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森の道

ようやく、新しい章に入ります。

楽しく読んでいただけると嬉しいです。

こんにちは、エルの眷属さん。

また、よろしくお願いします。


そう、忘れてはいないけどキャーキュ領に帰るにも森を歩かなくてはいけない。

今回は、時間もあまりないから最初からエルの眷属、今の姿はユニコーンさんに跨っております。

え?エルに乗る約束ではって?

はい、無理でした。

テンションが上がりすぎて、怖かったです。

魔法で落ちないようにはしてくれているいたみたいなんだけど、速さが凄かった。

前の経験から、飛び跳ねることはなかった。

なかったけど、目が回りましたわ。

もう緊急事態がおこらない限り、お断りいたします。

え〜、エルさんはまた拗ねておりますが、トライした後なので、前よりは可愛いものです。

フフフ、ユニコーンさんイジメたら、許さないんだからね。


≪僕も、乗せたいの〜。ユアは、軟弱すぎなの〜。代わりにケア乗せたら、喜んでたの〜。≫


そうなのです。

あら、姿が見えないな〜って軽く考えていたら、ケアを乗せて練習をしていたらしい。

、、、なぜに、獣人を選んだ?

せめて、男性でも我が領内の人間の騎士を選んだ方が良かったのでは?

いや、駄目だ。

あの人達からも、ケアと同じ匂いがする。

努力は認めても、普通に私を乗せているユニコーンさんに聞けばいいのに、変にライバル心持っちゃって聞けなかったな。


「可笑しいわね。ユア、一段と鈍くさくなった?」

「失礼ね。なってないから。」

「そう?あれくらいの速度で音を上げては、獣人の里の子は勿論、キャーキュ領の子供にも負けてるわよ。」


く〜っ、皆して人外のメンタルなんだから。

考えてもみてよ。

馬の疾走よりも速く移動されて、私の目にはいつ当たるか分からない森の木々達が立ちふさがっているようにしか見えないのよ。

恐怖でしょう?

、、、諦めよう、今回は特にそれぞれの里の精鋭部隊。

私の一般常識は、通じない。


「ともかく、私はこのユニコーンさんのゆっくりとした速度でないと無理なの。」

«主よ。代わりましょうか?»

「は?無理だから。何言ってくれてるのよ、ユニコーンさん。」

«しかし、愛し子様。主の御心を考えますと、、、»

「は?なに。エル、私に文句あるの?」

≪僕は、ユアを乗せるの〜。僕の役目なの〜。≫

「チャンスを与えて、失敗した者には敗者復活戦はないわ。、、、緊急時だけお願いします。」

≪«緊急、、、»≫

「ア〜ハハハ、ユアには使徒様も形無しですね。今回は、エル様と私の負けです。でも、安心して下さい。敗者復活戦は、何としても実現してみせます!」

≪ケア〜。いい子なの〜。ありかどうなの〜。≫


当事者の意見を尊重しようよ。

あのコンビは、私にとってマイナス要素が大きい気がする。

ため息をついていると、兄が話しかけてきた。


「すまない。ケアをとめるのは、難しい。まだ、ユアにバレてない時は猫を被っていたからなぁ。」

「フフフ、お兄様。」

「なんだ?」

「幸せそうで良かったですわ。お兄様みたいなシスコンに嫁いでくれて、その上、私のことまで良くしてくれる人がいますか?自分でも、どうして気づかなかったのか不思議です。どうみても、義姉はケアでしたね。あまり、隠してもなかった。」

「元々、親友だから変だか、これからも宜しく頼む。友好的とはいえ、獣人が人に嫁ぐのは領外に出ると大変な事も多い。」

「あら、勿論ですわ。あんまり私は役に立たないかもですが、お母様がいますから大丈夫だと思いますよ。」

「、、、」


フフフ、やはり仲良しさん。

いいな〜、私だけの王子様っているのかな?

何?

エルが、駄目な子目線で私を見てる。


「何?感じ悪いわね。」

≪ケアの言う通り、老人になっちゃうの〜。僕は、長い付き合いになりたいの〜。人間は、短命なの〜。選んだのが人間なら仕方ないの〜。でも、今回は期待したから、人間選んだらメッなの〜。≫

「は?なんの話なのよ。」


ため息ついて、エルが離れていく。

何なのよ。

エルの姿を目で追っていると、サージのとこに行ったみたい。

何か、サージに文句言ってるのかな?

サージの顔色が、赤くなったり青くなったり面白いんだけど。

でも今気づいたけど、エルがいると基本、この森も平和ね。

全く魔獣に襲われることがないわ。

ユニコーンさんの背中に乗って、一人楽しすぎなのは気になるけど、私が歩くとペースが落ちるからな。

仕方ない。


「ねぇねぇ、今回の話し合いには森の住人の参加者多いかな?」


私はちょうど近くに来たケアに話しかけた。

ケアは、勿論普通に皆と一緒の速度で歩いている。

羨ましい。

スタイルもいいし、顔も可愛いし、性格も、、、単純でいいのかな?


「ん?聞いてない?ある程度の数がいる種族は、参加するみたいだよ。」

「そうなの?」

「落ちし神関係だからね。無視出来ないってことでしょうね。情報はほしいし、協力体制もしっかりしたいんじゃない?」

「協力体制?」

「ん?だって森の戦闘能力、力?が大きいのは、エルフと獣人だからね。普段は、目の上のタンコブでも、緊急時には協力、もしくは助けてほしいのが本音なんじゃないの?」

「お〜、成る程。」


となると中々な数の方々が、領内に来るのか。

帝都から派遣されて来るであろう人と、問題を起こさないかな?

貴族って、最悪だからなぁ〜。

今悩んでも仕方ないか。

お〜、懐かしのキャーキュ領まで後少しだ。

頑張れ、ユニコーンさん。

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