最高神の住まわし館②
最近、ギリギリ投稿になってます。
神界篇、楽しんでもらえたら嬉しいです。
<おかえり。そなたの帰りを待っておった。>
そこには、今まで生活していた世界の管理者である女神がいた。
まっ、いるよね〜。
≪あ〜、若作りババァ発見。ここは僕の家だ。出ていけ。アッカンベーだ。≫
<ほんに腹ただしい。まだまだ、私には勝てぬぞ。>
≪ムムム、バ〜カ。≫
う〜ん、今度は母神との親子喧嘩が勃発。
また、口喧嘩してるし。
父神よ、微笑んで見てないで仲裁しなさい。
ん?あれ?
≪ねぇ、ひょっとしてエルって、いつも喧嘩してない?≫
私は、一緒に来た皆に聞いてみた。
「いや、ここ最近の状態しか知らないけど、確かによく喧嘩はしてるな。」
≪だよね~。大体、いつもあんな感じだった。物凄い昔の記憶だけどね。≫
「そうなんだ。、、、うん、いつも喧嘩してるわね。」
4人でコソコソと部屋の片隅で話す。
「というか、ユア。」
≪ん?なに、ケア。≫
少し言いにくそうにはしているけど、どうしても言いたかったんだろう。
半泣きになりながら訴えてくる。
「なに、この豪華絢爛な部屋は。基本が森育ちな私には、キャーキュの屋敷でも慣れるのに時間がかかったのに。」
ん〜、確かに。
部屋の広さもさることながら、金銀ギラギラしていてどこの成金なのかしら?って感じだわ。
けどケア、キャーキュの屋敷は普通の貴族から比べたらめちゃくちゃ質素ですからね。
≪父上、こんな悪趣味な落ち着かない部屋ってありました?≫
親子喧嘩中の二神は、只今ヒートアップしておりますので、関わりたくありません。
で、親馬鹿筆頭の父神に尋ねてみた。
あら?何か戸惑っています?
≪ハーッ、またなんか勘違いしてますね?≫
私の冷たい目に、慌てながら訴えてくる。
<違うんだよ。確かにこんな部屋はなかったけど、折角、ユアさんがお友達連れてきてくれたからあの世界の住民の真似をしてみようかと、、、。親心なのに、、、あれ?失敗?>
私だけでなく、3人は勿論のこと、黒さんにも視線を向けて確認したみたい。
黒さん、巻き込むな。
≪最高神、これは確か成金って呼ばれる者達の趣味だと思われるんですが。どこから、この情報を?≫
アッ、黒さんの言葉で固まった。
少し考え出したわ。
<そうなんですね。う〜ん、もとに戻しましょう。>
言葉が終わると同時に、部屋は変化した。
私のよく知る部屋だ。
基本、物質なんて自由自在に変化させれるからね。
あまり派手ではなく、落ち着いた家具達。
部屋の広さは変わらないけど、全体的にシックな装いだ。
≪うん、落ち着くわ。≫
≪僕も、落ち着くよ。≫
≪あら、喧嘩はおわり?≫
≪だって、父上が落ち込んでるって、中々ないレアだよ。母上と喧嘩してる場合ではないよね。≫
うん、久しぶりに父上、母上って呼んでるけど、、、微妙だよ、エル君。
黒さんは、どうすればいいのか無表情でプチパニック中。
黒さん、父神に気を使い過ぎだから。
父上は、ショックを隠しけれないようで珍しく落ち込でいる。
<ほれ、みよ。我の言う通りであろうが。落ち込むがよいわ。オ〜ホホホ。>
うん、駄目だ。
私がここまで来た理由を話すタイミングがないな。
サージ達はこの状態についていけてない。
信仰心がなくなりませんように。
<で、ユアさんの今回の訪問の目的は何ですか?>
私は、父神が私に対して発した言葉に驚きはしたけど、バレバレなのも分ってはいた。
ニコニコと笑顔ではあるけど、最高神としての顔が少しだけ覗いている。
私達、家族には激甘なんだけどそれだけでは、ないだよなぁ。
私は、運命共同体と言っても過言ではない、3人を見た。
フフフ、私が笑ったからか3人の顔色も良くなってきている。
≪私は、、、≫
私が父神に、お願い事を話そうとした時、サージが話の間に割り込んできた。
勿論、私達、神の話に割った入るのは不敬に当たる。
でも、多分ううん、絶対に私の言いたいこと、サージがなにを話したいのか分かってると思うのよ、父神は。
残念ながら、私にはわからないけどね。
神なら人の心を読むなんて造作もない。
でも、私は依怙贔屓と言われても、この三人の心を神として見るつもりはない。
「不敬にも、割り込み申し訳ありません。ただ、私の意見を申し立てしてもよろしいでしょう?」
父神、最高神に意見を言う。
神々でも中々出来ないのよね。
神とエルフという、力の差がありすぎて理解できてないのかもしれない。
でも、最高神であることを知って臆さずに意見を言えるのが最高だと思わない?
私は、最高だと思うよ。
父神も面白がっているしね。
<フフフ、いいですよ。タイミングもいい。ここに他の神々かいたら、意見なんて言えませんでしたよ。、、、自分の幸運も、貴方の力だと思いますよ。>
父神が、普通に微笑んで神としての意見を言う。
、、、すっごくレアではない?
基本、私達家族の前では、痛い奴なんで。
「では、お言葉に甘えて言わせてもらいます。」
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