使徒の意味①
ギリギリ投稿に間に合いました。
ホッしました。
楽しく読んで頂けると嬉しいです。
「ユア〜、無事だったのね。大丈夫とは思っていたけど、心配してわ。、、、ユキのシスコンに目眩を覚えたけどね。」
衝撃の事実から、あの三神のくだらない話が耳にはいってこなかったから、ある意味有意義な事実だったのだろうか。
夫婦、というかあの神様に奥様がいる事実に、、、。
ケア達と離れ離れになっていたので、きっと心配してるだろうから皆がいる場所に連れてきてもらった。
ケアとの感動の抱擁をしていた時に、安心した兄とサージのなんともいえない顔にはひいたわ。
何なら、兄は号泣してたし。
「ケア、こんな兄でいいの?我が兄ながら、ひくわ。」
「ハーッ、分かるわ。すごく分かるの。何回も考えたわ。でも、恋は盲目ってよく、本当によく分かるわ。」
なんか、ケアが遠い目をしてる。
結構、デスられていると思うけど、兄は兄で良かった、無事で、良かったって、まだ言ってるんですけどね。
、、、キャーキュ領初の離婚ってないよね?
「サージ、なに?なんか私に用事なの?」
なんかよく分からないけど、邪魔なくらい私からサージが離れない。
ケアは、ニヤニヤしてるしね。
ハーッ、なんなのよ、意味不明なんですけど。
そして、驚いたのが洞窟の中。
人が住む屋敷と何ら遜色ない部屋だった。
竜達も、洞窟?家?の中では、人のような姿になる。
力の差なのか、時々鱗や顔が龍だったりとバラエティ豊富ではあったけど。
個人的には、ソレはそれで楽しいけどね。
また、この洞窟は中に入るとすっごく広い。
今回のメンバーがそれぞれの部屋を与えられても、まだまだ部屋数には余裕があるように見えた。
今は、会議室みたいなとこに全員集合している。
「ユア殿。元々魔族領に直接行く予定を、龍の里によることにしたのはなぜだろうか?」
皆も同じように思っていたのか、代表としてリザートマンが質問する。
皆の視線が、眩しいわ。
「誤解されてるようだけど、私の意見ではないわ。黒さんの考えなの。多分、黒さんの仕える女神様の考えなのかなって今は考えているけど、答えはどうなのかな?」
部屋の入口に女神様と、その後ろに黒さんがいた。
こう見ると、神々しいんだけどなぁ。
残念すぎるわ。
『フフフ、ユア殿の言う通りじゃ。妾が、我が使徒にたのんだことじゃ。』
皆も薄々は分かっていたんだろうなぁ。
そんなに驚いた者は居なかった。
「なぜ?とお聞きしても?」
『もちろんじゃ。元々、この世界を管理しておった女神は、まだ女神になって月日の経っておらなんだ。初めて任された世界でもあったからのぅ。気持ちも分からぬ訳では無いのじゃが、落ちし神になったら引き返せぬ。』
「落ちし神になり、私達に害を与える以上この世界の住民の敵です。神々ほど達観は出来ません。」
お〜、サージカッコいい。
兄よ、いい加減私から離れてケアの元に行け。
、、、サージも居るけど、イケメン二人に囲まれても嬉しくない。
要監視対象、そんな言葉が頭に浮かぶわ。
『もちろんじゃ。、、、あの者は、恋に破れのじゃ。』
「「「は?」」」
なに、急に話の内容が美味様な響になってきましたけど。
『我が夫に恋心を持ったようじゃ。妾が言うのもなんじゃが、趣味が悪いの〜。』
「は〜?夫?女神様の夫。多夫一妻?でも、どこに惚れる要素があったんですか?何一つ、無いようにしか、、、。」
『オ〜ホホホ、フェンリル同様、失礼な子じゃのぅ。お主達は、使徒と神の関係を本当の意味で理解してはいないであろう。』
ん?使徒と神様の関係?
侍従関係?馬鹿親子?
なんだろう!
よく知ってる使徒と神様が酷すぎてよく分からなぁ。
『ユア殿の考えは、置いておくのじゃ。』
「使徒様は、仕えし神が造りし神。神様を代行して遣えし神様の世界を直接守りしもの。というのが、この世界の定説ですが?他の意味合いもあったのでしょうか?」
お〜、兄が復活している。
号泣していたのが嘘みたいに、マトモだ。
ケア、感動したよう顔をするな。
本質は、、、どっちだろう?
こっちがいいな、妹としては。
『あるな。今回の落ちし神も、それ故、落ちたのかもしれぬ。』
「落ちた訳ですか?、、、神が、神を捨てる理由。私達には、想像もつきません。」
女神様が、兄の言葉に頷く。
『妾のにも、使徒はおる。ここにいる黒竜が、そうじゃ。我が夫には色々思うとこもあるのじゃが、自分の使徒が愛おしい気持ちはよく分かるのじゃ。まっ、行き過ぎとるがの。そなた達は、使徒についてどのように伝わっておるのじゃ。』
皆が一度見を合わして、頷く。
兄に代わって、サージが今度は話しだす。
確かに、短いスパンで人生を終える人より、長命であるエルフの方がいいように思えるもの。
「使徒様は、神様が造られし神。仕えし神様の世界を守りし者。造られし神様の神力が強ければ強い程に比例して、その使徒の力は決まる。、、、そんなとこでしょうか?」
女神様が、頷いた。
満足いく答えではあったようだ。
『正解じゃが、もう少し詳しく言うなら、使徒の産まれ方が、もう一つあるのじゃ。』
「もう一つですか?」
『そうじゃ。一神が造った使徒が大半を占めておる。が、あのフェンリルや我が使徒は産まれ方が違う。』
「どのように?とお聞きして良いのでしょうか?」
『妾から話しているのじゃ。問題はない。、、、この者らは、妾と夫の子供でもあるのじゃ。この場におる者達と同じ意味での子供じゃ。』
私達に衝撃が走った。
特に、私の衝撃は半端なかったわ。
なぜかって?
馬鹿親子が、本当に馬鹿親子だったから。
えっ?すっごく嫌だけど、エルの一部から出来た私は、すっごい遠いけどあの神と親戚何でしょうか?
嫌なんですけど。
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