表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/68

エルフの王子と獣人の姫 

始めての連載小説になります。

温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

応援ヨロシクお願いたします。

「また、そんな草の上で寝てましたね。叱られますよ。それと、一人での行動は駄目ですよ。弱いんですから。」

「大丈夫、大丈夫。ミトが黙っていてくれたら、ばれないと思うの。つうか、弱いと言わないで。で、なんかあった?」


まだ、お昼を食べてそんなに時間が経ってないから一番呼ばれない時間だと思っての私のお庭ゴロゴロ計画なんですが。

いいよね。

お日様のもと何も考えないで、ダラダラするの。

勉強も、礼儀作法もない時間ぐらい自由にしなくっちゃ。

お嬢様も大変なんだから。

息抜きは、絶対必要(私は)


「そうでした。忘れたら怒られてしまうとこでしてた。ユキス様がお呼びでございます。」

「お兄様が?、、、イヤなや予感がするから逃げるわ。」


基本、私には甘々な家族ではあるが、兄は駄目だ。

いや甘々は一緒何だけど、ヤバいのよ。

愛が重いのよ。

ついでに兄の婚約者と一緒になって、私に過保護なの。

兄の婚約者も、何かいつの間にかいたのよね。

不思議よね〜。

初めて?お会いした時も、初めての感じしなかった。

しかし、あの兄が婚約ってびっくりよ。

実はちょっとショックで、泣きました。

でも、スッゴイ素敵な方ですぐに仲良くなったわ。

逆にでかしたって、兄を褒めましたよ。


二人してメチャクチャ強いから、私のこと小動物か何かと間違ってるとは思うのよね〜。

妹の事より、デート(魔獣盗伐)にでも行ってこい。

はーっ、すでにお分かりと思うんですが、激弱なんですよ、私。

知ってますか?

普通、この辺境に産まれたら町娘達でも緊急時には、戦える。

外の騎士になんかにも負けないくらい強いよ。

また、そのように行動出来る訓練も受ける。

それがこの辺境で生きるってことだ。

、、、私も受けた。

頑張って訓練、受けた。


頑張ったんだよ。

、、、結果から言うと、駄目だった。

町娘どころか、お年寄りよりも弱かった。

それも結構ご年配のご婦人だったわ。

すごく優しそうなご婦人だったのに、武器持ったとたん、ヒャッホ~って感じになって驚いたよ。

ここの領民の恐ろしさを、見た気がしたわ。

でも、ここのお年寄りマジ強いよ。

年齢詐称してると思うの。

あんなに動けるのおかしいから。

普通に魔獣狩ってきて、お肉うま〜ってモリモリ食べてるんだよ。

すごいよね。


私は、森にいる鼠の大きさの魔獣にも、負けます。

魔獣かもってだけで、無理。

負ける気しかしないわ。

すでに私は領内の動ける人達には、保護対象になっていた。

私よりずっと小さな子ども達にまで、浸透していて泣けてくるよ。

お姉ちゃんとしての立場は、すでにない。

逆に、妹としての立場ならある。

いらんわ。

すでに戦闘民族の兄を持ってます!


行動が読まれていたのか、逃げ出す前にお兄様が来た。


「ユア、また一人で庭に出て。危ないだろう?何かあったらどうする?庭とはいえ、いつ何があるか分からんだろう。ユアは、蟻にも負けそうなんだが、、、勝てる?」

「失礼な!」

「、、、勝てる?」

「バカにしないで。魔獣の蟻でなければ、負けない。人として負けるか〜!」 

「えっ?魔獣の蟻には負ける?でも、普通の蟻も集団でくると無理なのでは?」

「、、、そうね。勝てる気がしないわ。」

「ミト、本気で屋敷から出さないように監視して。」


出た。

見た目だけはどっかの貴公子かってぐらい整った顔してるのに、妹愛が重すぎて残念すぎる。

勿論、私と同じ銀髪碧眼。

顔立ちは父似です。

確かに私は貧弱だけど、普通の人位の強さはあるはず、多分。

この領土が、可笑しいのよ。


「お兄様、用事があったのでは?」

「そうだった。エルフのサージが来てるぞ。」

「見た目完璧、頭の中はお兄様と同じ脳筋エルフが何しに森から出てきた。」

「いや、出てくるから。後、お兄様を脳筋言わないで。こう見えても」

「だってアイツら、私を虐めるもん。」

「、、、あれは、ユアが喜ぶと思っての愛情表現だから。」

「あれが?虐めでしょう?」

「イヤ。愛だな。」

「、、、」


幼い頃、よくエルフの王子(見た目だけ完璧ね)と、もう一人獣人の姫(エルフと同じ。ただこちらは、モフモフ付きでとても可愛い)と遊んだものだ。

初めての顔会わせで、襲いかかられた。

本人達は、この領土一族の長の娘だから、初めから舐められたら駄目だ、って先手必勝のつもりだったらしい。

アホか。

それでも、自分達の方が負けるかもって思ってドキドキしてたんだって。

アホなのね。

きっとアホなんだわ。

第一、なぜ襲う?

いや待てよ、お兄様なら余裕で勝てるな。

あれ?

脳筋の挨拶は、小手調べからなのだろうか?

変な人達だな〜。

この領土の住人は、幼い子供から、年老いた方々まで強いのよ。

でも、例外もいるの。

今のとこ、私だけだけど。

いや、努力はしたの。

本当に頑張ったんだよ(自己評価)

でも、無理だったんよ〜。

筋肉はつかないしね。

身体を動かすのも苦手だったけど、反射神経だけは良かった。

、、、人並みだった。

で、あの2人?は、流石に反省して謝罪してきたから、寛大な私は許しましたよ。

泣いたけどね。

フンだ。

確かにこの領土の人達の身体能力とか異常だし、何せ戦闘民族ですから。

は〜っ、私は産まれる場所間違えてないかな?

でも大好きな土地なの。

大好きな皆んななの。

フッと記憶なくなってるけどね(多分、気絶してるわね)

普通に、領民の覇気にやられてるみたいなんですけど。


その後も反省したらしいので、普通に交流はしております。

でも、私は1年に一度の挨拶だけで満足なんです。

あの二人、自分達が大好きな場所を見せて上げようぜ、って意気投合したみたいなの。

バカ2人は危機管理能力が低下している私を森に連れて行った。

死ぬかと思ったよ。

いや、あの森は入っては行けない。

本当に怖かった。

確かに、エルフと獣人の王子様と姫様ですよ。

美しい景色や貴重な薬草等を知っていました。

確かに素晴らしかった。

でも、命がけで見なくていいよね。

見たい人もいるかもしれないけど、それは私ではない!

私は、見なくていい。

できれば、お話しは聞かせてほしい。

でも、現地に行かなくても大丈夫。

何度も何度も断っているのに、僕達がいるから大丈夫、じゃなくて行きたくないのよ。

何度、私の悲鳴と失神が繰り返されたことか。

自慢じゃないけどね、私が非力なのは領内でも有名なんだから。

兄も同伴、その時は婚約者は来なかったわね。

結果、過保護なはずの両親達も許可をする。

許可いらないから、そんな許可より一人での買い物を許可してよ。

確かに、帝都に行くのを決める大会だって、皆出なくても大丈夫ですよって言ってくれるレベル。

私が参加イコール帝都行き決定。

兄達が、同伴。

次期領主が半分帝都にいるのは、流石に防衛状よくない。

他の領主は知らないが、キャーキュ領は魔獣との戦いが日常茶飯事だからね〜。

、、、私の大会不参加が領内全ての方々の意見の一致で決定しました。

でも、領主の娘として駄目だって頑張った結果、会場の熱気に気絶。

泣ける。

私が帝都に行くことになった年は、我が領内精鋭部隊が付いてきそうになったから、癇癪おこして阻止してやったわ。 

オーホホホ、普通に話しても聞いてくれないんだもん、みんな。

数多い小説の中から選んで頂いてありがとうございます。

良ければ いいね を押して頂けると嬉しいです。


公爵令嬢ですが国外追放されそうです。ついでに諸国漫遊したいので、家族はついて来ないで下さい。

も投稿しています。

よかったらそちらもヨロシクお願いたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ