ティーサロンでの一服
話しが少し長くなりました。
楽しく読んでもらえると嬉しいです。
我が家のティーサロンは、基本は家族以外の人との同席はないけど、ケア(兄の婚約者だったけど)とサージは屋敷に居たら参加する。
外部からのお客様は、立入禁止。
というか、森の住人で有効的な者は同席するから、人が嫌だったのかな?
我が家の騎士団が守りに立つから、中々この部屋には到着出来ないけど、もしかいくぐって到着出来たなら、多分刺客とかでないなら一緒にお茶を飲むと思うけどね。
今のところ、一人も突破できた者はいないけどね。
突破出来そうな者達は、最初から部屋にいるし。
私達がティーサロンに到着すると、やはり両親、兄、サージは、ゆっくりと紅茶を楽しんでいた。
多分、あれはケアが里から持参した紅茶だと思う。
エルフは、繊細そうに見えるだけで結構大雑把なのよ。
ココだけの話、母はスゴく不器用なのよ。
逆に獣人は、エルフとは逆で細かくて細部にまでこだわりがある。
だから、紅茶にしても工芸品にしても完成度がスゴい。
母もサージも、エルフなのでケアの紅茶が大好きなのよ。
さっきも言ったけど、エルフの里では味わえない紅茶だからなぁ。
見た目は、繊細な細部にまでこだわりをもってそうなエルフなのに、残念すぎる。
「お父様、只今戻りましたわ。お顔がボールみたいで場を和ませてくれますわね。」
私の挨拶に納得いかなかったのか、父が大きな声で反論する。
やめた方が、いいと思うよ。
隣に母がいるもん。
「ユア、お前の侍女はひどいぞ。俺を簀巻きのように巻いて、ベットに放置したんだぞ。俺だって役に立とうと思って頑張っていたのにひどいぞ。」
「は〜、私に文句を言われても。」
「いや、ユアの侍女だろう?」
「お父様、ミトは私の侍女ではありますが、主人の私よりお母様を第一に動く傾向がありますので、お母様に文句をお願いします。」
父が母の方を、ギギギって壊れたブリキみたいな動きで見た。
父の視線に気づいたのか、母は美しい顔で微笑んだ。
「何か?問題があったかしら?」
「いや、俺は仕事をしてたのに扱いがだな、」
「仕事?帝都の人間を、今回の話し合いの場に呼んだ愚策のことかしら?」
は?話し合いの場に呼んだの?
いらないでしょう。
今まで通り、結果報告でいいじゃない。
ヤバい、母の笑顔がヤバいことになってる。
「私の話を聞いてましたの?私は、話し合いの場に呼ばないと言いましたわよね。今まで通り、なんの協力も出来ないのに、その場になぜ呼びましたの?」
「来たいと言ってたから、まっいいかなって。、、、すみません。」
父は、母の笑顔を見て固まった。
妻に土下座する夫って、我が家では見慣れたこうけいではあるけどね〜。
アホだ、アホだとは思っていたが、ここまで脳筋で領主の仕事、、、サインだけか。
「お母様、帝都の貴族がくるのかな?」
私の質問に、母はほほ笑みながら答えてくれた。
「多分、皇族が話し合いに参加したいらしいわ。」
「「「「え?」」」」
父よ、どういうことよ。
ただでさえ、森の住人でも緊張すると思うのに、関係ない部外者は排除しなさいよ。
というか、森の住人不参加になるのでは?
今まで発言を控えていた兄が、ミトに話しかける。
「ミト、父上をとめなくては、、、」
「お言葉を返すようですが、最善は尽くしました。阿呆な領主の尻拭いは、自由過ぎるお嬢様より厄介な仕事です。」
「いや、責めてはないけど。もう少し早く監禁していれば。」
「ユキア様、この私が奥様からの仕事に手を抜いたことが、今までにありましたか?お嬢様からならともかく、奥様からの仕事です。これ以上は、無理でした。奥様、ご期待にそえず、申し訳ありませんでした。」
ミトが、母に頭を下げる。
いや、ミトよ、私の指示にも母と同じくらい従ってくれてもいいんですけど。
「ミト、貴方はよく頑張ってくれました。何もしない、いえまだ愚策をする前では領主を監禁できなかったんでしょう。」
母の言葉に、ミトの顔が輝いた。
扱いが違いすぎる。
「ミト、また今回のような事があれば、変な事をしていなくても監禁して大丈夫。いえ、被害が出る前に行動をしなくてはならないの。」
母の言葉に、父は顔面蒼白になり、ミトは笑顔が弾けた。
「お任せ下さい。」
ミト、母が屋敷を出た瞬間から行動にうつすな。
あれ?兄までケアを見て震えているわ。
ケアも笑顔が眩しい。
「さて、本題に入りましょう。あら?今更ですが、使徒様のお姿がないわね。どうなさったの?」
「話し合いに興味もないし、私の周りも心配ないから部屋で寝るって。」
「そうなの?」
私は頷く。
私も来ると思ったけど、エルは面倒くさいって来なかった。
護衛の心配もないからだとは、思うけどね。
「さて、今回は残念ながら、我が領以外の人間が参加します。身の程をしらない者達ですので、大変不愉快になると思いますのでフォローをお願いしたいですわ。」
「伯母上、我らで大丈夫でしょうか?」
そうよね〜。
エルフも獣人も差別対象の恐れがある。
本当に腹ただしい。
「あら、完璧に頑張らなくて良くってよ。邪魔なら強制的に帝都に戻って頂けるように、話しはつけていますから。ただ今回は、竜種も参加していただけます。」
「「「「「竜種?」」」」」
「え〜、落ちし神の話しですから、興味をお持ちになったみたいで、里から出ておいでになるそうです。わかりますか?竜種と特に人間を近づけさせたらいけません。」
「「「「「勿論です」」」」」
いや、父よなぜ一緒に返事をしている。
「、、、旦那様は人間の世話をお願いしますね。」
「え?俺も竜種がいい!」
「、、、お願いしますわね。」
「はい。」
完全にカカア天下だな。
エルにも協力してもらおうっと。
父をとめるのは私には無理だしね。
しかし、ケアもサージも母がいると大人しいな〜。
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