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黒竜、来る

今回は、少し短めになりました

宜しくお願いします。

「ねぇ、エルは竜種に知り合いとかいないの?」


母の指令、もとい発言によって明日からの来客の担当が決まった。

母は、勿論いつでも対応できる様にフリーになった。

父は、帝都からのお客のお世話に決定。

父の意見は、誰も聞かなかった。

まっ、自分で招待したんだから、最後まで責任をもってもらいましょう。

、、、皇族が問題を起こしたら、速攻でお帰りいただくわ、父の護衛もつけて。


軽い話し合いの結果、私は竜種の担当になったのよね〜。

竜か、カッコいいな。

今回は、黒竜さんが参加するみたい。


≪ん?ユア、お世話係なの〜?≫

「そうそう。で、竜種の担当になったんの。今回は黒竜さんがくるみたい。」

≪黒竜〜?ヤダヤダなの〜。≫


ん?エルが、また我儘モードになってる。

あれ?

黒竜さんと、知り合いなのかしら?


「知り合い?」

≪ん〜、知ってるの〜。≫


どうやら竜種は、色によって力関係が違うみたい。

強い順で言うと、黒、白、赤、青、黄色らしい。

色で極端に言うと種属が違うから番うことも普通はないらしい。

時々、色を超えて番う物たちもいるらしいけど、殆が子には恵まれないらしい。

元々、子供が長寿ゆえに出来にくいから無理もないかもね。

そうか、今回来るのは最上位の竜が来るのか。

お世話係変更してくれないかしら。


エルも使徒として、神様に直接創られた者ではあるけど、驚くことに竜種の中では公然の秘密だったらしいけど、黒竜が使徒様らしい。

だから、私達が黒竜も他の竜と同じ様に何頭かいると勝手に思ってるだけで、黒竜に限っては一頭しか存在してないらしい。

は?何で我が領土に来るんだ?


≪知らない〜。え〜、黒来るの?来んなって言ってこようかな〜。ユアもイヤだよね〜。≫


おかしいわね。

拒絶の仕方が、神様の時と似ている。


「エル、黒竜さんが来ることに私は、反対してないわよ。というか、何かあるなら始めに話しておいてね。」

≪ぶ〜、なの〜。≫

「話してね。」


エル曰く、この世界の担当している神様の使徒が黒竜さんらしい。

力では別に負けないけど、エルって不法侵入者みたいなもんで、この世界にいない存在らしい。

姿表すのは、本当に時々なら大丈夫だけど、ずっといるのには迷惑メールらしい。

けど、エルと例の神様が上位だから直接文句を言えないらしい。

この世界を創りし神様も上位らしいけど、我儘神様とエルはその上をいくんだって。

上位の神様の創りし世界だから、エルが存在出来るらしいんだけどね。

本当に迷惑な師弟だな。

、、、私のせいなのが、嫌なんですけど。


≪黒が来るのや〜なの〜。断固、反対なの〜。≫

「分かった。」

≪分かってくれたの〜、ヤッた〜。≫

「黒竜さんのお世話は、エルに任せましょう。」


そうよ、使徒は使徒同士でいればいいのよ。

お互いに無礼を働いても、何の問題にもならないわ。

私は、、、出来る仕事を探そう。

きっとあるわ、体力勝負の仕事は除外してもらおう。

私は、自分の案に満足していたんだけど、エルは違ったみたい。

一瞬、言葉が出なかったみたいなんだけど、復活してしまった。

何なら黒竜さんが、到着する迄そのままでよかったのに。


≪無理なの〜、絶対に無理なの〜。ユアの願いは聞いてあげたいけど、それは無理なの〜。≫

「なんでよ。使徒同士、仲良くしなさいよ。」

≪だって、他神の縄張りにずっと居ついてるの〜。≫

「は?」

≪でも、僕の愛し子がこの世界の輪廻から外れないから、仕方ないのに〜。≫


それから、延々と、エルの語りが続いた。

ケアのとこ行って、私も美味しい紅茶を頂こうかしら?

多分、居なくなってもエル興奮してるから、しばらく気づかないと思うんだけどな。


私が、ケアの部屋に行こうとすると、部屋にもう一人急に姿を表した。

20歳ぐらいなのかな?

すっごいイケメンなの。

黒目に黒髪なんだけど、漆黒みたいな綺麗な黒なの。

あら、美形には慣れてるつもりだけど、やはり、タイプの違う美形は目の保養になるわ。


「って、ちが〜う。誰?えっ、不法侵入?ちょっとエル、」

≪ギャ〜、黒、来た〜。≫

≪やはり、エル殿起きていましたか。≫

≪黒は、竜の里に帰れなの〜。≫

≪一応、話し合いに来た客人ですよ。≫


いくら、客人でも玄関から入ってきてもらいたいわ。





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