表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/68

エルフの里からの出発

ようやくエルフの里篇が終わります。

まだ、話は続きます。

応援宜しくお願いします。

なぜだ?

なぜ再び森の中を徘徊しているのだろう。

目的地があるから徘徊ではないのか。

どっちでもいい。

散策だろうが、徘徊だろうか、目的地に向けての行進だろうが。

私はお家に帰りたい。

今まで、こんなに家が恋しかったことがあるだろうか。

、、、あった。

王都に居た時に帰りたかったな〜。



「エッ、これから獣人の里に行くの?」

「そうだよ。私も勿論、同行する。護衛は、エル様がいるから大丈夫だとは思うんだがな。やはり、エル様だけに負担をおかけする訳にはいかんだろう。」


、、、いや、お家に帰りたい。

負担、なら帰して。

森の徘徊、エルフの里での騒動、プラス天界への移動。

もう十分です。

もう一度言おう、お家に帰りたい。

帰して〜。


≪僕も、獣人の里に行くの〜。僕が、行くならユアも行くの〜。ユアが行かないって言うなら〜。≫

「お〜、行かない?行かないよね。やめる?」

≪無理やり連れてくの〜。グルグル巻きがいい〜?それとも口で咥えるのがいい〜?あとはね〜。≫ 


、、、駄目だ。

この馬鹿フェンリル、行かないという選択がない。

一人、いや一匹で行け。

私を巻き添えにするなら、何処にも興味をもつな。

私の行き方?運び方?の案を延々と話している。

え〜い、うっとうしい子犬め。

半端に力があるらしいから手に負えない。

サージが笑いながら言った。


「ハハハ、ユア一緒に歩こうか?」

「、、、了解。宜しくです。」


エルフの里は、少しこれからバタバタするんだろうな。

まずはおじ様の信頼の回復かな〜。

誘拐されて事件が解決したら、翌日には里を旅立つことになった。

悲しいな〜。

私は、のんびりゆったりとしたくてエルフの里を目指したんだけどなぁ〜。



「ねぇ、結局さ〜、落ちし神はどうなったの?」


エルフの里を囲む山々を横断する時は、仕方無しにエルの背中での移動になった。

行き同様、私への配慮が足りない馬鹿フェンリルだったわ。

一応、歩ける場所に着いたから自力歩行すると言うと、ショックを受けていた。

いや、ショック受けるならもっと私に配慮した運び方を研究してこい。


「正直、何も手がかりがないだ。でも、この森で起きた事はここで生活する者達で、情報を交換することになっている。特に今回は、急を要する。ユアには申し訳なかったが、エルフの里も安全とは言い難い。でも、説明にはエル様の同行をお願いしたい。だがこんな事があった以上ユアと離れるという選択はないだろう。無理はさせているが、頑張ってほしい。」

「分かってる。心配しないで。限界がきたら、エルの背中に移動するしね。嫌だけど。」

「そうしてくれ。」


何かホッしてるな。

そんなに我儘ではない、断じて。

ふ〜、やはり森の中を歩くのは疲れる。

木々がこの森の支配者であるって感じで存在感が半端ない。

エルは楽しそうに、木々と遊んでるように見える。

私達の見える世界と、エルの目で見る世界は違うだと思うの。

鬱蒼とした森だけど、恵みももたらしてくれる大事な森だ。

森には、エルフ、獣人、ドラゴン、ドワーフ等沢山の種族の宝庫でもある。

森から出ると、人が溢れかえる。

一人ひとりの能力、力全てにおいて秀でてはないが、人間の繁殖する力は他の種族の追随を許さない。

そう考えると森は、人間以外を守っているようだ

、、、そうなのかもしれない。

魔獣でさえ、森の住人に思えるもの。

ん?魔獣?


「サージ?」

「何?疲れた?休む?」

「まだ、大丈夫だけど、魔獣の姿を見ないね。もっと森に入ったら襲ってくるイメージがあったんだけど。」


そうなのだ。

エルフの里を出てから、半日以上が経っているが魔獣の襲撃がない。


≪僕がいるの〜。魔獣、逃げ逃げなの〜。僕は強いから、出会わないようにするなの〜。≫

「そうなの?」

≪エヘヘ、スゴい〜?≫


周りではしゃぎながら、付いてきていたエルが自慢げに話す。

そうなんだ。

でも、素材集めとかだとエルがいると駄目ね。

邪魔になるわ。


「あれ?魔獣が近づかないなら、食べ物は果物とかなの?」

≪趣味で食べたいだけで、空気中から必要な物は摂取できるから食べなくて大丈夫なの〜。だから。魔獣がいなくても心配ないの〜。≫

「そうか、一応エルって神獣だったわ。」

≪ぶ〜、一応じゃなくて立派な神獣なの〜。≫


つまり、エルが居たら魔獣に襲われる心配はない。

後は、この歩きにくい森が問題だわ。

木の根っこまで大きすぎて私の進行の邪魔をする。

エルの背なかも嫌だしな〜。

仕方ないけどね、頑張って歩こう。

ん?エルの眷属の小鳥ちゃん達が集まってる。

どうしたんだろう。

、、、話し合い?は終わってその中の一匹が私に近づいてくる。

青色の可愛い小鳥ちゃん。


「どうしたの?何か私に用事かな?」

≪僕に乗るでちゅ≫

「、、、気持ちだけいただくわ。大きさに無理があるわ。」

≪そうでちた。ちこち、まつでちゅ。≫


そういうと、小鳥ちゃんの体が光った。

眩しくて目が開けれない。


≪これなら、大丈夫。僕に乗って下さい。≫


目を開けると、立派なユニコーンがいた。

綺麗なツノまである眩しい立派なユニコーン。

色は純白ではなく、小鳥ちゃんと同じ青色。

って、小鳥ちゃん?


「そっか。姿を変えることが出来るって話していたわね。エッ、乗っていいの?」

≪はい。乗って下さい。≫


ちゃんと体を低くしてくれて、乗りやすくしてくれた。

ここは、チャレンジよ。

エルみたいな動きなら、申し訳ないが直ぐに降ろしてもらおう。


結論から言うと、快適だった。

凄く私を気づかって、ユニコーン酔いもなかった。

始めからエルではなく、小鳥ちゃん改めユニコーンちゃんに乗るべきだった。

やはり、上司があの親子だから、苦労していい子になったに違いない。

頑張れ、小鳥ちゃん達。

げんに、エルがユニコーンちゃんに文句を言っていた。

だまらっしゃい、エル。

私はエルよりユニコーンちゃんに乗って移動するわ。

予定より速く、獣人の里に着いた。

ありがとう、ユニコーンちゃん。

エル、ショクを受けるならもう少し移動する時に私を気にするように。

小鳥ちゃん達に文句言うのは許しません。





数多い小説の中から選んで頂いてありがとうございます。

良ければ下の星マーク いいね を押して頂けると嬉しいです。

ブックマークへの登録も宜しくお願いします。

作者のモチベーションが上がります。

投稿を続ける力になります。

他にも短編も投稿しております。

よかったら読んでいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ