い面でもね。
「ねぇ、結構フレンドリーな家族なんだね。もっと、お互いに関心ないのかと思ってた。」
≪そう?≫
「いえ、ケア。どう見てもエル殿のユアに対する過保護気味な態度から見て、こんなもんでしょう。」
ユキ兄様、発言が失礼ですから。
、、、納得は、嫌だけど納得は出来るけどね。
<ハーッ、分かりましたよ。で、話を戻しましょう。ユアさんは私に、何を望んでいるのですか?可愛い神子とはいえ、この者達を神界に住まわす事は無理ですよ。秩序が乱れますからね。>
あれ?始めより何か否定的になってない。
母神を見てみると、肩を竦められた。
拗ねてるのね、大人がヤッても可愛くないんですけど。
≪ん〜?ユア、一緒に神界で住みたいの?≫
エルが、キョトンとしてる。
≪いや、流石に無理でしょう。他の神が黙ってないし、今この館に誰一神も、存在していないのが答えよ。≫
神は、その存在自体が奇跡。
その傲りなのか、神以外の存在を軽視している傾向がある。
私は溜息をついた。
≪私は使徒ではなく、神になりたいです。≫
≪え〜、やだ〜。母上の使徒でもいいから使徒になろうよう。僕を見捨てるの?一緒にいたい〜。≫
エル、少し黙ってなさい。
親神を改めて見てみると、驚いているのは父神だけだった。
というか、父神は私のことも使徒にしたいからね〜。
<妾と同格になるまで、外には行かせぬぞ。ユア、そなたまだ真名を貰ってない。そこの馬鹿神子と違い、神になる道は閉ざされてはいない。いや、馬鹿息子も閉ざされてはいないが、ユアよりは苦労するであろう。一度は、使徒としての真名を刻んだのでな。>
母神は、永い永い永久に感じる神に昇格するまで、外界には出さない、と言う。
それでも、私は神になりたい。
なってみせる。
≪やるわ。母上、私に手ほどきを、修行をお願いできますか?≫
<勿論じゃ。妾以外は、妾が認めぬわ。>
<私は?私も同席出来ますか?何でもお手伝い出来ますよ。>
≪いやだ〜。僕をのけ者にしないの〜。≫
なんだこのバカちん二神は。
無視しよう、この二神は母に任せよう。
<お黙り。エル、そなた寂しいなら神に昇格するが良い。そなたの父神が、そなたの真名を握っているのであろう。使徒から神に昇格する事は、よくあることじゃ。どうするのじゃ、エル。>
エルが目を輝かせた。
父神が、死んだような目をしている。
「「「あの我々はどうすればいいんでしょうか?」」」
あっ、どうしよう。
神への昇格には、連れていけないから。
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