竜の里への道①
なんとか森に戻って来ました。
話しが長くなり、次でも里に着けてないかも。
応援よろしくお願いします。
「黒さん、竜の里はまだですか?」
私は、ユニコーンさんの背中から話しかける。
確かに、自力歩行をしてない私が文句を言う資格はないかもしれない。
でも、キャーキュを出発してから3日は経った気がするんですが、本当にこの森広いのね。
≪すまぬな。普段は本来の姿で空から出入りしておったので、歩きでの感覚では遠かったな。≫
「いえ、ユニコーンさんの背中に乗ってる私が、我儘を言ってしまってすみません。」
≪黒、ユアをイジメたら、メッなの〜。≫
「おだまりなさい、この馬鹿エル。」
≪黒〜、ユアがユアが僕をいじめる〜。≫
≪は〜、少し落ち着きなさい。姿に引っ張られるのか、元々そうだったのかは分からぬが、少し幼くなったようですね。≫
黒さんの言葉にエルってばショック受けてるんですけど?
受けてることに、驚くわ。
なに?あなた、ひょっとして自分の子供のような態度に気づいていなかったの?
そこに、驚くんですけど。
「あら、ユアは知らなかったの?」
「ケア、何を?」
「竜の里は、基本竜以外を拒絶するのよ。」
何じゃそれは?
里が拒絶って、里に意思があるの?
聞いたことないんですけど。
「そっか、ユアは知らなかったんだな。私達森の住人にもよく分からない仕組みなんだが、竜の許可なく里への侵入は出来ない。だから、俺達も初めての訪問になるな。」
サージ達エルフでも無理だったのか。
、、、というか、元々私はエルフと獣人の里以外行ったこと、というか行く事を許可されたことないなぁ。
≪成る程そう解釈されていたのか。成る程、外の意見は新鮮で面白い。≫
≪違うの〜、ユア、間違いなの〜。竜の里に行けないのは、単に今のこの世界の管理者が我儘なの〜。僕は、会いたくないの〜。ひどい神なの〜。い〜だ。≫
エル、微妙に解りにくい解説ありがとう。
少し黙っていてもらえたら嬉しいな。
≪ユア、冷たいの〜。ひどいなの〜。黒〜、僕可哀想だと思うの〜、慰めて〜。≫
すごい、育児のプロかしら?
黒さん、あなたをエル担当の飼育者として採用したいわ。
ついでに、神の飼育もお願いしたい。
≪ユア殿、飼育?しかし、どっちみち無理だ。エル殿でも手に余るのに、最高神には何も出来ない。、、、お断り致します。≫
「≪なんで〜?≫」
いや、エルお前が意見するでない。
というか、私の心の声は黒さんにも聞こえているのか。
ヤダ、レディとして恥ずかしいわ。
≪≪レディ?≫≫
完全に話がそれてしまった。
話を戻さなくては!
「えっと、何の話してたっけ?」
「ユア、兄として少し悲しいな。、、、竜の里への出入りの話だ。」
「そうそう、で、竜の許可で里に入れるわけではない?」
≪そうだ。なんと説明してらよいか分からぬが、一頭の竜の許可、力では元々里に入れぬな。≫
あら?森の住人達が驚いているわ。
ということは、許可云々は森の住人の間では定説なのね。
「お話を折るようで申し訳ないが、森の住人の一人が竜の背に乗って竜の里に入れた、という言い伝えは間違いだったのだろうか?」
「確かに、私達の里でもそう言われているな。」
ケンタウロス、リザードマン達が質問してくる。
≪ん〜?あれ〜?僕の記憶では、誰も里に侵入してないけどな〜、あれ〜?寝てた〜?≫
エルの記憶にはないのか。
うん、問題ないな。
普通に興味なくて忘れているパターンでしかない気もするし、やはり、問題なし。
≪ユア〜?段々と僕の扱い酷いなの〜。≫
「エルを知れば知るほど、もっと酷くなると思うわ。」
「ゴホン、話を戻させてもらうが、黒の使徒様。森の言い伝えは、誤りなのでしょうか?」
サージも黒さんに、質問する。
≪、、、いや、多分、なんというか、、、誤りではなく、
事実ではあるんだか、、、≫
珍しい、黒さん言い淀んでますけど。
≪あ〜、分かった〜、ユア、僕はわかったよ〜。≫
「よし、少し静かにしていようね、いい子だから。」
≪ぶ〜、なの〜。正解分かったのに〜。その竜が黒で、背に乗ってたのは我儘神なの〜。間違ないの〜。大正解なの〜。≫
「「「「「は?」」」」」
エルの言葉で、皆が黒さんを見つめる。
ため息をつきながら、黒さんも答えてくれた。
≪正解。≫
≪やっぱりなの〜、ユア、僕を褒めて〜。≫
待て待て待て。
竜の背に乗っていたのは、神だったって、神話?
神って、この世界に具現化出来るの?
、、、やだ、エルが増えるじゃない。
困るわ。
≪簡単には、というか普通は神の具現化は出来ない。力のバランスが崩れるからな。しかし、この世界は先程も話した通りに、強化されている。最高神とその使徒によって。つまり、神の具現化は他の世界よりは、発生できやすい。、、、残念ながら、最高神も多分具現化出来ると思われる。ま〜、長時間は無理だと思うが。、、、周りの神々も止めるとは思うが、、、≫
「なんと、神様が来られていたのか。」
「なんということだ。」
「この世界の神様が、、、」
私以外の皆が、よく分からないけど感動している。
竜、黒さんの背に乗ったのが森の住人でなく、神様でその姿を確認できた先祖さんに、感動しているのかな?
いや、よく考えて。
今さっき、ケアが黒さんの背に乗ってましたけど、無かったことになってませんか?
多分、黒さん気分次第で背中乗り放題な気が、、、。
≪ユア殿、さすがエル殿の愛し子。、、、大変、失礼な発言が似ておられるな。≫
ため息混じりに暴言吐かれましたけど。
エルには似てません!
全く、似てないんだから発言の撤回を求めます!
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