表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/68

新たな神の使徒

頑張って書きました。

少し、今回は暗めです。

そして長くなりました。

≪大変だったの〜。でも、ユアにも一緒に居てほしかったけど、僕だけで頑張ったの〜。すごいよね〜。≫


エルが片付けが終わって、屋敷に帰ってきたらずっと褒めてコールが続いている。

おかしいわね。

自分達の後始末をしただけなのに、なぜ私が褒めるの?

褒める理由がないと思うんだけどな。


「ユア、ここは褒めてあげろ。話しが進まない。宴会にも遅れるぞ。」


サージが、小声で話しかけてくる。

確かに、報告という名の話し合いは終了した。

今から楽しみな、夕食という名の宴会が催される。

そして、私は宴会が大好きなのだ。

いいよね〜。

無礼講な感じの、皆が楽しむのがいいのよ。

、、、確かに、この我儘フェンリルのせいで遅れる可能性がある以上、背に腹は代えられない。

仕方ないか。


「あ〜、頑張ったんじゃないかな?」


エルフの皆の目が冷たい。

私なりに頑張ったんですけど。

褒めたいけど、褒めてあげたいけど、何を褒めるのか分からないのよ。


≪わ〜い、ユア褒めてくれる〜。僕、偉かったでしょう〜。≫

「、、、かもね。」

≪ありがとう〜なの〜。フフフ、神は褒められないの〜。僕の勝ち〜、アッカンベーなの〜。≫


皆の目が冷たくても、エルが喜んだので問題なし。

あと、何処かで天候がまた悪化するから、神様の話はやめなさい。

エルフの皆まで、あたりを警戒してるじゃん。

、、、皆が褒め方か可笑しいと思っても、エルが凄く嬉しそうだからいいのではないでしょうか。

やっぱり、問題なし。

さぁ、宴会に行きましょう。

遅刻するなんて、絶対駄目よ。



宴会場に着いたら、でっかい亀がいました。

なんだろう。

普通は怖いと感じるけど、この亀さん何か怖くない。

というか、エルと同じ感じがするんですが、なんでだろう。

、、、会場が外で良かったわね。

この亀さん、10メートルはあるわね。

大きく育つのね。

少し、大きすぎないかしら?

海亀ではなく、陸亀ね。

長寿なのかしら?

甲羅が緑色の何かに覆われているわ。

でも、疲れた感じもするんだけどなんでだろう。


「すまない。最近、保護と言っていいのかわからないが、多分、使徒様ではあるとは思われるが、お仕えする神様が消失されたのか、もしくは闇落ちされたかそれは分からない。だが、使徒様は神様に引きづられずにこの場におられる。獣人の里の皆で話し合いで決定した。それで、我が里に来ていただいておる。報告が遅れて申し訳ない。」


成る程、神様も使徒様も消失する。

人間でいう死だ。

多分、使徒様が先に消失しても神様に影響はあまりないと思うけど、逆は影響ありすぎだと思う。

エルんとこは、愛が重いから精神的にこたえそうだけどね。

でも、引きずられなかった。

すごいよね。

そうか、だから弱々しく見えるんだわ。

だって、この世に留まる為のエネルギーが貰えないんだもん。

人間なら、餓死になるわ。

それでも、使えし神様に反旗したのかな?

おじ様のいう、消失はないと思うけど。

消失したら、そのまま同じ道を行くと思う。

普通の使徒は。

、、、落ちし神。

エルフの里にも関わってきたのが落ちし神。

う〜ん、嫌な予感しかしないけど大丈夫かしら。

流石に別の落ちし神ではなく、同神だと思う。


≪やっぱり、あの元女神なの〜、き〜、ら〜、い〜、でも、亀さんは嫌いじゃ〜ないの〜。≫


エルの声が、聞こえたのかゆっくりと目を開ける。

少し眩しそうにエルを見てから、ポツリポツリとゆっくりと話しだした。


≪これは、エル殿。久しぶりにございます。≫

≪久しぶりなの〜。なんで、天界に戻らないの〜?≫

≪それは出来ませんな。我が神は、落ちし神になりました。その責任は、私にもあると思いまする。天界には、戻れません。こうして、獣人達の好意に甘えながら、時を待っております。≫

≪、、、消失して良しと、逃げるか?そなたがどう思うと、そちには何も非はあるまいに。≫


エルが大人に変わった。

元の姿かな?

でも、多分エルはこの亀さんのこと気に入っている。

ここで、主の罪で消失してほしくないみたい。

よく分からないけど、天界に行けば亀さん消失しないのかな?


「亀さん、天界に行って元気になれるなら、私も行ってほしいかな。だって、獣人の人たちがこんなにお世話しているんだもん。きっと、今まで皆の為に頑張ってたんだと思うし。中には、自分の欲求でしか動かないひどい使徒もいるのよ。親子でも、師弟でもどっちでもいいけどね。両方とも、どうしようもないの。」


私は、エルを見た。

何ならここにいるエルフ達も、エルを見た。


≪なぜ、我の事を見るのだ。我は、愛し子思いだぞ。愛し子を守っているだろう。≫

「、、、私ではなく、貴方と神様の話です。」

≪我は、神よりダイブましであろう。≫

「どんぐりの背比べ。」

≪ひどいの〜。我は泣くぞ。≫

「う〜ん、今の姿で泣いても似合わないよ。」

≪今回の愛し子様は、面白いし方なようですね。フェンリル殿も楽しそうで良かった。≫


亀さんが、ゆっくりと噛み締めるように話す。

まるでもう心残りは、心配事はないかのように。

生への執着がみれない。

多分、愛し子を待ち続けるエルの事も心配してたんだと思う。

逆に、消失することを願っているように見える。

でも、獣人達との今までの何かしらの絆があっんだろう。

皆、悔しそうな悲しそうな顔をしている。


「なぜ、天界に行かないの?」

≪私の仕える神は、落ちし神になりました。私は止めれなかった。命をかけて止めなくてはならなかった。でも、神の気持ちも分かってしまい動けなかった。私の落ち度だと思います。、、、責任を、取らなくてはなりません。≫

「それは、落ちし神が取ればいいのよ。見てみなさいよ。周りをよく見るの。今までどんな交流があったのか、残念ながら私は知らないけど、獣人の方々が必死に亀さんを助けようとしているのは分かるもん。」


私の言葉に驚いたようだ。

そして、周りをゆっくりと見つめる。


≪私は、幸せ者ですね。、、、しかし、落ちし神は、私の事を駒と思っているのでしょう。≫

「は?なにそれ。」

≪本当に、よい思い出を頂きました。、、、今度、お会いする時は私の命を天に返して下さい。≫

「なにそれ、どういう意味?」

≪もう少し、お話ししたかったけれども、、、。獣人の方々も本当に助かりました。心より感謝を、、、≫


亀さんが話している最中にそれは起こった。

黒いモヤが亀さんを覆う。

皆が、サッと戦闘の体勢に入った。

だが、黒いモヤが無くなると亀さんも居なくなっていた。





数多い小説の中から選んで頂いてありがとうございます。

良ければ下の星マーク いいね を押して頂けると嬉しいです。

ブックマークへの登録も宜しくお願いします。

作者のモチベーションが上がります。

投稿を続ける力になります。

他にも短編も投稿しております。

よかったら読んでいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ