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やめて
どうしてもぼくのこときらいになれないの。
どうしても？
どうしても？
どうしてぼくのことすきなの？
ぼく、化け物だっていわれたよ。
白い髪に赤い目。髪なんてこんなに長くって汚いよ。これから生贄にされるんだよ。ここの神様の生贄に。
君がぼくのことすきになっちゃったら、君もみんなに嫌な扱いされちゃうよ。
ねぇやめなよ。
なんでよ。
ぼくを好きになったって得しないよ。
なんで、
なんで。
どうしてよ。どうして、？
ねぇ。ねぇ...
抱きしめないでよ。優しくしないでよ。
ぼく、慣れてないんだから。
助けるなんて言わないでよ。
ぼくだって、
ぼくだって、
君のこと嫌いになりたい。
普通の子になって、君と一緒に色んなことしたいよ。君と、君と一緒に。
「...ッやめてよ」
お願い。君には何にも心配かけさせたくない。
同じ扱いにして欲しくない。
君には、
普通の子を好きになって欲しいよ。
僕も、
君のこと嫌いになるから。
「...だいすきだから、嫌いになるね。」
大好きだった大嫌いな君へ。
貴方が幸せに生きれるために。
ぼくのことも忘れてね。
