落ちし神①
何とか少しずつ、話しが進んでます。
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「一段と変な空気になってきたわね。いくら魔族とは言え、この悪環境の中でも生活出来てるのかしら?」
私達は、里を隠れることなく歩いてきた。
だって、この里には住人がいない。
もしかしたら何処かに潜んでいるのかもしれないけど、全く反応すらない。
黒さんが、目視してくれた結果、隠れずに行っても何の支障もないって言った理由が分かったわ。
神殿に近づけば近づく程に、土地も空気も何もかもが枯渇している。
変な言い方だけど、全ての自然が悪意をもって私達に攻撃してきているみたい。
呼吸が苦しいから、流石に私以外の3人には黒さんが膜のような結界を張ってくれた。
3人が三者三様に、限界がきていたのが見てわかったから。
私は全く平気なのが不思議なんだけど、別に無理もしてないしね。
うん、丈夫な身体で良かったよ。
「正直、同じ祖を持っていますが、普通は無理だな。」
「やっぱり、そうよね。、、、住人は、何処にいるのかしら?微妙だけど気配は感じるのよね。」
皆が周りを探る。
自分の魔力をまわりに広げていくらしい。
で、何かいたら感じることが、出来るみたい。
鬼ごっこで使いたい。
勿論、私は鬼で。
≪前に進もう。この空気の中で生活ができる種族は、この世界ではいないと思うぞ。落ちし神は、心から闇に染まり消失を選ぶ、か。≫
ん?何か寂しそう?
黒さんと落ちし神は言い方が悪いけど、良好な関係ではないと思われるんですが、違うのかな?
私達は、再び神殿に向かって歩き始めた。
「黒さん、一つ質問してもいいかな?」
≪私に答えれることならば、何でも質問してもらっていいですけど?≫
「、、、落ちし神と、交流があったの?」
私の言葉に黒さんは驚きを隠せてない。
ビックリしてるよ。
他の3名も。
≪なぜ、そう思ったのか逆に質問したい。≫
「う〜ん、だって落ちし神が消失するかもって、自分で話しながらショック受けてるんだもん。気づくよ。」
「「「いや、気づかないから」」」
あれ?私だけが感じたの?
黒さん、寂しそうだったよ。
3人見ても、首を横に振ってる。
そうか、分からなかったんだ。
≪昔からよく私の心の動きに敏感でしたが、今でもおなじようですね。≫
何か黒さんが嬉しそうに小声で、呟く。
うん、聞こえませんけど。
「なに?」
≪たいしたことでは、ありませんよ。、、、隠すつもりもなかったんですが、この世界の落し神とはそれなりに仲良くしていた時期もあった。≫
「「「「エッ、本当に?」」」」
4人でハモりましたよ。
意外な事実だわ。
だって、女神様の浮気?で出来た神子だから、その当事者と仲良くする意味が分からないんですけど。
≪いや、私が噂の神子とは思ってなかったと思いますよ。だからこそ、仲良くなったんでしょうね。私もあえて、自分の出生の事は話はしなかったですし。仲良くなってから知ったので、騙されたような気がしたのかもしれない。私も、最高神に好意を寄せているなんて知らなかったんで、普通にスルーしてました。、、、私が、落ちし神になる最後のピースだったのかもしれませんね。≫
どこが寂しそうに話した。
う〜ん、黒さんは落ちし神の消失を望まない、というか責任を感じるのかな。
どうしたものか。
私のように、人になり自身の闇を落とすか。
ん?私のように?
なにが?
≪ユア殿、それは出来ない。≫
「心の声を読みました?、、、自分で自分の考え事の意味が分からないんですけど。、、、でも、出来ない?」
≪上位であればあるほどに、落ちし神にするわけにはならない。世界が壊れます。上位と下位では、神力が違いますからね。雲泥の差です。この世界の神は下位です。救済は、望めないでしょう。≫
そうなのかしら?
何か手はないのかしら。
、、、空気の闇が濃くなった?
サージ、兄、ケアはうずくまり動けなくなっていた。
≪「来たわね。」≫
まるで地面から生えたように、地面からの登場のようだ。
真っ黒で顔も前髪でみえませんけど。
<我にようかの、使徒殿>
声の方に目を向けると、落し神がいた。
長い長い真っ黒な髪。
勿論、顔は見えない。
空中に浮いてますけど?
偵察に来たけど、本丸と衝突してしまったようだ。
エル、帰ってこい。
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