覚悟
何とか少しずつ、話しが進んでます。
応援宜しくお願いします。
はっきり言おう。
落ちし神は、何がしたいのか。
自分の闇に負けた神には、神としての心は残ってないのね。
私達は、ようやく魔族の里に着いた。
元の里の姿は知らないし、比べようもないんだけど、私達の目の前に広がっているのは荒野だ。
やせ細った見るからに作物を育てることが出来ないだろう土地。
水も干上がっているようだし、この里は機能しているんだろうか?
人の、魔族の姿も無い。
う〜ん、これは酷い。
「ねぇねぇ、思ったより状態がひどい。落ちし神の動向云々より、魔族の人達はこんな状態でも元気でいられるのかしら?」
私は疑問を、口にする。
流石に、里に入ってからは自力歩行になっている。
黒さんも人の姿になっていた。
黒髪黒目のイケメンさん。
竜?だからなのか、兄やサージも高身長なんだけど、余裕で勝ってるよ。
つうか、エル帰って来ないんですけど。
天候の崩れもないから、大丈夫だとは思うけど。
全く、こんなに心配させるなんて、エルのバカ。
帰ってきたら、、、帰ってくるよね?
「これは酷いな。元は同じ先祖なんだが、エルフは確かに人間よりは食べなくてもいいが、一週間に一度は食べなくては持たないな。基本は、空気中に含まれている魔力を摂取しているからな。」
「でも、サージって結構大食いだよね?獣人にも負けない位食べるじゃん。」
私とサージの間に、ケアが口を挟む。
そう、エルフと違って獣人は逆によく食べる。
魔獣を狩っても狩っても、バランスが崩れるほどではないしね。
「ハーッ、お前と一緒に育てられたからな。食い意地がすごいからうつったんだな。逆に、エルフみたいに少食にはお前はならなかったけどな。」
「なんですって!」
「なんだよ。本当のことだろうが。」
また、始まった。
この二人?は、本当の兄妹のように仲が良いなと思ったら、喧嘩している。
私にも兄はいるけど、基本喧嘩にはならない。
私が一方的に喚いて落ち着いたら、ゆっくり話し合って終わり。
私が我儘みたいじゃないの。
嫌だわ。
大体が、サージは食べ過ぎだとは思うのよ。
エルフというより、人間に近いのかしら?
言うと嫌がりそうだけどね。
本当に霞を食べてます?って感じのエルフもいるし、サージみたいによく食べるエルフもいる。
昔と違って、他種族との交流もあるから変化してきたのかな?
それはどの種族にも言えるけど、混血も増えた。
ほんの少し前までは、差別の対象になっていたらしいけど、今では普通だもんね。
キャーキュは、違うけどね。
うちの人達なんて、逆に人間の純血の人なんていないと思うもん。
「さてあの二人は無視して、黒殿、落し神の気配は感じますか?」
兄が真剣に黒さんに尋ねる。
そうね、話しを進めないといけないもんね。
黒さんが少し目を細める。
そうすると、人とは違うなんというか竜の目って感じになってる。
≪そうですね。結構頑張って力を抑えてはいますが、神殿の奥にいそうだな。、、、いや、弱ってる気もするな。≫
神殿か、やっぱりって感じ。
この荒地の中一際大きな建物が確認できる。
あれが神殿だろうなぁ。
でも、なんというか全くなんにも感じない。
普通、この世界では神との距離が近い?からか、神殿からはなんというか神神しさが感じられる。
それは、神官や巫女の力というより、神の力の残像なのかもしれないけどね。
う〜ん、消失しそうじゃない?
まさか、魔族領を道連れにするつもりかしら。
「それは、このまま放置した方がいいという意味ですか?」
あら、いつの間にかサージとケアが話し合いに参加していた。
サージ、こっちの話しを聞いていたのね。
「喧嘩は終わったの?」
「「喧嘩?いや、けんかしてないけど」」
流石仲良し、ハモってるよ。
2人は嫌そうな顔してるけどね。
「ふ〜ん、まっいいけど、程々にね〜。」
2人が顔を見合わせて、微妙に引きつった顔をしているよ。
これ以上は、言うのはやめよう。
八つ当たりされそうだし。
「黒さん、エルを待ってから動く?」
≪フフフ、安心してください。あの程度の落ちし神に遅れは取りませんよ。≫
お〜、カッコいい。
4人で頷く。
うん、エルを待たずに行こう。
エルがいつ帰って来るのか分からないしね。
「じゃ、黒さん、お願いしますね。私達では、落ちし神に対抗できません。」
≪あ〜、頼ってくれて構わないよ。≫
「「「「よろしくお願いします」」」」
私達は、神殿に向かって進む。
この世界を落ちし神の好きにさせない。
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