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魔族領に向けて①

魔族領に向けてようやく出発しました。

長かったです。

女神様が、慌てて私達を竜の里の出入りを自由にしてくれた。

でも、よく分からないけど里の入り口は、空にある感じがするのよね〜。

だから、結局は竜か、空を飛べる者の力を借りなければならない。

この世界が壊れようとも、竜の里に損害はないと思う。

女神様の黒さんに対する過保護気味なとこが、変わってなくて嬉しい。

だって、私達は異父兄弟なんだもの。

、、、ん?異父兄弟?

誰と誰が?

よく分かんないや。

あまり深く考えるのはやめようっと。


体力、気力共に全く話にならない私は、再びユニコーンさんの背の住人になる予定だったんですが、落ちし神に気づかれるから駄目だって言われたの。

ひどいよね!

可哀相だよね。

微妙な神力の流れがあると、気づかれる可能性が高くなる。

私達は、喧嘩を売りに来たのではなく、偵察に来たのだから。

見つかるかもしれない、その可能性があるうちは自力で歩くことになった。

、、、不参加にするべきだった。

何なら、使徒二神は付ける。

心配なら神を呼ぼう、、、危険が迫った時だけ。

あら?でも前に命の危険がないととかなんか、ふざけたこと話てたような。

うん、あの神駄目だ、使えないや。

女神様にしよう。

今度、お会い出来たら頼んでみようっと。

ん?神様達へのお願いが我ながら、そのへんのおばちゃんに頼むような感じになっている。

でも、間違えないで。

神にお願いするより、近所のおばちゃんに頼む方が緊張するし、悪いな〜って思うから。

神は勿論のこと、使徒にも思わないから。

使徒なんて、私の荷物持ちを喜んでますから。

感謝の気持はありますが、それ以上の気持ちはないわ。


「ユア、大丈夫?もう少し先に進めて、安全な場所で夜を迎えたいのよ。頑張れる?」


今はまだお昼です。

でも、竜の里を早朝に出発して、今まで休憩なし。

速度も抑えてくれているのも分かる。

けど、間もなく私の体力はつきますね。


「フフフ、背に腹は代えられない。、、、エル、背中に乗せて!ユニコーンさんが具現するとその気配が駄目でも、すでにいるエルなら大丈夫なはず!乗せて!」

≪喜んで〜、嬉しいなの〜。どうぞ〜。≫


エルが私が乗りやすいように、体を伏せの状態にしてくれる。

わ〜い、ありがとう。


「今の速さを守ってね。」

≪≪「「「いや、無理」」」≫≫

 「厶ムム。何よ、皆でひどいよね。」

「この速さだと、今日の予定の距離を大幅に少なくなるとこだったから、無理よ。 」

「ユア、絶対無理だな。」 


ク〜っ、この幼馴染達め。

少しの希望を持って兄を見たら、微笑んで見つめ返された。

駄目だ、兄も敵の軍門に降ってしまった。

黒さんは、、、駄目だ。

普段の速さが既に、異常な世界にいる竜だもんね。

多分、私の話の内容を理解しようとしくれている唯一の味方なんだけど、生きてる?速さの世界が違いすぎて味方にはならなかったわ。


「分かったよ。その代わり、今夜の私は何も出来ないから。皆が、頑張ってよね。」


フンだ!

八つ当たりしてやったわ。


「いや、あんた普段から何もしてないよね?野宿の準備出来たの?」

「知らないだろう。そういえば、今まで甘やかしすぎたな。俺の部隊も、ユアに甘いからなぁ。」

「育て方間違えたかな?妹、可愛さにそういえば、我が領ではありえない過保護に育てたようです。幼子より、そういう点では負けてますよ、ユア。」


墓穴をほってしまった。

そういえば、全く何もしてないよね?

、、、正直、皆も分かってるんだけど、一緒に森を移動するだけでも私にとっては重労働だからなぁ。

甘えすぎてたな。

、、、でも、この3人には認めないから。


≪エル殿、少し話しの内容についていけないんだか。エル殿は、分かるのか?≫

≪勿論なの〜、ユアがダメダメな甘えたちゃんなの〜、でも、可愛いよね〜。≫

≪今のエル殿の説明は、私には少々理解に苦しみますね。、、、何とか、話はまとまったようですし、これから先はもう少し理解できたらいいんですが、、、。≫


そうなのよね。

お気づきの方は多いでしょうけど、エルは竜の里を出た瞬間、幼いエルになったのよね。

けど、今更ながら話し方は変わるけど基本中身に変化ないんではないかしら?

私がいうのもなんだけど、エルって甘やかされてるのを、今回の旅で再認識したわ。

、、、同士だわ。

なぜかしら?

エルがヒドく傷ついた顔して、私を見るんですけど?

同士として、歓迎するわよ。

私は、母のように微笑んでやった。

この優しい微笑みで迎えてあげてる私が、人のして上だわ。


≪違うの〜、僕が上なの〜。僕は、しっかり者なの〜。ユアが、ダメダメなの〜。≫

「失礼な。どんぐりの背比べだわ!」

≪僕がしっかり者なの〜。ユアが駄目っ子なの〜。≫


私達の言い合いを、皆が見ていた。

何故か誰も、とめないし、呆れてもいなかった。


≪記憶も神力も封印されていても、この双子は変わらないんですね~。ま〜、親神があの最強二神ですからね〜。仕方ないんですかね。≫


私達には、いや、私には聞こえてなかったけど、この場にいる3人は頷いていた。





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