母のお出迎え
森から出てきました。
ようやく、領内へと帰ってきました。
「ユア〜、お帰りなさい。」
帰ってきました、キャーキュ領。
領内に入ると直ぐに母のお出迎えがありました。
我が母ながら、美しいです。
髪や、目等の色彩は私達と同じなんですが、今日は耳が、耳が尖ってます。
、、、エルフやん。
エルフそのものやん。
「お母様、耳が、、、」
「ん〜?あら、イヤだわ。忘れてた。」
そう言うと、耳のトンガリ君無くなりました。
どういうこと?
は?母は、エルフだったんでしょうか?
というか、母と同行していた騎士達もおどろいてないし、皆知っててたの?
私は、バッと兄を見た。
兄よ、目を逸しても駄目よ。
「お兄様?お母様は、いつからエルフになったんでしょうか?」
駄目だ、片言の発音になってしまった。
どうしてだろう。
兄を人身御供に、皆私は何も知りません感が半端ないんですが。
周りを見て、諦めたのかため息交じりに話し出した。
「、、、多分、ユアが産まれた時からかな?」
「は?お母様、エルフでしたの?」
「オーホホホ、いやだわ。人間がエルフに変わることなんて、、、あるわね。ユアなら、なりそうだし。」
ヤダ、お母様半分以上聞こえませんでしたよ。
笑い声が一番響いていました。
「私、知りませんでした。」
「だって、旦那様が隠した方が面白いし、、、いや、ユアの為になるだろうって言ったの。」
「何それ?」
「う〜ん、しばらく様子見てたら私達の子とは思えないほどの鈍臭い、ゴホン、軟弱、ゴホン、、、激弱?。」
「母上、か弱い。」
「そうそれよ。か弱いから、多分神獣様の愛し子の可能性が出てきたのよ。愛し子は、伴侶の種族に変わるっていうのは言い伝えで伝わっていたのよ。だから、獣人でも他の種族でも自分で種族の垣根なく選んでほしかったの。私がエルフ、領民が獣人との混血では、他の部族を選ばないかもしれない。そうなると、また文句が出るから貴方が、使徒様に出会うまでは、皆で隠そうって決めたの。」
成る程ね。
、、、いや、気づいていたけどね、母がエルフだって事以外は、普通気づくから。
ま〜、気持ちだけありがたくもらっておこう。
今思えば、脳筋のパワフルな父より母が強かったかも。
「ところで、いつ使徒様を紹介してもらえるのかしら?」
「あっ、忘れてた。エル〜、ちょっと来て!」
キャーキュ領に入ってから、流石に私も自分の足で歩いています。
直ぐに、母が現れましたけど。
で、私がユニコーンさんから降りたら、直ぐにエルが来て、ユニコーンさんに文句言いつつも、私の運び方(私は荷物か)を伝授されていた。
いや、普通に速度を抑えてくれたらいいんだけど。
私の呼ぶ声に反応して、エルが、やってきた。
≪なに、なに〜。僕も、ユアを運べるよ〜。乗るの〜、いつでも、大丈夫なの〜。≫
「流石に、領内はじふんで歩けます。」
≪なんで〜、乗ってなの〜。≫
「、、、エル、私の母よ。今判明したけと、エルフだったみたい。お母様、こちらが使徒には見えないけど使徒らしいです。基本、性格は赤子と一緒だと思って礼をかいても、気にしないであげて下さい。」
私の説明に、母は納得して、エルは納得出来なかったようだ。
的確な説明が出来たと思ったんですけど、エルがすごく不満そうにしている。
「お初にお目にかかります。元エルフの姫をしておりましたが、縁がありこのキャーキュ領の領主の元に嫁いできました。」
ん?姫?
誰が、姫なんだ?
「ユア、父上の姉君だよ。本当に知らなかったんだ。姫は、血族だから呼ばれているわけではないけどね。」
「サージ、領民達、領主一族が森の方々と親戚になるのは知っていたわ。ただ、お母様がエルフで姫だって知らなかったのよ。ん?姫って長の娘ってことではないの?」
サージの説明によると、エルフ族の姫は血族ってだけではないらしい。
長の娘でも姫ではない場合があるみたい。
姫とは、時期長を産む可能性が高い女性につけられるみたい。
だから、母は今の長と兄妹でなければ選択肢なく長の妻になっていたらしい。
ということは、父との婚姻も普通は認められないけと思うんですけど。
ま〜、あの母が言い出したから無理でしょう。
あんまりよく知らないけど、押しかけ女房って奴だったみたいだし。
あら、兄もそうね。
なに、この一族はヘタレなのね。
「使徒様、ユアの速度にあわせていたは、今日中に領都には着かないの思われます。」
「お母様、そんなに急いではないと思うけど?」
「ユア?森からのお客様をお迎えする準備が母にはあります。」
「なぜ、ここに来たんですか?準備をしていて下さい。残ってるのお父様?」
ヤバい。
あの父は無理だ。
母よ、何故に迎えに来たんですか?
「フフフ、勝負して私が勝ったのよ。一応、最低限であの人にも出来る仕事を振り分けてはきましたけど、心配なので早く帰らなければなりません。」
母よ、一人では帰城して下さい。
一人でも、安心してお見送りできます。
何なら兄を同行させますけど。
「あらあら、思っていることが顔に出ていますよ。貴方は、お父様に似たのかしら?」
「え?嫌ですけど。にてませんけど。」
「そっくり。でも、一緒に帰りますよ。」
私に決定権はなかった。
姑になるからかしら、ケアは大人しかった。
兄も、サージも大人しかった。
全く、助けてもくれないし役に立てないな。
森の中ではないので、エルの背中に乗りました。
抑えても速かった。
でも、私以外の方々は普通に走って着いてきていた。
私以外、皆変なんですけど。
懐かしい領都には、夕暮れ時には着きました。
もう少しゆったりと私は、移動したいです。
数多い小説の中から選んで頂いてありがとうございます。
良ければ下の星マーク いいね を押して頂けると嬉しいです。
ブックマークへの登録も宜しくお願いします。
作者のモチベーションが上がります。
投稿を続ける力になります。
他にも短編も投稿しております。
よかったら読んでいただけると嬉しいです。




